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January 11, 2017
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みなさん、こんばんは。
昨年、ヒトラー本人が現代のドイツに現れて、コメディアンとして人気を博す『帰ってきたヒトラー』が映画化され評判を呼びました。白水社では『ヒトラー』『ヒトラーの元帥 マンシュタイン』などナチスドイツ関連の評伝が相次いで出版され、そしてヒトラーの著書『わが闘争』がドイツで70年ぶりに再販売されました。
ナチスドイツの関連本を紹介します。

ヒトラーの絞首人ハイドリヒ
Hitler's Hangman
ロベルト・ゲルヴァルト
白水社



 戦後七十年経ち、戦争を知らない人達はヒトラーやその部下達を「ナチスドイツ」という一つのカテゴリーに入れて見る。しかし、それでは、彼等がどのような人物であったかが曖昧になる。「見たくない」「知りたくない」と嫌悪感を抱くのは当然だが、おそらく人は見なくなれば、あるいは聞かなくなれば、忘れていく。そして時が経つと「なぜ悪なのか」という理由を真っ先に忘れてしまう。だからこそ「知る」事に意味がある。

 ナチスドイツやヒトラーがプロパガンダの天才のように言われるが、そもそものプロパガンダは第一次大戦の時から始まっていた。古くから伝わる「背後からの一突き」伝説である。ドイツは勝っていたのに、内部からの裏切り者に後ろから刺されたから敗北した。誇り高きドイツ国民は、肩にずしりとのしかかる賠償金と奪われた領土を横目に見ながら、普通ならば到底信じ難い、そんな言い訳にしがみついた。「トリスタン(嘆きの子)」というミドルネームを持つハイドリヒもその一人だった。

 当初はユダヤ人に考えていた方法はジェノサイドではなかった。ヒトラーは優等民族であるゲルマン民族の生空間を確保するため、他国を侵略しユダヤ人を追放するつもりだった。追放先としていたのはパレスチナ、孤島、ソ連。理由は彼等が生きられない環境だろうと踏んだからだ。ところが意に反してソ連侵攻が進まず、追放先が確保できなかったドイツは、せっぱ詰まって目の前の一番楽に見える手段を選んだ。手段を考えたハイドリヒが暗殺されると報復手段としてチェコの一つの村が全滅させられ、国葬が行われた。

 詳細を知れば「そんなバカな理由で」「考えのここが間違っている」など諸々の指摘ができるし、自分だけはそんな言動はしないと戒めることも出来る。しかし、ただ遠巻きに見守っているだけでは、何が悪いのか、なぜ悪かったのかを知らないまま歴史が先に進んでしまう。過去の精算という事が最近囁かれているが、例え戦争が終わってから生まれた世代であっても、我々は過去の過ちを後世に伝える責任がある。


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最終更新日  January 11, 2017 12:10:11 AM
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