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ホモサピエンスの創造したフィクションと言うもの 「フィクション」 という 現世人類のみが持つ 特殊能力について考えている 生存競争に生き残ったホモサピエンスだが 彼等が生存競争に勝ち残った勝因 これについては諸説ある 「サピエンス大全」を書いたハラリは 「フィクション」をその要因としてあげている 「ホモサピエンスの勝因としての共同行動」 それを可能にしたものは 「フィクションを作り上た事」 だけではなく 尚且つ 「みながそれを信じた事」 だという事だと思うが (こんな事、常識の範疇だが ブログでは、一応 説明しておかないといけない) 現代生活の根底には 金・会社・法律がその代表だが フィクションが前提となっている 考えてみれば これは不思議な事だと思う これ等のフィクションの存在は 考えてみれば 極めて奇妙な事ではある あらためてそう思う 我々ホモサピエンスの脳って いったい、どうなっているんだ? ーーーー もし、それら「FICTION」を 取り払ってしまえば ホモサピエンスは デズモンド・モリスの言うように ただの「裸のサル」なのかもしれない ーーーー 例えば「金(カネ)」 これがフィクションで無いとすれば いったい、どうなるのだろうか? 素直に考えれば 「物々交換」の世界に逆戻りなのだろう よく漫画に描かれる 毛皮をまとった原始人が 棒に刺して運んでいる 大きな臼のような石 あれも現代的なコインや紙幣 と言う計上ではないだけで フィクション上の「金」「貨幣」ではあるのだ あの石が実質的な価値を持っているわけでは無い まあ、現代においても 例えば ジンバブエの例だが 天文学的なインフレで 日常の食料の買い出しに トランク一杯に詰め込んだ紙幣が必要 そう言う悲惨なケースもある しかし、これでも ギリギリ フィクション上の金ではある だから 貨幣と言うフィクションの発明以前の社会は 物々交換の社会だったんだ! 考えてみれば当たり前の事ではある だが、恐ろしく不便な世界である それに物々交換において 正確に等価と言う事はなかなか難しい ーーーー こう考えてみると フィクションの機能・効用って とんでもなく偉大な事 人類世界を とてつもなく効率化したわけだ まあ、これに、薄々、気が付いていた人間はいる 例えば 吉本の共同幻想論 吉本は、国家とは 人間が空想し想像した共同の幻想 であると説く 吉本の指摘した幻想は、とりあえず、国家だけのようだが ハラリの偉いところは(笑) 国家の他に 「金」「法律」「会社」などが フィクションであることを 暴いてみせた事、だと思う やはり、ハラリは偉大だ、と、言っておこう(笑) というのも ホモサピエンスの優越性の要因のコア部分を 見事指摘したんだから なお 「金」「法律」「会社」 これらについては 明日以降、考えてみよう
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最終更新日
2024.11.06 20:43:05
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