カテゴリ:🔴 J 【日本】【考古・人類学】
私のリンク先に小市民伯爵さんという高校生がいる。
小市民伯爵の世界 高校生と書いたが、本当に高校生なのか?ときどき疑ってしまう。 それほどに書くことのレベルが高い。 シュールでニヒルな、文章と絵のセンスも高校生とは思えない。 大学受験などしないで、この世界で飯を食っていったらどうかなと思うほどだ。 彼が「駄文中の駄文」というタイトルの日記でこういう事を書いている。 >また日本人には以下のような特徴があるという。 1、相手への一体感と相手の身になっての思いやり 2、自らの権利主張を控え、無私になろうとする努力 3、相手のわがまま勝手を甘えとみなして許す包容力 4、相手が自分に対して自発的罪悪感を起こすことへの暗黙の期待 5、自分の生き方に対する周囲の肯定的評価への願望 彼の日記にコメントとしても書いたことだけれど、これらは、みんな他力本願の願望・期待なのだ。 言葉にはおくびにも出さないけれど、わかってくれて当然だろう?」と言う風な。 小市民伯爵さん >alex99さん >甘えがあるんですよね。それが良いことなのか、 >悪いことなのかは分かりませんが。 >日本では美徳とされてるけど、欧米では >「甘えんな!」と怒鳴られそうですね。 私もそう思う。 日本人の精神的・心理的特徴に「甘え」というものがあると指摘した「甘えの構造」という土居健郎氏の著名な本があるが、これは大発見だと思う。 私は、土居先生の「甘えの構造」と「続・甘えの構造」は読んだはずだが、同じ土居先生の「漱石文学における「甘え」の研究(角川書店)という本とという本と、確か「シェークスピアにおける甘えの構造」という題名だったと思う本を持っていて、そのうちに読もうとは思っているが、例によって積ん読のままである。 それはさておき、日本人社会は「甘え」という「引力」で、お互いが引っ張り合っていて、そこに一種の、均衡的宇宙が成立していると思う。 (大げさだけれど) ところが、日本人が外国に行くと、当然のことながら、この引力が利かない。 日本にいる外国人にも(日本化している外国人は別として)利かない。 外交でもそうだと思う。 「甘え」の引力を外国に利かせようったって、特に、中国や北朝鮮になんかに利くわけが無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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