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今回の自民党の大勝は、小泉首相が「改革」というキーワードを巧みに使用したからであって、また現在の選挙制度が勝者に有利に働いたからであって、その大勝ぶりが、その数字そのままに自民党への評価ではないと思う。
言わば、一過性の「改革小泉のバブル現象」と言ってもいいと思う。 だから、民主党の対処の仕方によっては、例えば郵政改革に原則賛成と受け流した上で、同じ土俵には上がらず、代わりに「年金改革」を本命にもってくるなどをしたなら、互角の勝負、政権交代も、「可能性としては」あり得たと思う。 しかし、論点を絞れないまま、論点が分散してしまった岡田代表では、しょせん惨敗は目に見えていた そんな、実質的に拮抗した自民・民社の競合状況の中で、それにホンの少しの優劣が異常に拡大する現在の選挙制度では、やはりキッチリと計算出来る公明票の「キャスティング・ボード力」は今後もますます効果的になり、自民党も民主党も公明党を切り離せないまま、獅子身中の虫としなければいけないのでは? それに、もし、公明票が無ければ、自民の東京の候補者の大半は負けたはずだと言う。 アメリカのユダヤ人票と共に、例え人口比が小さいものでも、確実に期待できる、言わば基礎票というような公明党票というものが、今の日本を牛耳っている。 民主党に限って言えば、寄り合い所帯だけに統一した政策を持ち得ないのが弱点だった。 その点、今回の新党首・前原氏が今までの旧弊を払い、短期的には少数派、つまり旧社会党系などを切り捨てるという犠牲を払ってでも、長期的な民主党の確固としたアイデンティティーを確立して行くと言うなら、将来的に民主党の将来も開けてくると思う。 私は、将来の日本の総理は、前原氏でいいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.09.20 13:16:45
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