【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

カレンダー

コメント新着

お気に入りブログ

スター・ウォーズ エ… New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

島とショーゴと ちーこ♪3510さん

田植えは28日から(`… 天野北斗さん

4月☆ fujiうさぎ=^・^=さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん

プロフィール

hoshiochi

hoshiochi

キーワードサーチ

▼キーワード検索

全て | 料理&お菓子&旅&演劇&その他2 | フランス映画 | 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ) | その他の地域の映画&ドラマ | アメリカ映画 | 韓国映画 | 真田広之 | 韓国ドラマ | アメリカドラマ | その他のジャンルの日本の小説 | 日本のミステリー小説 | イギリスドラマ | よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥 | 漫画・アニメ | 日本ドラマ | 中国&台湾映画 | 日本の作家が書いた歴史小説 | 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル | 東欧・ロシア映画 | イギリス&アイルランド映画 | オランダ映画&オランダドラマ | 北欧映画 | その他のジャンルの海外小説 | 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル | 日本映画 | 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | カナダの映画&ドラマ | ドイツ映画&ドイツドラマ | 日本のファンタジー小説 | 海外のミステリー&ファンタジー小説 | 堺雅人 | 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇 | 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ | 山田風太郎 | 香川照之 | 松山ケンイチ | 海外の作家が書いた歴史小説 | ジェイク・ギレンホール | イギリスドラマ:SHERLOCK | 塩野七生 | 吉田鋼太郎 | イタリア映画&イタリアドラマ | ローズマリー・サトクリフ | 大杉蓮 | ベネディクト・カンバーバッチ | インド映画 | 長谷川博己 | 内野聖陽 | 林遣都 | ムロツヨシ | ジョシュ・オコナ― | 井浦新 | 菅田将暉 | ディーン・フジオカ | 台湾ドラマ&中国ドラマ
August 19, 2013
XML
カテゴリ:日本映画
伊坂幸太郎さんの小説を映画化した作品「重力ピエロ」を見ました。



重力ピエロ
A Pierrot

原作
伊坂幸太郎

出演 
加瀬 亮 岡田 将生 小日向 文世 渡部 篤郎 岡田 義徳  鈴木 京香 吉高 由美子
 
大学院で遺伝子の研究をする泉水と芸術的な才能を持つ春は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では、謎の連続放火事件が発生していた。落書き消しの仕事をしている春はその落書きが放火犯のメッセージだと知って犯人探しを泉水に持ちかけるのだが…

作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化作品。『ゴールデン・スランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』同様、舞台は仙台市。

 「春が二階から降ってきた」その泉水のモノローグと共にはらはらとサクラの花びらが落ちて来る。てっきり花びらの事かと思われた“春”は、泉水の2歳年下の弟の名前だった。容姿端麗で運動神経も良く、女の子にもモテモテの春は、冴えない眼鏡男の草食系男子・泉水とは性格も外見もあまり似ていない。母親はモデルをしていたという位だからスタイルも良く美人だが、父親もやはり冴えない市役所職員で、後に絵画の才能を伸ばしていく春の遺伝子はやはり見当たらない。だが、そういう似ていない親子はどこにでもいる。問題は、その“似ていない部分”の理由を、街の人達ほぼ全員が、ある事件と結びつけて考えていたからだ。真相を“知って”いたわけではない。知っているのは、春とある男の遺伝子検査をした泉水一人だけだ。他は誰もその事についてつきつめて考えようとしない。だが“そうではないか”という疑いを共通認識として持っており、それがこの一見平凡な家族を外からじわじわと苦しめていた「過去」が、事件を追う「現代」パートと並行して描かれる。そこで観客も知る。ああ、これは何かの偶然ではなかったのだ、と。

 本当は両親も知っていた。特に春を生んだ母親などは最初から確信的だった。しかし最も弱そうな父親が「俺たちは最強の家族だ」と宣言して、外側から苦しめる“疑い”から家族を守る。そして父親の遺伝子そのままの泉水も、父親譲りの家族を守ろうとする男気を発揮して、強そうに見えて弱かった弟を守る。

この家族にふりかかる災難(外野の目も含めて)が“重力”と表現されているのだろう。ことさらにシリアスな顔をせず、むしろ人畜無害の草食系男子達が、軽々と重力をはねのけて、悩み苦しむ肉食系男子を救っていく。悲しい事件を扱っているし、人の生き死ににこの家族が関わっているにもかかわらず、どこかに清涼感が残る。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  December 7, 2019 09:27:19 PM
コメント(0) | コメントを書く


PR


© Rakuten Group, Inc.