カテゴリ:🔴 D 【防衛と安全保障】 改憲・沖縄
ひよこさんはえらい 私の死角 先の記事で、日本自立論、改憲論を旗幟鮮明に書いた さらに msk222 さんの改憲に対する疑心に満ちた (笑) 反論を退けた・・・気持ちになっていた しかし、今になって、私は私が見落としていたある可能性があると気づいた その考えを書いてみよう ―――― ◇ ―――― 発端は、昨日のひよこさんの下記のコメントである ~~~~~~~~ 日本がアメリカの植民地。これ賛成です。 日本の政治家はアメリカの言いなりです。 この状態で日本が軍隊もつと、アメリカの私利私欲のために日本の軍隊が使われそうな気がして、アメリカにノーと言える様にならないと持っちゃいけないのではと思います。 じゃあ、軍隊を持てばノーといえるのではないか? 卵が先か、鶏が先か、ってなります。 ~~~~~~~~ 私は、このひよこさんのコメントに対して、これを受け取ったときには、大いに賛意をあらわしながら、その後の論戦に忙しくて、このコメントを深く考えずに、そのままにしていた 失敗である う~~ん ひよこさんは鋭い 直感だけではなく、ロジックとしても、現実認識としても、いちがいに否定できるものではない ―――― ◇ ―――― 私は、今までこういうことを主張してきた 戦後の日本は今に至るまで、米国に隷属しており、事実上の植民地である 日本は自衛隊を持ってはいるが、交戦権のない欠格軍隊である 実質的に日本の安全保障は、日米安保により日本に駐在する米軍が担っている 自衛隊は、戦力的には世界数位ながら、交戦権が無い専守防衛という特化した存在であり、また法整備的にも総力を発揮することが出来ない、米軍の後方支援勢力とでも言うべき存在にとどまっている 独立国家としては、いつまでも日米安保に依存することは出来ないし、自衛隊も機能しない 速やかに改憲すべし おおよそこのようなことを主張してきた ―――― ◇ ―――― 筋としてはそれでいいと思う しかし・・・である ひよこさんのコメントが気にかかって、考え直してみたら、ひよこさんの言うポイントが気にかかる もう一度書くが、ひよこさんはこう言っているのである ○ 日本はアメリカの植民地同然という認識に同感 ○ 日本の政治家はアメリカの言いなり ○ この「日本の政治家はアメリカの言いなり」という状態のまま日本が軍隊を持つと、アメリカの戦争に日本が巻き込まれる可能性がある ○ 日本はアメリカに対して隷属状態から脱出して「ノー」と言える状態になるまで軍隊を持つべきではない ―――― ◇ ―――― 私が今まで、護憲論者に対して 「日本が軍隊を持つと暴走するなどというが、あなた方は日本国民をそんなに信用できないのか?」 「日本国民の民主化・成熟をそんなに疑うのか?」 と突っぱねて来たことはみなさんご存じの通りである 事実、日本国民は成熟していると思う だから、国民みんなが戦争に浮かれるというような戦前の悪夢の再来は無いだろう それに、もし日本で国民投票をしたら、日本の軍隊が他国を侵略するとか、米軍の作戦に従うとか・・・に対して、大多数が、明確に『反対』をするだろう それは間違いないと思う 日本の国民全体が改憲を境に、反対方向に大きくぶれる可能性はほとんど無いだろう 「日本国民の戦争に対する共通認識」を信頼していいだろう だからこそ、私は改憲をしても大丈夫だと主張してきている ―――― ◇ ―――― しかし・・・である ひよこさんの言う通り、ポイントは日本の政治家である 敗戦国という負い目があるにしても、彼等は総じて米国のイエスマンである 昔のサムライとか、戦時中の死をも恐れぬ勇猛な兵士などとは大違いである だからこそ、戦後の日本は米国に隷属してきたのである そう考えてみると、まさかとは思うが、もし日本の政治家達が、米国に「ノー」を言えず、米国の圧力に負けて、敢えて国民の総意に逆らって、無謀な決断をしてしまったら、日本の軍隊が参戦の方向に向かぬとも限らない 間接民主主義であるから、私たちは、国会議員に政治を預託しているのである 考えてみれば、少ないながらも確かにそこには危険性があるとも言える 政治家が、我々国民を裏切るという危険性である これは見えない落とし穴だった ―――― ◇ ―――― この上は当分、平和憲法を死守して(オイオイ)、状況を見守る方がいいかもしれない (笑) それは冗談で、私は基本的に改憲論を撤回するつもりは無いし、やはりそれが独立国の筋だと確信している しかし、改憲には、こんな問題点もあると言うこともしっかり認識した 国民にではなく、政治家に問題有りなのである ―――― ◇ ―――― 私の改憲論の「死角」を指摘してくださったひよこさんに、お礼をいいたい それに、 msk222 さん あなたが言いたかったことは、こういう危険性だったのでしょうか? もしそうであったのであれば、失礼しました しかし、私は、 msk222 さんが、改憲すれば国民全体が、一般的風潮が戦前のように好戦的になるという危険性の方を主張していたように感じました だから私はそれを否定したつもりです 次回はもう少し、ていねいにご説明いただければ幸甚です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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