カテゴリ:ピアノ弾きぼやき
リヒャルト・シュトラウスの『死と変容』を聴いたので、感想を書きます。
この作品は、リヒャルト・シュトラウスの3作目の交響詩だそうです。 まだ私には、交響曲と交響詩の違いを説明することは出来ません。 何となく思うのは、交響曲は第1~4楽章まであるしっかりとした構成の曲で、交響詩は楽章にとらわれない自由な曲である。 という、誠に勝手なことを書いてみました。 で、『死と変容』ですが、この曲は、病人が闘病の末に死を迎えて、その後魂が浄化されるというものです。 かなり真面目な曲のようで、シュトラウス自身の闘病があったがために、出来上がった作品と言われています。 曲の進行は、途中まで書いてみますと、大体次のようになっています。 すなわち、薄暗い部屋に病人がベッドに横たわっているのシーンから始まり、曲調か変わったと思うと、そこは、生と死の闘争、つまり闘病のシーン、そして、死の場面はたったの一音で表現している。 という感じで、進んでいく曲です。 実際にこういったことを予備知識として聴くと、ここが闘病中だとか、いま死を迎えたとかわかりそうですが、その辺は聴く側のセンスにかかっているわけで、私などには、今ひとつわかりにくかったです。 それにしても、重く真面目な作品で、実に感動的でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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