カテゴリ:J【日本】での想い出
久しぶりに女性ジャズ歌手のCDを聞いている。
『JONI Sings』 というアルバムで、これは『JONI Sings songs by Victor Young and Songs by Frank Losser』というアルバムと、『JONI Sings songs by Jerome Kern and Songs by harry Warren』と言う、二枚のアルバムを一枚にした『TWO ORIGINAL CLASSIC ALBUMS ON ONE CD』と銘打ったお買い得CDだ。 JONI JAMES は、昔のポピュラー・ジャズ歌手。 清楚な美貌の白人女性で、とてもおっとり、しっとり、ゆっくりと、スタンダード・ジャズを歌う。 今聞いていても、無条件に、優しく、暖かな、幸せな・・・、気持ちになる。 いろんな好きな音楽の中で、私が『一番くつろげる音楽』と言えば、結局、こういう古き良き時代の米国の白人女性歌手の歌う曲・・・と言えると思う。 なぜ白人女性歌手かというと、ディズニー映画などに代表されるような、不安も悩みもない、ただぬくぬくとしあわせなアメリカ的雰囲気をつくる歌声は、黒人歌手ではちょっと無理なのだ。 黒人歌手の場合、その苦さのある塩辛い歌声に、暗く哀しい歴史の想い出がこもっていて、単純に無条件に幸福気分にはなれないのだ。 ディスコ・クィーンと言われたドナ・サマーなどは、豊かななめらかなハッピーな歌声だから、例外かな? こういう『癒し系白人女性歌手』は、他に : ロースマリー・クルーニー ダイナ・ショア ジョー・スタッフォード ドリス・デイ パティー・ペイジ(テネシー・ワルツ) などがいる。 それぞれCDを持っている。 他に、 ヘレン・メリル クリス・コナー ジューン・クリスティー アニタ・オディー というモダンジャズ系の歌手も、癒し系の曲を歌っている。 私の好きなヘレン・メリルは失恋の唄のスペシャリスト美神だから、ちょっと哀しい唄が多いが、その哀しさの中でもしみじみ・しっとりとした儚い情感があって、結局いやされることになる。 クリス・コナーはヘレンとちがって、ニューヨークかシカゴの優秀な上級秘書を思わせる、ドライで都会的で知的な歌い方。 大学時代は、朝はまずクリス・コナーのレコードをかけてさわやかな気分になっていたので、彼女のCDを聴くと、その大学時代の朝を、懐かしく想い出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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