カテゴリ:征野ファンドの運用状況
リンテックは炭素繊維複合素材「プリプレグ」の製造時に使う工程紙の生産能力を現行の3倍強に拡大する。約15億円を投じて土居加工場(愛媛県四国中央市)に新たに設備を導入。全体の能力を年1億3000万平方メートルに増やす。設備完成は9月で順次生産能力を引き上げる予定だ。国内市場でシェア95%を占めるトップ企業としての地位を固める。 土居加工場に新たに導入するのは年産9000万平方メートル規模の設備。当初は能力の半分をラベルなどの粘着面の保護に使う剥離(はくり)紙生産に使う。同4000万平方メートルの能力を持つ小松島工場(徳島県小松島市)と合わせ2拠点体制にする。 生産した工程紙は東レ、三菱レイヨン、東邦テナックスの国内炭素繊維メーカーなどに供給する。特に航空機に使う炭素繊維複合素材向けの工程紙に注力する。 プリプレグは工程紙に炭素繊維を1本ずつ並べ、表面にエポキシ樹脂を含侵させて作り、複合材生産の際には工程紙をはがして使う。その過程で高温にさらされるため紙には変形しない特性が求められる。リンテックは特殊なパルプを製紙原料に使用して強度が強く寸法安定性の高い紙を工程紙の原紙に用いた。 炭素繊維は航空機向けなどが増えており、世界需要量は2003年の1万6230トンから、10年までに約3万8000トンまで膨らむ見通し。リンテックは需要を先取りして、販売を上回る規模の供給能力を確保することで、炭素繊維需要の上振れにも備える。(日経新聞より) 【上記の感想】 炭素繊維複合素材「プリプレグ」の製造時に使う工程紙を、リンテックが増産するとのこと。 持ち株である三菱レイヨンに工程紙を供給するとのことで、炭素繊維の需要は好調なようだ。 【今日の征野ファンド】 本日の売買なし。 年初来騰落率は次のとおり。 ■TOPIX +5.9% ■征野ファンド +6.8% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/19 10:15:11 PM
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