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記事 失うコストメリット・・・中国製造業はどうすれば生き残れるの?
サーチナ 中国発の世界的不況の発生が一部で噂(うわさ)されるなか、今後数年は中国企業にとって生き残りをかけた厳しい時代となるかもしれない。中国メディアの捜狐は中国の人件費が上昇するなかで、中国製造業はどうすれば生き残ることができるのかを考察した。 現在の中国で人件費が上昇しているのは周知のとおりだ。 ■ 中国製品といえば「安さ」が最大の特徴であり、 その安さを武器に世界中に販売されてきた。 また、中国は外資誘致のための各種インフラを整備したことで、メーカーは中国で生産することでコストメリットを十分に享受できた。だが、人件費をはじめとする各種コストの上昇によってこうした状況は大きく変化してきている。 中国に工場を建設し、中国で生産を行ってきたグローバルメーカーは続々と東南アジアへ工場を移転させている。今後、中国の製造業はいかにして生き残っていくべきなのだろうか。 記事は、中国より人件費の高い国において、製造業がどのようにして経営を維持しているのかを考察。まず例として挙げたのはドイツだ。ドイツ国内の人件費は中国とは比較にならないほど高いため、労働集約型の企業は人件費の安い東南アジア諸国に工場を作って競争力を維持していると紹介。一方、ドイツでは高品質な製品を作る職人は「マイスター」と呼ばれ、社会的地位も非常に高い。ドイツに限ったことではないが、労働集約型の業種においてはコストが競争優位に結びつくため、人件費の安い国で生産を行う一方で、高品質で高い技術力が求められる製品はドイツ国内で生産している。だが、 ■ 中国には「マイスター」のように高い技術力をもとに高い付加価値を持つ製品を作れる人は少数派だ。 中国の製造業の現場では、そうした人材が活躍する場が少なかったためだ。 一方、競争力を確保するための要素は価格や品質だけではない。ブランド力も重要な要素だ。記事は、スペインの一部の衣料メーカーが、フランスで製造することによって「フランス製」の製品として顧客を引き付けていることを紹介。確かに衣料品にフランス製のタグが付いていれば、それだけで魅力的に感じる消費者は少なくない。中国製というタグから受ける印象とは大違いだが、 ■ 現在の中国製には「ブランド」もないことが分かる。 現在、中国製品のなかで、価格が上昇しても購入したいと思う製品がどれだけ存在するだろうか。中国製のタグに魅力がないため、現在は「メード・イン・PRC」と表記するケースも増えつつある。PRCとは中国の正式名称の頭文字を取った表現であり、米国をUSAと表記するのと同じ考え方だ。メード・イン・チャイナのブランド力の低さに対する苦肉の策とも言えるが、ブランドの構築には非常に長い年月がかかる。 中国政府は現在、中国製造業の高度化に向けた取り組みを開始したが、一朝一夕で高度化が実現するものではなく、メーカーの撤退は今後も続くだろう。 ■ 中国企業は東南アジアなどへ工場を移転させることで生き残れるかもしれないが、 ■ 中国国内の労働者は生き残れない可能性が高そうだ。(編集担当:村山健二) ―――― まとめ ―――― ■ 中国は、コスト安の人件費を武器に輸出競争で勝利してきた ■ しかし、人件費その他のコストが急騰 ■ 高品質で高い技術力が求められる製品を生産する能力は無い ■ ブランド力も無い ↓ ■ 技術力の向上は、長期的目標 ■ 短期の対策としては、人件費の安い東南アジアへの工場立地を求めるしかない ―――― 私の感想 ―――― 安い人件費で躍進した中国製造業が、 さらに安い人件費を求めて東南アジアに移転する 実に皮肉 しかし、このレポートの見方は、総論は正しいにしても、偏りすぎ 低い技術力と侮っても居られない 外国の技術のコピーで(新幹線など)相当の実力も身につけつつある それに、装置産業であれば、なおさら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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