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May 31, 2019
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みなさん、こんばんは。5月なのに随分と暑いですね。特に冷房のない北海道はたまらないでしょう。
さて、今日はどんな時も図書館を守ろうとした人達の実話をもとにした作品を紹介します。

ナチスから図書館を守った人たち:囚われの司書、詩人、学者の闘い
The Book Smugglers Partisans,Poets,and the Race to Save Jewish Treasures from the Nazis
デイヴィッド・フィッシュマン
原書房

裏表紙に使われているのはナチス兵の革靴の裏だ。書かれているのは呪文ではなく、ユダヤのトーラーと呼ばれる巻物が使われているためだ。ナチスドイツは、一つの民族を抹殺するために、命だけでなく、文化まで根こそぎ奪おうとした。

メディアに対する取り締まりを正当化する法律“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本を舞台に、読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の活躍を描いた有川浩氏の『図書館戦争』という小説がある。

 ポーランド領ヴィリニュスでは、図書隊ならぬ紙部隊が実在した。中心人物は陽気な詩人のシュメルケ・カチェルギンスキと物静かな詩人アブロム・スツケヴェルという、これまたドラマのような対照的な性格の二人だ。仲間の間には恋が芽生えるが、あいにくこちらは『図書館戦争』のようなハッピーエンドはない。仲間達の中には収容所に送られそのまま戻ってこない者もいた。それでも、読書の自由を楽しむためでなく、ユダヤ文化を守るために、彼等は自らの命を懸けた。

 第二次大戦は終わっても内戦は世界のどこかで起こっている。本など二の次、自分や家族の命を救うために身一つで国を出ていく人もいる。それが当然で、皆が本を優先するわけではない。しかしたとえ国を失っても、自らを育んだ文化の証拠が残っていれば、後追いでも学べるし、民族の歴史を繋ぐことはできる。

 幸いにして日本語書籍の廃棄を命じられることもなかった日本人は、書籍・文学を残すことが文化の継承に繋がるという意識に乏しい。紙の本からデジタル書籍に移り、ますます人は簡単に書籍を所有し廃棄できるようになった。しかし本の軽さは文化の軽さではない。

 もしこの先、我々がリトアニアと同じ立場に立った時―ない方がいいが―何人が書籍を守ろうと立ち上がるだろうか。

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ナチスから図書館を守った人たち 囚われの司書、詩人、学者の闘い [ デイヴィッド・E・フィッシュマン ]​​楽天ブックス







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最終更新日  May 31, 2019 12:00:38 AM
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