カテゴリ:🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】
ーーー 記事 ーーー 【世界経済】 米国、香港のペッグ制まで揺さぶるか 7/9(木) 13:08配信 国際金融センターとしての香港の地位が揺れている。 米国が国際金融センター香港のアキレス腱を狙っている。 ドルペッグ制だ。 ペッグ制は香港ドルの通貨価値安定性を維持し 金融センターの位置に上がれるようにした一等功労者だ。 そのためこれを攻撃するのは 香港の地位を危うくする決定的な一発になりかねない。 ブルームバーグは8日、 米国政権内部関係者の話として、 トランプ米大統領の側近が 香港ドルペッグ制弱体化に言及したと報道した。 具体的な方法論も提示した。 香港の銀行が購入できる米ドルに限度を設定する方式だ。 米国がペッグ制弱体化という敏感なカードまで手にするのは 香港が米国と中国の新冷戦の最前線であるためだ。 中国が先月香港国家安全法を通過させ両国の神経戦は続いている。 米国は香港に与えた関税優遇などの特別地位を剥奪すると公開的に明らかにした。 これに続きドルペッグ制弱体化措置まで取られれば香港の地位を揺るがしかねない。 香港ドルペッグ制は 機軸通貨である米ドルと香港ドルが 決められた範囲内だけで変動するよう安定性を保障した装置だ。 香港が1983年に施行した制度だ。 米国も香港の中国返還を5年後に控えた92年に 施行した香港政策法でペッグ制を明文化した。 当初は1米ドル=7.8香港ドルで始まった。 施行から30年が過ぎたが、 1米ドル当たり7.75~7.85香港ドルの範囲で固定されている。 ペッグ制のおかげで投資家と企業は 米ドルを香港で両替損失なく安定的に運用できる。 alex99 つまり、為替リスク無し このメリットは非常に大きい 香港が国際金融センターへと跳躍するのに大きな役割をした。 米国がペッグ制弱体化という劇薬処方に手を出した背景には HSBC銀行があるという分析も出ている。 HSBCが香港国家安全法を公開的に支持したことが火に油を注いだということだ。 alex99 いや、それは、まったく表面的な説明であって 実際は、言うまでも無く 米国が中国が完全に掌中に入れようとする香港経済を 弱体化しようというのが目的である 中国と一国二制度の香港には中央銀行がない。 代わりに HSBCやスタンダードチャータード銀行、中国銀行の都市銀行3社が 香港ドルを発券する。 代わりにこれらの銀行は 香港ドルの発券規模に相応する米ドルを 事実上の中央銀行の役割を担う香港金融管理局(HKMA)に出す。 するとHKMAが外貨準備高を調節する方式で 為替相場をペッグ範囲内で調節してきた。 もしHSBCなど都市銀行が米ドル購入制限を受けることになれば 香港ドル発券とペッグ制にドミノで打撃が加えられる。 alex99 つまり、今までは、ほぼ、香港ドル=米独だったものが 香港ドルと米ドルが乖離するかもしれないということ ブルームバーグは「トランプ政権の最優先課題はHSBCなどの銀行を処罰すること」と伝えた。 ポンペオ米国務長官はHSBCを狙って「中国政府に頭を下げたところでこれといった利益を得られないだろう」という警告までした。 実際にトランプ政権がペッグ制廃止という刀を抜くのは容易でない見通しだ。 この措置で打撃を受けるのが中国ではなく香港の都市銀行であるためだ。 また、衝撃波がこれら銀行と取引する米国の銀行と企業にも及びかねないためだ。 香港の金融市場の反応もぬるい。 最近ペッグ制弱体化の観測が出続けているが 香港ドルは揺れなかった。 8日現在の為替相場は1米ドル当たり7.75香港ドルでペッグ制の範囲内だ。 alex99
しかし、いつか近未来に 米国はペッグ制度廃止を断行するだろう 米中経済覇権争いの重要なポイントであるからである お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.10 14:43:49
コメント(0) | コメントを書く
[🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】] カテゴリの最新記事
|
|