【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

映画・海外ドラマ・本 ひとこと言いた~い

カレンダー

コメント新着

お気に入りブログ

ハン・ソロ/スター… New! ジャスティン・ヒーハーフーさん

田植えは28日から(`… 天野北斗さん

中山平温泉と石巻(宮… ちーこ♪3510さん

4月☆ fujiうさぎ=^・^=さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん

プロフィール

hoshiochi

hoshiochi

キーワードサーチ

▼キーワード検索

全て | 料理&お菓子&旅&演劇&その他2 | フランス映画 | 韓国ドラマ・赤と黒(ナップンナムジャ) | その他の地域の映画&ドラマ | アメリカ映画 | 韓国映画 | 真田広之 | 韓国ドラマ | アメリカドラマ | その他のジャンルの日本の小説 | 日本のミステリー小説 | イギリスドラマ | よしながふみ漫画&ドラマ&映画大奥 | 漫画・アニメ | 日本ドラマ | 中国&台湾映画 | 日本の作家が書いた歴史小説 | 海外のノンフィクション・エッセイ・その他のジャンル | 東欧・ロシア映画 | イギリス&アイルランド映画 | オランダ映画&オランダドラマ | 北欧映画 | その他のジャンルの海外小説 | 日本の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | 日本作家によるノンフィクション&エッセイ・その他のジャンル | 日本映画 | 海外の絵本・童話・児童書・ティーンズ小説 | カナダの映画&ドラマ | ドイツ映画&ドイツドラマ | 日本のファンタジー小説 | 海外のミステリー&ファンタジー小説 | 堺雅人 | 日本ドラマ:歴史ドラマ&時代劇 | 三浦しをん:まほろ駅前シリーズ | 山田風太郎 | 香川照之 | 松山ケンイチ | 海外の作家が書いた歴史小説 | ジェイク・ギレンホール | イギリスドラマ:SHERLOCK | 塩野七生 | 吉田鋼太郎 | イタリア映画&イタリアドラマ | ローズマリー・サトクリフ | 大杉蓮 | ベネディクト・カンバーバッチ | インド映画 | 長谷川博己 | 内野聖陽 | 林遣都 | ムロツヨシ | ジョシュ・オコナ― | 井浦新 | 菅田将暉 | ディーン・フジオカ | 台湾ドラマ&中国ドラマ
March 30, 2014
XML
昨日帰りに職場近くの公園を見たら、桜が五分咲きでした。今日は雨の予報ですが、桜が咲いたのを見たいものです。帰りが遅くなりましたが、飲み会らしき人の姿も見えました。そして消費税導入前にと買い物袋を一杯下げた人も。皆さんの3月の週末はいかが過ごしましたか?

こちらはドイツのミステリーです。


【送料無料】白雪姫には死んでもらう [ ネレ・ノイハウス ]楽天ブックス

白雪姫には死んでもらう
Schneewittchen Muss Sterben
ネレ・ノイハウス

 何人かの方が挙げていたように、私もこのタイトルに惹かれた口です。だって『白雪姫には死んでもらう』ですよ。誰もが愛するメルヘンのヒロインに“死んでもらおう”とはそりゃあ穏やかじゃありませんからね。自費出版から火がついた珍しいケースの作家で、本作が4作目。

 空軍基地跡地の燃料貯蔵槽から人骨が発見された。検死の結果、11年前の連続少女殺害事件の被害者だと判明。折しも犯人として逮捕された男トビアスが刑期を終え、故郷に戻っていた。彼は冤罪だと主張していたが村人たちに受け入れられず、暴力をふるわれ、母親まで歩道橋から突き落とされてしまう。捜査にあたる刑事オリヴァーとピアは…。

 死体発見と容疑者の出所という、偶然というには出来過ぎのタイミングで起こった二つの出来事が、ようやく静まりかけた村に波紋を巻き起こす様が、テンポよく描かれる。トビアスや彼の家族が受ける迫害・暴力には、クリスティの『無実はさいなむ』のテーマでもある「本当に大切なのは、誰が犯人かではなく誰が無実かなのだ」という言葉を何度も噛みしめることとなる。

 さて、外見にこやか内面ドロドロの村人達の中に入って、こういう欺瞞を快刀乱麻のごとく暴き、冷静な捜査を行うはずの捜査陣だが、これまた仲間同士で反目しあったり密告したりと迷走中のご様子。最たる存在がボスであるオリヴァ―だ。妻が何となく浮気しているようだな、と感づいてからの動きが、情けないことこの上ない。ベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ『パレ―ズ・エンド』でもやはり奔放な妻に悩まされているはずなのに離婚はしないと煮え切らない主人公にイライラさせられるが、こちらのオリヴァ―も、そのうじうじ君ぶりには思わずどやしつけたくなるほどだ。コンビを組むピアがしっかりしていて、いろいろアドバイスをするのだが、携帯メールをこっそり見ているくせに肝心の妻には訊けずに悶々としたり、車をぶつけちゃったりと危なっかしい限りである。「いいのか、こんな消極的な人が警察やってて?」と事件以外の所で大いに悩んでしまったのはいうまでもない。
 
 事件で知り合ったとある女性と縁が出来るような、出来ないような終わり方をしているが、ここはひとつ、お貴族様のプライドを振り捨ててでも、自分に素直になって頂きたいものだ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  March 30, 2014 12:11:17 AM
コメント(0) | コメントを書く
[海外のミステリー&ファンタジー小説] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.