カテゴリ:リウマチ*治療薬と経過
4月も終わろうとし、 5月の代名詞のようなハナツツジやハナミスギの花も咲き始めました。 よく大病をしたり、入院や手術を経験したり、長時間仕事をしたりで、 屋内に長く居て…パッと外にでると、 生まれ変わったように、 太陽の明るさや…空気感や香りや…自然の緑や花々の美しさが刺激的に感じられます。 そして、まさに私も1~2ヶ月間苦しんだ痛み地獄から、 痛みを伴わず…少し自由に動ける開放感を手にした今、 新芽が芽吹き…新緑豊かな生命力あふれる季節をより強く実感し、 この自然と共に生きていられる喜びを感じるのです。 春から夏仕様へとインテリアを変更したり、 ガーデニング(今年は土替えが必須なので…)をしたり、 いろいろしたいこと…やらなければならないことは…山積みですが、 焦らず…ゴールデンウイークに向けて?! 檜花粉の飛散や体調と相談しながら、頑張っていきたいと思います。 こちらのブログは、 自分の病と向き合い、共に生きていく為に始めたので… リウマチ関連の記事ばかりを、最近はよく書いています。 あまり調子も良くない為…以前の記事も転載していることもお許しください。 今回は、新薬の治療に関する事を、 かなり長く綴っていますので、 お時間や関心がありましたら、お付き合いください。 関心のない方はスルーしてくださいね。 痛み地獄から解放されたかのように、 薬によって…日常生活や家事がある程度スムーズに行えるようになると、 その時の苦痛を忘れそうになるので、 書き留め…教訓にしたいという考えもあり、書き残しています。 前回の記事を書いた先週末には、 「やはり変更してもらった新薬の効果も、 一度炎症し始めたリウマチの悪化した状態では、 一進一退で…なかなかすぐには良くなりません…。」と書いていましたが、 "ゼルヤンツ錠5mg(一般名:トファシチニブクエン酸塩)"の服用を開始して、 3週間目の今週に入ったくらいから、晴天続きの高気圧の影響もあり、 ストレスだった仕事も…勤務日をかなり減らしたおかげで、 気分的にも楽になり、薬の効果を実感し、 痛みが緩和して!!ある程度自由な日常生活が送れるまでに回復してきました!! リウマチが悪化してから、 3~4月中の生物学的製剤の変更の治療や、その経験や効果について、 ここ最近は、かなり詳しく綴ってきましたので、以前の記事をまとめておきます。 「2017年3月…早春の診察日&自己注射エンブレルからオレンシアへ…」から 「満開の桜と…ある言葉に心癒される日々」で痛み地獄の状態を書き記し、 前回は、 「2017年3月~理想的な自己注射オレンシアは1ヶ月で終了。」を…。 そして、今月初旬には 「2017年4月…桜満開の診察日&自己注射オレンシアから痛み限界で内服薬ゼルヤンツへ…」 …で、今回は、 生物学的製剤の自己注射から→ 初めての新薬の内服薬"ゼルヤンツ"の服用効果についてです。 私も誤解していたのですが、"ゼルヤンツ"は、 生物学的製剤の中の内服薬ではなく、 また違う種類の新薬と考えるべきだったようです。 現在の薬物療法の基本『リウマチ情報センター』より 「1.非ステロイド抗炎症薬(消炎鎮痛薬) 2.副腎皮質ステロイド(ステロイド) 3.抗リウマチ薬と免疫抑制薬 4.生物学的製剤 5.JAK阻害剤薬」 …と書いてあり、今回私が服用を開始したのは、 5.のJAK阻害剤薬と云う部類に入るようです。 関節リウマチ以外の持病をお持ちの方や、肝機能が悪い方や悪性腫瘍のある方等、 使用できない方もおられるようですが、 何も他の既往がなければ、 点滴や自己注射と云う…毎週毎月の精神・身体・経済的?!な負担のかかる …生物学的製剤に変わる内服薬だなと感じました。 (生物学的製剤並みに、薬価はやはり新薬なので高いですが…。) ただ効果があれば副作用もあり、 新薬なので…ある程度のリスクもあると考えていますので、 医師への相談や本人の使用は、自己判断でお願いします。 「即効性がある!!」「ヘルペス(帯状疱疹)になれば、すぐ治療すれば…大丈夫。」 …と主治医に言われて、痛み地獄から解放されるならばと私も使用を開始した薬です。 頂いた冊子の写真を、数ページ分…載せましたが、 同じページをHP上では、きれいな状態で…より詳しく見ることができますので、 関心のある方はどうぞ。➼『関節リウマチの新しい選択肢 ゼルヤンツ.jp』 ➼『関節リウマチの新しい選択肢 ゼルヤンツ.jp-リウマチ関連リンク集-』 『関節リウマチの新しい選択肢 ゼルヤンツ.jp』より、 「関節リウマチの原因のひとつに、 関節の滑膜における炎症性サイトカインの過剰産生があるといわれています。 サイトカインが免疫細胞の受容体(受け皿のようなもの)に結合すると、 細胞の中の伝達経路を通ってシグナルが送られ、炎症性サイトカインが過剰につくられます。 さらに免疫細胞が集められたり(遊走)、 炎症を悪化させ、関節の痛みや腫れ、破壊を引き起こします。」 2013年に国内で初めて承認された…経口関節リウマチ治療薬(内服薬)の 「ゼルヤンツ錠5mg(一般名:トファシチニブクエン酸塩)。 「ゼルヤンツは、サイトカインの過剰な産生を抑えます。 これは、細胞の中にいくつかある伝達経路のうちの JAK[ジャック]経路をゼルヤンツが阻害することで、 免疫細胞の遊走や炎症性サイトカインの産生を促すシグナルを抑えることによるものです。」 新薬の"ゼルヤンツ錠(5mg)"と消炎鎮痛薬の"ロキソニン(60mg)"の2種類の薬だけで、 副作用が起こらないように祈りながら、 かなり強い信頼感を持ち、4月8日から服用を開始しました。 また3週間目からは、普通の日常生活が… ある程度送れるまでになった治療体験についても、週経過毎に残しておきたいと思います。 1週間目は、 これまで2年近く服用し続けてきた… 消炎鎮痛剤の"セレコックス"は2錠服用しないと効なくなっていた為、 "セレコックス"から変更し処方された…"ロキソニン"を朝昼夕食後3回/1日と服用した結果、 何とか痛みが最小限になり、普通の日常生活が送れるように…。 (実際は、薬の切れる6時間おきに…あちこちの関節にかなり強い痛みが起こる為、 6時間毎なので、1日24時間で就寝前にも…もう1錠と、 4回/日に服用しないと痛みで眠れず、耐えれなかったです。) 起床時には、相変わらず痛みで目が覚め、トイレに行くのも必死な状況は変わらず。 歩く際にも、足裏が床にまっすぐ着くように立ち、 転倒しないように…ゆっくりゆっくりです。 何より屈曲した右手中指が伸びず…右手すべてが不自由に感じ、 午前中は、両手の指が…屈曲したこわばりが続きました。 仕事は無理だと感じ、辞職を考え伝えましたが、 シフトの関係で…週1回だけの午後からの勤務に変更してもらえました。 料理は、相変わらず簡単なモノ(ほぼ野菜料理)を短時間でしか作れず、 週末に夫が、まとめて大量の肉料理やオムそばやみそ汁を作ってくれたのが助かりました。 (ほとんど夫が食べる分なのですが…。) 相変わらず薬の効果が切れる…夜になると、 特に肩関節や両手首や指がジンジン痛みがひどく感じ、 湿布も前回は処方してもらえなかった為、 手持ちのメントールの効いたボディケアジェルを塗ったり、 電気コタツで温めて…痛みを緩和させたり、 腕を思い切って上げたり、身体の向きを変えたり、 いろいろ動かして…痛みを感じない体勢を探って眠りについていました。 2週間目より、 安静時には…痛みが軽くなりつつあり、 労作時に…限局されるだけ、楽になってきました。 歩く時…坂道段差では、膝や足首の関節の痛み、 起床時やトイレや椅子からでも立ち上がる時…膝や足首の関節の痛み、 着替えや洗濯干しや料理の時…両手首や両肩関節の痛み、 掃除や寝具を整える時…両手首や両肩関節に、膝や足首の関節の痛み、 食べる時…硬いお肉やパン等で咀嚼回数が増えれば、顎の関節も痛くなったり…。 ですが、これまで漠然と全身の関節が痛いと感じていたり、 就寝中も寝返り毎に痛みに耐える…痛み地獄に比べれば、自由な感じがしました…。 また使いすぎた足の関節や両手首や指は、 翌日には、腫れや痛みが強くなる為、 1日家事や仕事で動いた翌日は…無理をしないようにしていました。 また日課のように毎日通っていたスポーツクラブの お風呂(シャワー浴)でしたが、サウナでは炎症が強くなる為、週1回に抑え、 プールにも…少々無理をしながら、週3回程入っていました。 (水中ウォーキングや水泳は…10-15分で、 ジャグジープールも…10分程の短時間です。) ですが、プールに入って…歩くだけでも、重力をほぼ感じず… 関節への荷重や負担がない為に、痛みから解放されるので、 それが精神的な救いになり、 かなりのストレス発散&リフレッシュで、筋力保持にも大切だと感じていました。 (痛みがある間も…できるだけのストレッチやTVを見ながら… 座ったままでもできる運動は、欠かさず行い、筋力の低下を予防したいと考えていました。) また効果に伴い…副作用のような頭痛や全身倦怠感は、 服用し始めた時から強くあり、 痛みによる不眠…背中の痒みも2.3日に一度ほど出現し、ヘルペスを心配したりも…。 3週間目に入り、 労作時の痛みも…少し緩和してきましたが、 相変わらず…体熱感や全身倦怠感は強く、 痛みが出現する時は、服用している薬の効果が切れた時だと感じ、 定時に薬を服用するようにしています。 また体熱感もこの辺りから、気温の上昇に伴い強くなり、 消炎鎮痛剤の"ロキソニン"服用中で…36.4度なので、 私の中では37度の微熱が持続している感じです…。 痛みを感じ、薬の効果が切れた時に… 体温を測ると、2.3日に一度は…37.1度があったり、 咽頭痛が起床時や日によって強くありました。 平熱が35.5度と低い私には、常に微熱がある… ふわふわした状態でしたが、関節の痛みが軽く限局されるだけ楽に感じています。 プールでは、足首や肩関節の痛みはありましたが、 ようやく少し泳ぐだけにまで…回復しました。 また今回のリウマチ悪化で、一番強く感じた症状である… 右手中指がようやくきれいに伸び、右手すべてが自由に感じ、 両手の指自体も…なぜかホッソリする感覚に…。(腫れや浮腫みも消えてきた?!) ですが、変形してきた…両手首は、相変わらず常に熱感や腫れや痛みを伴い、 実は親指の第一関節が、今回から特に骨自体が太く変形が目立ちます…。 そして…4週間目にあたる今週は、待ちに待った?診察日です…。 というのも…また薬が不足しがちで、 "ロキソニン"は半錠にして服用しているからなのでした。 私の既往歴は、リウマチの治療薬の… 生物学的製剤の開発やその歴史を辿っているかのようで、 2-3年毎に繰り返される寛解と悪化により、薬も変更してきました。 2006年6月,関節リウマチと診断されて…(メトトレキサート内服を開始し) 2009年6月~レミケード(TNF阻害薬)点滴(+メトトレキサート内服) →アクテムラ(IL-6阻害薬)点滴(+メトトレキサート+プログラフ内服) →2015年から転院し、ステロイド薬を止め、 エンブレル(TNF阻害薬)自己注射(+プログラフ内服+リウマトレックス→メトレート内服) (また抗リウマチ薬の内服薬は、 リウマトレックスでは…吐き気や倦怠感の副作用が強く、 同じジェネリックのメトレートに処方変更をしてもらったり、 その都度、状態に合わせて変更はしてきていました…。) →2017年3月~オレンシア(T細胞阻害薬)自己注射(+プログラフ内服+メトレート内服) →2017年4月~ゼルヤンツ内服薬(JAK阻害剤薬)) そして今回からは、そんな長年お世話になった… 生物学的製剤(点滴や自己注射治療)を卒業し(また再開するかもしれませんが…) 診断当初と同じように…内服治療に変わっただけで、 なぜかとても気持ちが楽になり、 悪化から寛解に向け…進んでいきそうで、解放された気もするのでした。 かなり今回も長くなりましたが、 私の備忘録のような治療結果におつき合いくださり、 最後まで聴いて下さって、ありがとうございました。 お1人お1人の優しいクリックが更新の励みになりました。 「次の更新も待ってるよ。」…という応援クリック↑も、 出来ましたら…よろしくお願い致します。 myblog『journey』 *okinawa *hospital 別ブログ↑では、更新を中断中…。また昨年の旅の様子をぼちぼち綴る予定です。 かなり長いので、お時間のある時に… 関心あるスポットだけでも…ご覧いただけると嬉しいです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2019/11/05 03:51:52 PM
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