記事 大坂、次戦セリーナに勝てる!
コーチは元女王を“知り尽くした男”
zakzak
2018/03/20 17:05
BNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)でツアー初優勝を飾った大坂なおみ(20)=日清食品=は、次戦のマイアミ・オープン(20日=日本時間21日開幕、米フロリダ州)1回戦で元世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=に挑むことになった。米メディアは接戦を予想しており、十分に勝つチャンスがありそうだ。
セリーナは大坂にとって少女時代からの憧れの選手。4大大会通算23勝を誇るが、昨年9月に長女を出産し、BNPパリバ・オープンでツアー復帰を果たしたばかり。何よりも大坂の実力が世界の頂点に肉薄していることから、WTA公式サイトは「手に汗握る1回戦になる」と紹介している。
しかも、大坂のコーチ、サーシャ・バジン氏(33)は、セリーナの練習相手を8年間つとめた経験があり、セリーナを知り尽くしている。
同氏は現在、テニス界で最も高い評価を受けているコーチの1人で、昨年11月、大坂のコーチに就任。
「そんなに速い球ばかり打たなくていい」
「安定感とポジティブな姿勢を大事に」
とアドバイス。
素早いフットワークと、バックハンドの改良にも成功し、一気に世界のトップと渡り合えるようになった。
大坂が今の調子を維持できれば、元女王を倒しての連勝も夢ではない。
パリバ・オープンで失敗した優勝スピーチをやり直すチャンスも来る。
ーーー 私の意見 ーーー
パリバ大会でのセリーナ vs ヴィーナスのウィリアムズ姉妹対決をDAZNのハイライトで見たが
セリーナは、まだ身体だが重いと言うか、フットワークが戻っていない
ヴィーナスのワイドなストロークについて行けていなかった
大坂なおみの深いストロークと速い打球について行けないと思う
それに、身体のキレが悪い
無理も無いのだが
大坂なおみの突然の驚異的な進化は、新しいコーチ、サーシャ・バジンのおかげだと思う
彼の前の大坂なおみのコーチは、なおみの強打を生かそうと、サーブから3本目までのラリーで勝つようにプレーしろと指示したらしいが、他の識者も指摘しているように、なおみのようなウイナー(決定打)を持っているプレイヤーが、そんなに勝ち急ぐ必要は無い
見当外れのコーチングだったと思う
その点、サーシャがコーチに就任したパリバ大会では、なおみは、勝ち急ぐこと無く、特に角度のあるストロークで早めに勝負することも無く、しばらくはセンター近辺の強いラリーを重ねて、相手になおみの強いストロークで圧力をかけ、相手がなおみのストロークに押し負ける兆候を見せた瞬間、角度のある強烈なウィナーを打たせた
ハレブもカサキナも、ほぼ同じタイプで、多彩なショットと広域なプレイスメントで相手を動かすスタイルのプレイヤーとみたが、なおみは、その強く深いストロークでラリーを続け、彼女達の技を封じた上で、強打で仕留めた
相撲で言えば、巨体の力士が、例えば今場所の逸ノ城が、下手に動かず、相手の技にあまり反応すること無く、丁寧に相手を仕留める
それと似ていると思う
言葉を換えれば、横綱相撲とも言える
強打のなおみにこんな急がない安定性のあるテニスをされては、勝てるプレイヤーはいないのでは無いか?
「毒蛇は急がない」(笑)
私から言わせれば
なおみが、特に強打にリスクをかけること無く、普通のラリーに於いて、相手に負けない、今までと次元の違う安定性を獲得したこと
これが最大の進化
これが出来るようになった以上、負けない