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私の好きな尾崎放哉の俳句 今日は二日酔いで疲れているので【復刻日記】である 私のブログのアクセスを上げてくれた(らしい)俳句がらみとする 私は2004年の1月から楽天ブログを始めたが、これはその1月の記事である まあ、そのころから俳句には注目していたと言えるかな ―――― ◇ ―――― 【復刻日記】 私の好きな尾崎放哉の俳句 尾崎放哉が好きで、先日「放哉全集 第一巻 句集」を古書で見つけて求めたと書いたが、あれやこれやでまだその本を開いていない とにかく分厚い本で、そこに放哉の俳句がギッシリ詰まっているわけだから、こんなに楽しみなことはないのだけれど、そもそも、放哉が好きになったというのも、放哉の俳句に出会って、瞬時に引き込まれたからだ では、放哉のどんな句に惹かれたかということであるが、特に印象的な俳句を書き留めてあるので、それを下に並べてみる ―――― ◇ ―――― 死にもしないで 風邪 ひいてゐる せきをしても ひとり たった一人になりきって 夕空 ころりと横になる 今日が終って居る 白々 あけて来る 生きてゐた うつろの心に 眼が二つ あいてゐる 落葉掃けば ころころ 木の実 こんなよい月を ひとりで 見て寝る 雀の暖かさを握る はなしてやる 心をまとめる 鉛筆とがらす かぎ穴 暮れて居る がちがちあはす 沈黙の 池に亀一つ 浮き上る ―――― ◇ ―――― 彼の心の中の寒々とした寂寥が、私には、よ~くわかる気がする 与謝蕪村も好きだが、蕪村は文人的な絵画的な俳人だと思う そうして、現代人にも通じるモダンなセンスが、とても江戸中期の人とは思えない この点は、芭蕉との違いと言える 愁いつつ 岡にのぼれば 花いばら 蕪村 これはまったく現代人の感覚じゃないか ―――― ◇ ―――― これからは今日の追記だが だから私の本質は、実は暗く深い内面を持つ、憂愁の男なのである (笑) ・・・と思いこもうとするが、無理かな (笑) だから、小説は書けない体質である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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