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2014年09月27日 12:11朝まで生テレビのメモ
池田信夫 ゆうべの朝まで生テレビは、元産経の山際さんが吠えまくって話をめちゃくちゃにしたが、大筋ではまともな議論だった。意外なことに、朝日OBと私の意見がほぼ一致した。ポイントをまとめておこう。 朝日の検証記事は、吉田清治の話が嘘だということは認めたが、「強制連行」がなかったとは明確に認めていない。しかし9月11日の記者会見で、●杉浦編集担当は「強制連行はなかった」と認めた。この点について、朝日は改めて訂正し、謝罪すべきだ。 1991年8月の●植村記者の記事には、もとの金学順の話に含まれていない「連行された」という言葉があり、これは誤報ではなく捏造としか考えられない。ソウル支局長が大阪社会部にスクープを提供することもありえない。この点を朝日は説明すべきだ。 捏造以上に罪が重いのは、隠蔽である。特に1982年の●吉田証言の誤報を書いた清田記者が、1997年の特集記事のとき外報部長として、自分の誤報を握りつぶした(当時の若宮政治部長が文藝春秋で書いている)。 今や問題は「強制連行があったかなかったか」ではない。それがなかったことは朝日も認めたが、国際的にはむしろ人身売買が「性奴隷」として問題になっている。この世界の誤解をどう解くかが問題だ。 残念ながら、山際さんが吠えたので、話がそこから先に進まなかったが、韓国政府はほっとけばいいという秦さんの意見に賛成だ。しかしそれだけでは、NYTに代表される世界の誤解が解けない。彼らの指弾するのは人身売買であり、「他の国もやっていた」といってもタブチ記者は聞く耳を持たない。 かといって外務省の考えているようなつかみ金を出したら、状況は悪化する。請求権の問題は終わっているので、政府は何もしないほうがいいが、●朝日は今までの「慰安婦の強制連行」に関する1000本あまりの記事をすべて取り消し、NYTなどの世界の新聞に全面広告を出してそれを謝罪すべきだ。これが朝日の果たしうる役割だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.09.30 01:26:54
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