|
全て
| 料理&お菓子&旅&演劇&その他2
| フランス映画
| 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ)
| その他の地域の映画&ドラマ
| アメリカ映画
| 韓国映画
| 真田広之
| 韓国ドラマ
| アメリカドラマ
| その他のジャンルの日本の小説
| 日本のミステリー小説
| イギリスドラマ
| よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥
| 漫画・アニメ
| 日本ドラマ
| 中国&台湾映画
| 日本の作家が書いた歴史小説
| 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル
| 東欧・ロシア映画
| イギリス&アイルランド映画
| オランダ映画&オランダドラマ
| 北欧映画
| その他のジャンルの海外小説
| 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説
| 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル
| 日本映画
| 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説
| カナダの映画&ドラマ
| ドイツ映画&ドイツドラマ
| 日本のファンタジー小説
| 海外のミステリー&ファンタジー小説
| 堺雅人
| 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇
| 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ
| 山田風太郎
| 香川照之
| 松山ケンイチ
| 海外の作家が書いた歴史小説
| ジェイク・ギレンホール
| イギリスドラマ:SHERLOCK
| 塩野七生
| 吉田鋼太郎
| イタリア映画&イタリアドラマ
| ローズマリー・サトクリフ
| 大杉蓮
| ベネディクト・カンバーバッチ
| インド映画
| 長谷川博己
| 内野聖陽
| 林遣都
| ムロツヨシ
| ジョシュ・オコナ―
| 井浦新
| 菅田将暉
| ディーン・フジオカ
| 台湾ドラマ&中国ドラマ
テーマ:おすすめ映画(4021)
カテゴリ:日本映画
伊坂幸太郎さんの小説を映画化した作品「重力ピエロ」を見ました。
重力ピエロ A Pierrot 原作 伊坂幸太郎 出演 加瀬 亮 岡田 将生 小日向 文世 渡部 篤郎 岡田 義徳 鈴木 京香 吉高 由美子 大学院で遺伝子の研究をする泉水と芸術的な才能を持つ春は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では、謎の連続放火事件が発生していた。落書き消しの仕事をしている春はその落書きが放火犯のメッセージだと知って犯人探しを泉水に持ちかけるのだが… 作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説の映画化作品。『ゴールデン・スランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』同様、舞台は仙台市。 「春が二階から降ってきた」その泉水のモノローグと共にはらはらとサクラの花びらが落ちて来る。てっきり花びらの事かと思われた“春”は、泉水の2歳年下の弟の名前だった。容姿端麗で運動神経も良く、女の子にもモテモテの春は、冴えない眼鏡男の草食系男子・泉水とは性格も外見もあまり似ていない。母親はモデルをしていたという位だからスタイルも良く美人だが、父親もやはり冴えない市役所職員で、後に絵画の才能を伸ばしていく春の遺伝子はやはり見当たらない。だが、そういう似ていない親子はどこにでもいる。問題は、その“似ていない部分”の理由を、街の人達ほぼ全員が、ある事件と結びつけて考えていたからだ。真相を“知って”いたわけではない。知っているのは、春とある男の遺伝子検査をした泉水一人だけだ。他は誰もその事についてつきつめて考えようとしない。だが“そうではないか”という疑いを共通認識として持っており、それがこの一見平凡な家族を外からじわじわと苦しめていた「過去」が、事件を追う「現代」パートと並行して描かれる。そこで観客も知る。ああ、これは何かの偶然ではなかったのだ、と。 本当は両親も知っていた。特に春を生んだ母親などは最初から確信的だった。しかし最も弱そうな父親が「俺たちは最強の家族だ」と宣言して、外側から苦しめる“疑い”から家族を守る。そして父親の遺伝子そのままの泉水も、父親譲りの家族を守ろうとする男気を発揮して、強そうに見えて弱かった弟を守る。 この家族にふりかかる災難(外野の目も含めて)が“重力”と表現されているのだろう。ことさらにシリアスな顔をせず、むしろ人畜無害の草食系男子達が、軽々と重力をはねのけて、悩み苦しむ肉食系男子を救っていく。悲しい事件を扱っているし、人の生き死ににこの家族が関わっているにもかかわらず、どこかに清涼感が残る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 7, 2019 09:27:19 PM
コメント(0) | コメントを書く
[日本映画] カテゴリの最新記事
|
|