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カテゴリ:講演を聞く
当日は会場満杯状況でした。会場いっぱい大笑いのうずで、みなさん日頃のうさを笑い飛ばしたかのようでした。
FJP公開講演会2008 「味方千人、敵千人」 ガキの品格 講師:前FJP会長・企画室コア代表 三田公美子氏 いつ:11月17日(月)18:00開場 18:30開演(~20:00) ところ:ホテルハマツ 3F左近の間 会費:千円 主催/福島県女性経営者プラザ 後援/福島県中小企業団体中央会 笑わしていただきました。1000円であれだけ笑わさせてもらえればやすいものです。となりのおばさんなどは身をよじって笑っておりました。三田きみまろさんと云っても過言ではない位。すごいのは笑わせておいて本人の目は笑っていない終始ポーカーフェィスなのです。本を書く文才とあわせて笑いのツボを心得て笑わせてくれているようです、でなければ笑いの天才肌だ。職業まちがえたかもしれないと思う程です。講演説法漫談師でデビューしてもいいかもしれないと思う位。今年になって一番わらわさせてもらえた講演だった。しかも肝心なことをいう場面は、さんざん笑わせたあとにポロっと云う。絶妙な間合いがあります。 昭和30年代ビッグコミックオリジナル連載の西岸良平の「3丁目の夕日」に対抗して三田さんの子どものころを「2丁目の朝日」物語調に語ってくれた。古き良き昭和、それは昭和30年代。その前には昭和20年代があったのです。まだ貧しく汚かった街並みであったが、裸電球の下でちゃぶ台で一家の親父を中心に家族そろって食事をした時代です。近所には必ずおっかないおじさんがいたものでした。 毎朝起きると今日はどんな悪いことをして遊ぼうかと考えていた。ご本人いわく、おんなだてらにガキ大将だったとか、となりの縄張りで遊んでぼこぼこにされたことや。母に金透小学校の入学式のときにあれが二宮金次郎で薪を背負いながら勉強したと聞かされ歩きながら読みたくなる本などであったことがなかったのでいったいどんな本を読んでいるのだろうとある日、二宮金次郎の像にやっとの思いでよじ登ってどんな本を読んでいるのか確かめたところそこを校長に見つかって「なにやってんだ」と怒られたが、本には、にょろ~にょろ~とマークみたいなものが書かれていただけだった。御幼少のころからなんとも好奇心の強い人だったようですね。 3つのことが日本を方向性をおかしなものにしてきたとの見解を語られました。 1つは、敗戦を終戦と云ってきたこと。2つ目は、東京オリンピックで世界の仲間入りを果たしたと勘違いしたこと。3つ目は、おんながダメになったことだと。 敗戦を終戦と云って正しい歴史認識からはずれやすい言葉にしてきた。誰が戦争を始める時に「これからお宅の国を攻略しますがよろしいでしょうか」それに対して「どうぞやってください」という国があろうかと・・・田母神幕僚長は歴史を正しく勉強をしてこなかったのでないか。防衛大学は授業料が全額免除、わかっていれば私も入りたかった。終戦でなく「敗戦」だと正しく伝えていこうとも。 最後に女が日本をダメにしたと云った。子育てを一所懸命したわれわれの母の時代。子供育てに失敗した我々の年代。このままいったら日本はダメになる。なんとか孫育て、子育ての失敗に学んで孫の教育でばんかいしようと呼びかけた。 人の品格は、こどものころどんな人が周りにいて、どんな人からどんな影響を受けてきたのか。学ぼうと思っても品格は身につかない。どんな育ちをしてきたのか。「品」とか「格」にはご縁のない育ちだったと言われ、子供のころの「ガキの品格」が今に至ったのかもしれませんというように聞こえましたが、自分を生きるということが生きることですから。とっても個性的であれだけ笑わせながら聞かせてくれたわけですから、文句のつけようがありません。この時代、笑いがいちばんです。 動画1 動画2 動画3 動画4 とっても笑わせていただけた講演だったので出口で販売していた著書を購入しました。 「 味方千人 敵千人 ガキの品格 」定価1,500円 2008年11月17日 初版第1刷発行となっておりますから発売日に合わせての出版記念講演会でもあったわけですネ。 パラパラとめくってみました講演はこの本のダイジェスト版だったのだろうか。まだ中身を読んでおりませんが、当然、話していないことも本の中にはありそうです。 笑わせながら話してくれた話術と比べて読む楽しみもあります。講演をプロローグとして、本を早めに読むことにしよう。 読んでみましたら、講演以上に笑える本です。いっきに読んでしまいました。戦後の昭和20年代は、大人も子供なく、いっしょくだになって生きてゆく姿をかいまみることができます。また映画になるとどんなふうになるのだろうかと思ってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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