こういう記事を見つけた。
この関野さんのグレート・ジャーニーはテレビで何度か見た。 私も時間と若さがあればこんな旅をしてみたい。 ~~~~~~~~~ ひと: 「日本人が来た道」を歩く探険家 関野吉晴さん 東アフリカで誕生した人類が世界に拡散した道を「グレートジャーニー」と呼ぶ。 逆コースでさかのぼる5万3000キロの冒険行を、10年がかりで一昨年終えたばかり。帰国後、大学教授に転身したが、「日本人の私はどこから来たのか、とずっと気になっていた」と新たな挑戦を語る。 日本人ルーツ説はいくつかある。最近の学説から有力とされる、シベリア方面からの北方ルート、中国大陸から稲とともに渡ってきた道、太平洋諸島から黒潮の流れに乗ってきた道--の3ルートを歩く。 いずれも人類の道から派生して日本列島に達している。やり残した「海のグレートジャーニー」も加える。前回は勤務先の病院を辞めて冒険にかけたが、今回は大学の休暇期間中を利用する。徒歩、自転車、カヌーなど人力だけに頼るのは同様だ。 「行く先々で先住民との交流を大切にしたい。日本人と似たような食材、あるいは生活用具を見つけ、それが日本へ伝承されたものか、単なる相似形に過ぎないのか、などを見分けたい」。各民族のミトコンドリアDNAを採取して、調べる研究もする。 8日にシベリアに飛び、北方ルートをスタートさせた。還暦を迎える09年まで足掛け6年の計画だ。 「体力にはまだ自信があるし、(家に居着かない私に)妻も“こんな人だから”とあきらめてます」と意気軒高だ。 文・清水光雄 【略歴】東京生まれ。一橋大時代から南米奥地を20年余探検してきた。医師になった後も活動を続け、99年に植村直己賞。武蔵野美術大教授。55歳。 毎日新聞 2004年7月9日 1時05分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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