テーマ:ベランダガーデン(3383)
カテゴリ:リウマチ*治療薬と経過
お月見が愉しめる…本格的な秋の… 神無月(かんなづき.かみなしづき)10月が終わり、 七五三があったり、 初冬とも云われる…霜月(しもつき)11月が始まりました。 今回は、以前から書き残したいと感じてきた… リウマチの治療薬… 生物学的製剤の"シンポニー皮下注射"を開始して、 4ヶ月の効果について…まとめておきたいと思います。 こちらのブログは、 自分の病と向き合い、共に生きていく為に始めたので… リウマチ関連の記事になり、今回も…長く綴っていますので、 お時間や関心がありましたら、お付き合いください。 関心のない方は、スルーしてくださいね。 またリウマチ関連の記事を書いた時には、 にほんブログ村のリウマチランキングにも参加させてもらっています。 写真は、10月中旬に… 「ニッチをシンプルに飾る?!インダストリアルな花器に秋の植物」の 中でも書いていた…我が家のベランダ庭(ルーフバルコニー)で、 年に一回…秋に咲く唯一の花…"銀木犀"です。 いい香りが人気の"金木星"の花咲きから、 "銀木犀"は…1週間弱と少し遅れて開花しますが、 大好きな"プルメリア"を小さくしたかのような可愛い花の その香りは、どうやら環境に左右されるとかで… 今年は、これまでの優しい甘い香りから… ローズマリーのようなハーブな香りが強く感じられたような…。 実はこの記事は、 1ヶ月前に書きかけて…放置してしまっていたので、 "銀木犀"は、すでに毎週末の訪れた台風で、 すべてポロッと落ちて、吹き飛んで…掃除して…無くなっていますが、 この記事に載せたいと持っていた写真は、 同じ秋晴れの日に…よくやくブログに載せることができました…。 前置きがかなり長くなりましたが…。 新薬ゼルヤンツ内服薬から、 生物学的製剤"シンポニー皮下注射"へ変更して…4ヶ月。 ■生物学的製剤の"シンポニー皮下注射"開始まで 昨年2016年夏頃から徐々に… 2年間使用してきた生物学的製剤"エンブレル"薬の効果が弱くなり、 今年2017年2月からは、リウマチがかなり悪化し… (➼昨年2016年10月「ステロイド薬の断薬&エンブレルの自己注射から1年半… 」) 血液検査結果でもリウマチの状態が悪化していき、 主治医の勧めもあり、この3-7月の5ヶ月で、 2種類の生物学的製剤"オレンシア"の自己注射や、 新薬"ゼルヤンツ"内服薬に変更してきました。 すぐに自分の身体に合う薬に出会えれば… 寛解期のように落ち着いた日常が過ごせるのですが、 調整したり、副作用に悩まされたり…。 ですが、私には合わず…効果が乏しく、 日常生活動作(ADL)もゆっくりゆっくり時間がかかり、 痛みも伴い痛み地獄と言えるぐらいの苦痛な毎日だった為、 7月初め(7月3日)の診察の「2017年7月…梅雨の季節の診察日 &ゼルヤンツ内服からシンポニー皮下注射へ…」で、 生物学的製剤"シンポニー皮下注射"へ変更してもらった次第です。 自分に合う薬に出会え、ようやく痛みが軽減し、 普通の日常生活ができるようになり、約4ヶ月が経ちました。 ■生物学的製剤の"シンポニー皮下注射"の効果 『関節リウマチ治療薬シンポニー.jp』より、 「シンポニー®の成分 シンポニー®は生体内にもともと存在する 「抗体」をまねて作られた生物学的製剤です。 生物学的製剤はバイオテクノロジー技術(遺伝子工学的な手法)により ヒトやマウスなど、生物が産生した タンパク質を利用して作られる薬剤のことです。 シンポニー®の成分はTNFαに対する「ヒト型」の抗体です。 抗体は体内でもつくられているタンパク質で、 ある特定の物質(主にウイルスや病原体などの異物)と くっついて排除するはたらきを持っています。 シンポニー®の働き シンポニー®は関節リウマチを悪化させる TNFαのはたらきを抑えることで、関節の炎症や破壊の進行を防ぎます。 シンポニー®は生体の自然な免疫反応を利用した方法 (トランスジェニック法)で作られており、TNFαと結合する力が強く、 また、投与したときに体内で"異物"と認識されにくいことから、 多くの患者さんで長期間の効果持続が期待できます。 」 あんなにあちこち痛んでいた関節が、 一箇所二箇所と限定できるくらいになり、 痛みはあるものの…消炎鎮痛薬の"ロキソニン"は、 1日3~4錠から…1.5~2錠にまで減らせるくらいに軽減し、 日常生活動作(ADL)は…妨げられない程度に生活でき、 家事も朝からできるようになりました…。 7月4日に、初めて…"シンポニー皮下注"(50mg×2本)の100mgをしてもらって、 1週間目の感想を以前書きましたが、4ヶ月過ぎた今もよく似た感想です。 「"ロキソニン"を服用する事を忘れるくらい、 痛み地獄から解放され、 現在は、朝食後と寝る前の2回にも減らすことができるまでに…。 ただ痛みが緩和された反面、これまでの痛みという感覚が、 すべて全身倦怠感や頭呆感といった別の感覚に変わったようにも思います。」 また、身体が痛みに縛られることなく…痛みが緩和した分、 自由に過ごすことが出来、かなり楽になりましたが、 少し外出や歩行や家事も頑張り無理をすると、 両手首や両膝関節の痛みや腫れが起こり、 湿布のお世話になったり、 翌日は、グッタリ全身倦怠感が著名だったり、 微熱があったり、頭痛がしたりで、 ゆっくり休むことになり…"一進一退"の状態は続いてます。 ■生物学的製剤の"シンポニー皮下注射"の副作用 7月4日に、初めて…"シンポニー皮下注"(50mg×2本)の 100mgをしてもらってからの1ヶ月は、 アレルギーのような副作用 毎日何処かしこに…赤い膨隆疹の蕁麻疹&痒みが強くでていましたが、 翌月から、 "シンポニー皮下注"50mg×1本に、 減量してもらったおかげでかなり副作用は、軽減しました。 また、食事や栄養的にもアンバランスになっており、 改善したことも…蕁麻疹&痒みの緩和に繋がったように感じます。 そんな蕁麻疹&痒みが強い時に助かったのが、 以前から購入してあった… 「マキロンパッチエース 半透明24枚」↓。 ついつい痒くて引っ掻き傷を作ってしまうのですが、 痒い部分に貼っておくだけで、痒みもすぐに治まりました。 …透明なので、ついつい取り外し忘れてしまうのが欠点ですが…。 花粉症のある人は、バナナやパイナップル等の果物と型が似ていて、 アレルギーを起こす事が多いようですが、 ここ数年、私もそれを実感し、 特にパイナップルやバナナやモモやブルーベリーといった果物を食べてから、 リウマチの悪化と共に、次々と生物学的製剤を変更し、 咽頭痛がひどくなってからは、 アレルギー症状が強く出た為、それらの果物を食べる量を減らしたり、 酷い時は、食べるのさえもを控えたりしてきました。 体力が低下している時には、 特に症状が強く出現ししやすいように思います。 他にも、タケノコやチーズの食べ過ぎでも、 私の場合はアレルギーが出やすい為… 何に対してアレルギー症状がでやすいのかを把握しておくと、いいかもしれません…。 ■身体的・精神的ストレスから解放 これまで職場では…リウマチに罹患してからは、 午前の勤務から…午後だけに変更してもらったり、 常に立ち仕事から…少し座れる職場に転職したり、 通勤も歩きや電車通勤から…自家用車通勤に転職を繰り返してきましたが…。 今回は、「リウマチ発症や悪化の原因は…精神的ストレス?!」 にも夏の終わりの8月末に書きましたが、 リウマチの悪化に伴い、仕事をするのも無理な状態になり、 4年間続けたパートの職は辞めました。 またそれによって、拘束された時間の中で、 無理をして…普通に働く身体的な負担がなくなり、 精神的なストレスがなくなったことで、 この"シンポニー皮下注射"の効果もあり、 本当に楽に過ごせるようになった気がします。 以前の2年間治療してきた… 生物学的製剤の自己注射"エンブレル薬"やリウマチが悪化していた時には、 全く午前中は動けない程、 あちこちの痛みや腫れ、全身倦怠感がひどくて、 朝起きても、消炎鎮痛薬の痛み止めを飲み、 効くまでの30分から1時間は、寝室にもどり横になって過ごしていましたが、 今は、仕事を辞めた解放感もあり、 したいことやするべきことが多すぎて、 夜もすぐに眠れ…早寝早起き…三文の徳のように、 いろいろな事が、計画的に進められるような気もしているのです。 またもう少しして…落ち着いたら、 身体的・精神的ストレスの少ない職場で働きたいとも思っています。 今年の秋に、ノーベル賞の受賞者が発表されていますが…。 先月のTV番組の… 『NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク-プロローグ-』で、 (11月5日にも、脂肪や筋肉の回で放送がありますのでぜひ。) iPS細胞を発見した山中教授が、整形外科医時代に、 リウマチの患者さんを受け持つことがあり、 日に日に悪化して成す術がないまま、寝たきりの状態になった姿を見て、 自分は研究者の道に進んだとおしゃっていることを聴き、 本当に嬉しく感じました。 その時からたった30年程で、 生物学的製剤が普通に使える時代になり、 リウマチの原因となる…免疫異常のTNFαを阻害できる薬が発明されて、 これまで進行を止められなかった軟骨の破壊から骨の変形を、 最小限に止めるばかりか… 軟骨の空洞を確保でき…改善傾向にまで?! もっていける治療が確立しつつあるようです。 私も2年前のレントゲン写真では、 完全に右手の軟骨がすり減って、 「ここまでなるまで…痛かったでしょう…。」 …と主治医に慰めてもらえる程の… (完全にすり減ってしまえば骨同士がくっつき、痛みさえ緩和するようにも感じます。) 軟骨が無くなっている印象だった右手首や手根管部でしたが、 今年、レントゲンを撮影してもらうと、少し軟骨部分に空洞があって、 骨同士のくっつきが離れて見え、驚きました…。 医療の進歩と共に…発病してもあきらめず、 自分の病と向き合い…治療に専念したり、 生活を改善する効果は、きちんと現れるのかもしれません。 ■リウマチの治療薬の既往歴 私のリウマチの既往歴は、 生物学的製剤の開発やその歴史を辿っているかのようで、 2-3年毎に繰り返される寛解と悪化により、 薬も変更してきましたので、以前同様…載せておきます。 2006年6月,関節リウマチと診断されて…(メトトレキサート内服を開始し) 2009年6月~レミケード(TNF阻害薬)点滴(+メトトレキサート内服) →アクテムラ(IL-6阻害薬)点滴(+メトトレキサート+プログラフ内服) →2015年から転院し、ステロイド薬を止め、 エンブレル(TNF阻害薬)自己注射(+プログラフ内服+リウマトレックス→メトレート内服) (また抗リウマチ薬のMTX内服薬は、 リウマトレックスでは…吐き気や倦怠感の副作用が強く、 同じジェネリックのメトレートに処方変更をしてもらったり、 その都度、状態に合わせて変更はしてきています…。) →2017年3月~オレンシア(T細胞阻害薬)自己注射(+プログラフ内服+メトレート内服) →2017年4月~ゼルヤンツ内服薬(JAK阻害剤薬)(+プログラフ内服+メトレート内服) →2017年7月~シンポニー皮下注射(TNF阻害薬)(+プログラフ内服+メトレート内服) 結局、生物学的製剤も種類が増えて… 主治医の提案のもと処方してもらった内服薬や自己注射と… いろいろと新しい薬に挑戦してきましたが…。 今年いろいろな生物学的製剤や新薬を試し…紆余曲折を繰り返した結果、 …私の身体には、これまで治療効果があり、長く使用し続けてきた… TNF阻害薬の生物学的製剤が、1番効果的だと感じました。 リウマチを患い…11年目になりますが、 2-3年周期で…寛解と悪化を繰り返し、 悪化する度に…生物学的製剤の変更だけでなく、 抗リウマチ薬 (メトレート)を増薬させたり、 免疫抑制剤(プログラフ)を追加したり、 消炎鎮痛剤のセレコックスからロキソニンに変更し処方してもらったおかげで、 生活の質(QOL)をそれほどまでに低下させることなく、 その時々に見合った治療薬で…なんとか過ごせてきたように思います。 そう言った意味では、治療薬の有難みもつくづく感じています。 かなり長くなってしまいましたので、 先日、訪れた診察日の事は…また書きたいと思います。 どうやら秋の花粉症もあり…グッタリ感は抜けませんが、 今年も2ヶ月を切り、 大掃除に向けた小掃除や片づけ等…無理をせず、 できる事をできる内に… 仕事ストレスがない分…愉しみながら過ごしたいと思います。 今回もかなり長くなりましたが、 私の備忘録のような…持病の事におつき合いくださり、 最後まで聴いて下さって、ありがとうございました。 お1人お1人の優しさのクリックが更新の励みになります。 「次の更新も待ってるよ…。」と思われたら、 お手数ですが、クリック↑をどうぞよろしくお願い致します。 myblog『journey』 *okinawa *hospital 別ブログ↑では、更新を少しずつ始めるつもりです…。 かなり長いので、お時間のある時に… 関心あるスポットだけでも…ご覧いただけると嬉しいです♪ また少し追記しておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2017/12/13 01:29:36 PM
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