カテゴリ:C 【知的生産・情報カード】
記事 「こざね法」の手順 2004年 11月 18日 梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』(岩波新書)に紹介されている 「こざね法」とは、 次の手順でおこなうもの(202-205)。 まず、ある主題について蓄積してきたカードその他の素材を、 小さな紙切れに1枚1項目ずつ短い文で書き出し、 その紙切れを机の上に並べてみる (これで自分の頭の中にあるその主題に関する素材がすべて、目の前にさらけだされる) 次に、その紙切れを1枚ずつ見ながら、 それと論理的につながりのある紙切れをさがし、いっしょに並べる。 何枚かまとまったら、論理的な筋道にそって紙切れを並べ、 端を重ねてホッチキスでとめる。(これが「こざね」) 「こざね」の列がいくつもできたら、 こんどは、その「こざね」どうしの論理的な関係を見てみる。 関連のあるものを集めて、それらをクリップでとめて、 みだしの紙切れを上にくっつける。 最後にこのみだしを見ながら、文章全体の構想を考える。 それをもとに文章を書いて、できあがり。 カードからさらにカードをつくるようで、すこしめんどうな気もするが、 アウトラインがガタガタしている自分の論文の2章と3章について、 ためしにやってみることにする。 まずは3章を明日の夕方の図書館で。 ―――― 私の意見 ―――― 今まで私は,こざね法を絶賛してきたような気がするが(笑) 本当は、めったに使わない(オイオイ) これぐらいは,カードを使わずとも、脳内処理できるからである と言うか、それほど込み入った論文を書く身分でもないので 必要性が少ないのだ また、この、こざね法のやり方が脳内に機能として加われば 極めて有用 立花隆が「KJ法は、頭の悪い人間向きだ」と喝破したが まあ、この言葉にも、かなり納得する部分がある つまり、立花隆ぐらいの頭脳があれば KD法も、カードやラベルを使う事なく 脳内で同様の作業ができるだろうが 立花隆が頭脳明晰であろう事は容易に想像がつくが ただ、脳内ではなく、 ホワイトボードで 小集団と言う共同作業で衆知を集めて作業すると言う事になれば 無意味とは言えない 立花とはちがった視点での成果が当然見込めると思う 私の場合、こざね法に関係して 「知的生産の技術」を読んだのと前後して 米国の学生や学者が使う 「outline processing」 という、 英文タイプライターを使う構造的な文章構築法の技法を知ったので 私は、両者を共に意識して文章を書いて来た まだ、ワープロやPCが実用化されていない時代の事である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.02.20 18:01:39
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