カテゴリ:V 【過去ログ 迫田さおり選手 その2】
早いもので、グラチャンが終わったと思ったら
もう土曜日はV.リーグ開幕 明日は順位様相をしてみようと思うが その前に 昨季の結果についてふりかえってみたい ―――― 昨季の不利な条件 ―――― 昨季は、ネットのバレーファン達が 東レの予想順位について * 木村沙織不在では東レは最下位 * チェレンジマッチ必至 などと言っていたが 私は、東レ優勝と予想した しかし 不安は大いにあった それはもちろん * 木村沙織の離脱 これは大きかった 私は、常々、東レの優位性は * 木村沙織 * 迫田さおり の国産の大砲2門が揃っているところにあると主張してきた 事実そうだろう 東レ以外のチームで 緊急輸入の外国人の大砲1門をのぞいて 国産の大砲2門という贅沢なチームは無かった 東レの強さも、ザックリ言って この国産の大砲2門の存在がほとんど と言っても過言ではなかったと思う バレーについて、精密な理論を展開する人もいるが 私は単純 大砲の数で、ほぼ、勝負は決まる と思っている しかし、木村沙織が海外移籍してしまい 国産大砲は、リオ砲の1門だけになってしまった 大砲が2門から1門になったと言う事は 単に、2から1という事だけではなくて 相乗作用で非常に大きな影響があった 木村沙織がいなくなった東レでマークすべきは もう、リオひとりだと言う事は明白である マークが格段に厳しくなった 本来なら、それでは成績が落ちるはずだが それでもリオはがんばった それだけでは無い 肩痛という大問題を抱えながらである ―――― リオのがんばり ―――― その肩痛のために リオの出場機会は減少した * 最初の第1レグは全休 * 第2レグから登場して、最後の第4レグまで 合計、3レグだけの成績 それなのにリオは、 * リーグで日本人選手トップの総得点を記録 しかも、その数字は、もし4レグすべてに出場していれば V.リーグの記録である木村沙織の数字をはるかに超えていた というすごいもの リオと言う選手は 一般に考えられているより、はるかにすごい能力を持っている 私は、本当に感心した ---- 私は、 * リオは木村沙織不在の不利をがんばって、 かなりカバーすると見ていたし * また、優良外国人選手の参加も期待して 東レの優勝を 希望的ではあったが、 予想した 結果は、久光の優勝で 東レは2位に終わった しかも、久光にはついに一勝も出来ずに ---- 私の予想が外れた原因は * 外国人のエンライトが、早々に故障して離脱 * 東レの若手の伸び悩み * 久光の戦力の予想外の充実(とりわけ、長岡選手の台頭) この辺かな 質量共に豊富な久光の物量作戦に敗退(笑) それでも * 東レは最下位 * チェレンジマッチ などと言う意見が いかに的外れだったか? これは、確かだろう 多分、今年も、同じような事を言う人は多いとは思うが ---- 久光には一勝も出来ないままだったが 優勝への最後の望みはあった 最終試合での久光との決戦である 源平の戦いの壇ノ浦みたいなものである(笑) 押されっぱなしの平家(東レ)が 起死回生の戦いを挑む図である ―――― リオ不調の兆候 ―――― しかし 4強が残って、決勝へ進むセミファイナル その段階に入って、リオに変調が見られた これに気が付いて これに触れた人はあまりいなかったと記憶している 私だけだったかな? その変調とは 公式戦では好調に打ちまくっていたリオ そのリオのスパイクに切れが無くなり決定力が落ちはじめた 今から思えば 肩痛がまだ治らないまま シーズン合計1000打数も打ちまくったのだから そのツケが、肩に来たのだろうと思う ---- 当時の私のブログ記事から その兆候を懸念している部分を引用してみる ―――― 1 ―――― 2012/2013 V.リーグ セミファイナル 第一戦 対岡山戦後に書いた記事が下記である ---- * リオはよくなかった 特にミスがあったわけでもないが とにかく、あまり決まらなかった 大爆発がリオの持ち味だろう? どうも、肩の負傷前のシャープなスパイクとは違う 時折、思い出したように(笑)速いバックアタックを決めたが この原因は,私ごときには分からないが 無理に理由を見つけてみると(笑) ・ セッターとの呼吸が微妙に合わない これは昨日から ・ スパイクに「ため」が無い ・ 腕の振りにいつものシャープさやスピードが無い 背後に大きく振りかぶる動作もない ・ 助走が充分取れていないし、助走にスピードも無い 疲れているのか? ―――― 2 ―――― もうひとつ こちらの方は、セミ第二戦 対NEC戦前日に書いた記事 ---- いよいよ、明日は、NEC戦である 勝者が決勝に進出 リオがこの調子だと,勝てるとは断言できない 肩の疲労もある様子 しかし、なんとか、明日はがんばって欲しい 今の東レは,リオにおんぶにだっこなんだから ---- ―――― 3 ―――― もうひとつ NEC戦後の印象である ---- ○ リオは、今日も,調子がよくなかった と言っても、 それでも スパイクで16得点もしているのだから 普通の選手なら、よくやった! というところだが ○ しかし、リオのスパイクに,本当に、いつもの威力が無い やはり、肩痛が、再発していると,私は、思う 他の選手のスパイクと違って 最近のリオのスパイクならほとんど決まる それなのに、 このセミ・ファイナルに入ってからは なかなか、決めきれないのだ ボールのキレも不足 シーズン当初の,棒玉に、かなり、戻ってしまっている そう言えば ◇ 助走のスピードも無い ◇ ジャンプの高さも無い 録画の出だしを見ただけだが 私の懸念はやっぱり当たってしまって 決勝の久光戦でのリオのスパイクは いつものものではなかった それでも 第1セット 第2セット は、ほとんどリオだけが打ちまくって 久光に対抗していたのだが 第三セットになって リオがいくら打っても決まらない状況になった 荒木選手は,この試合で2ポイントのみ 東レの得点源は,リオと荒木と言われていたのに その荒木が,2得点だけ だから、久光もリオだけに集中した 当然だろう ---- あの試合以来 リオは、あたかも二流選手の様に貶され続けた それも * 悪かったのは、たった、一試合だけなのに・・・である * シーズン全体では、車体のカナニに次ぐ 日本人選手トップの総得点を記録したのに * そんな選手は、他に誰もいないのに である ---- しかし、私は、 この試合のリオは、故障だったと思っていた 肩の痛みが再発していたから スパイクにいつもの鋭さ・スピードが無かった いつものリオなら、 相手が全日本の安保コーチを補強して 守備を強化した久光といえども 少なくとも もっと苦戦したはずである まあ、ちょっとグチになったが シーズン開幕を迎え 苦い最後であって昨シーズンを振り返ってみた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.11.28 20:37:20
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