テーマ:倉庫・運輸(145)
カテゴリ:倉庫・運輸
【特色】太平洋セメント系。アジア船ターミナル業務が主柱。ロシアへの国際輸送が強み。環境関連育成
【連結事業】物流70(5)、海運29(3)、不動産1(70) 【連続増益】海運は非セメント軟調。不動産賃貸横ばい。ただ物流でコンテナ続伸、不調だった建材好転。ロシア等国際輸送拡大。アジア新航路や新規のネット通販等も後半貢献始め事業構成改善、営業増益続く。 【新中計】14年3月期売上高437億円、営業益16億円。ロシアや中央アジア向け輸送拡大。提携やM&Aで産廃処理工程、食品リサイクル輸送等に進出など多角化カギ。 (会社四季報2011年6月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、東海運(9380)について書かれたもの。 1単元保有銘柄である。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は百万円。 2007年3月期 39597 2008年3月期 40295 2009年3月期 40545 2010年3月期 35317 2011年3月期 38729 2012年3月期 40000(四季報予想) 悪くはないが、2010年3月期の落ち込みが気になる。 そこで短信をみてみたが、物流事業と海運事業のどちらも不調だったようだ。 どちらも2桁の減収であった。 2010年3月期の決算短信を引用する。 ---引用開始--- 物流事業におきましては、国際貨物について、中国・東南アジア向けの海上コンテナの取扱量は微減に止まったものの、前期は堅調であったロシア・CIS地域向けのパイプ・建設機械輸送の取扱量は大幅に減少しました。 国内貨物においては、連結子会社の増加による営業収益の増加があったものの、ガラス・セメント・鋼材等の各種建材関連の輸送量が減少しました。 また、セメント工場の減産の影響により、環境事業における取扱量が減少しました。 これらの結果、物流事業全体の営業収益は248億3千2百万円と前連結会計年度に比べ38億6百万円(13.3%)の減収となり、営業利益は9億4千8百万円と前連結会計年度に比べ7億6千2百万円(44.6%)の減益となりました。 海運事業におきましては、外航貨物船における新規輸送物件受注による増収があったものの、セメントの需要の落ち込み等から、内航セメント船及び環境関連の産業廃棄物等の取扱量は減少しました。 なお、用船コストの見直し及び修繕費の減少等により利益を確保しました。 これらの結果、海運事業全体の営業収益は99億5千6百万円と前連結会計年度に比べ14億3千3 百万円(12.6%)減収となりましたが、営業利益は3億7千7百万円と前連結会計年度に比べ5 千9百万円(18.7%)の増益となりました。 ---引用終了--- 次に、株価と指標をみてみる。 現在値は、195円 予想PERは、13.09倍 実績PBRは、0.46倍 予想利回りは、2.56% 優待を含めた1単元保有時の利回りは、5.13% 最後に、まとめておく。 ・この銘柄を買った理由は、優待を含めた利回りが5%を超えるため。 ・1単元保有だが、買い増しは考えていない。 ・「倉庫・運輸」株は、利回り面から割安と思う銘柄が多い。私が保有しているのは、東海運・中央倉庫・キムラユニティー。いずれも買った時の利回りは5%超である。3銘柄とも、保有株数は1単元のみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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