「カーヒュー」curfewという言葉がある と言う私の記事にいただいたtckyn3707 さんのコメント 表題のとおりである 楽天ブログでは 特に私のブログでは いただいたコメントがもぐってしまって 目立ったなくなってしまうので この頃私は、稿を改めて 私のレスを含めて 独立記事にするという方法をとることが多い これも、そのラインである tckyn3707 さんからいただいたコメントの表題記事は以下の長いものである ーーーー 【復刻過去ログ】 「カーヒュー」curfewという言葉がある。a wartime curfew 戦時下夜間禁止令 とか military curfew 軍事的夜間禁止令 と表現した方が適当かと思う ーーーー これにtckyn3707 さんからいただいたコメント ―――― tckynさんのコメン ―――― おばんです。凄い体験ですね。 まさに死がすぐそこにですね。 平和ボケ日本では考えられないことです。 ―――― 私からのレス ―――― 今から思えば確かに「死がすぐそこ」という体験でした しかも、サイゴンでは、これだけではなく 数多くの「死がすぐそこ」体験をして、 毎日が、死への red line すれすれの毎日でした ーーー ただ、私個人は、当時、極めて若くもあり 学生時代は山岳部と言う経歴通り、冒険好きな性格 死とスレスレの経験を何度しても ほとんど恐怖感を感じず(笑) むしろ、面白がっていたものです 若さと言うものは愚かではあるのですが 生命力でもあると言えると思います 世の若い冒険家も、それぞれ 興奮に駆られて危険な冒険に突き進んでしまうのでしょう ーーー 何しろ、南ベトナムは北ベトナムと戦争中でしたし 北ベトナムおよび南ベトナムの共産ゲリラ「ベトコン」は 夜のサイゴンを支配していて危険が一杯でした まあ、南ベトナムが治安をグリップしていたのは昼間だけ と言う事にもなりますが 私の赴任直前には「テト攻勢」というものがありました これは北ベトナムが総力を挙げて南ベトナムに 大規模な奇襲攻撃をかけたもので サイゴンの街は、あっという間に北ベトナムの軍隊に蹂躙され 例えば、サイゴンにあった米国大使館までもが襲撃され かなりの死者を出したほどです 結局、このテト攻勢は、何とか鎮圧され 北ベトナムはこれにより、一時、大きな痛手を負うのですが 現在、世界では、ロシアのウクライナ侵攻 および今回のハマス+パレスチナ vs イスラエルの 第三次世界大戦の導火線となりかねない紛争が起きていますが この時代は、米国 vs ソ連+中国の代理戦争として ベトナム戦争が極めて深刻でした しかも戦場は、やがてベトナムのみならず 同じインドシナ3国の、カンボジア及びラオスにも拡大 その一方で、米軍のベトナムに於ける 民間人虐殺などの残酷な行為が 米国のジャーナリズムによって米国民に知らされ その結果、大きな反戦運動が沸き起こり 文化的には、反体制的・アナーキー的な傾向が強まり ヒッピー運動も始まり まさに世界の大きなうねりでした ただ今は、このベトナム戦争も 世の中からだんだん忘れ去られています この楽天ブログの読者さん達も 若い世代に入れ替わっていると思われ事もあり さらにそういう傾向が強いのではないでしょうか? また、この時のサイゴンの状況を伝えたのは ● 本多勝一などの新聞社ジャーナリズム ● 米軍に従軍した開高健の作家ジャーナリズム ● 数人の著名な戦場カメラマン これらの、いわば職業的ジャーナリストの活躍・記録のみで 「民間人の立場・視線からの報告・記録」は 私の知る限りでは 見つけることはできませんでした しかし、それは、ある意味当然、必然なのです と言うのも 当時のサイゴンは 日本の新聞などの表現を借りれば 「サイゴンの街には、爆弾が雨あられと降り注ぐ」 状況と表現され 民間人・観光客のサイゴン訪問は、ほぼ皆無 ましてや長期間、サイゴンに滞在・駐在した人間は 今、丁寧に思い出しても ● 日本大使館員 ● 新聞社 ● 開高健氏などのわずかな民間ジャーナリスト ● 東京銀行行員 ● 商社駐在員 ● 特殊な旅行代理店(大南公司=戦前の特殊機関) ● 2軒の日本料理店の経営者 ● 船会社駐在員 ● サイゴン病院への出向医師 2名 それくらいでした (案外多かったかも)(笑) その他には,一人もいなかった と言ってもあながち過言では無かった その意味で 稚拙、且つ自慢めいて恐縮ではありますが 一介の若い商社マンとしての私の この楽天ブログでの一連の 戦時下のサイゴンにおける民間人の日常 とでも言うべきポストは ある程度貴重な「時代の証人」ではないか? (いや、きっと、そうに違いない)(笑) そういう自負が多少あるのです とは言え このような記事を書いても ● 一般の読者の皆さんからも ● リンクの皆さんからも コメントをいただくことも全く無い状況の中 それは、いつものことではありますが(笑) 今回、tckynさんから 異例ともいえる(笑)コメントをいただき 衷心より、感謝申し上げたいと思います
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