テーマ:ヨーロッパ旅行(4174)
カテゴリ:ロシア
朝、「黄金の環」のひとつ、モスクワから2時間ほどのセルギエフ.パサードに向かう。 これでイズマイロボとさよならできると思うと、思いのほか嬉しい。 イワンは長ーい、朗読をすると言って、暗ーい、なんだか陰鬱な話を始めた。 皆様、とっくの昔に深い眠りの中にいる。 この暗く、退屈な話を私はずーっと聞いていたけれど、予定よりセルギエフ.パサードについたことで、ただでさえわからない話が途中で終わった。 ★大修道院★ ピョートル大帝は政敵から逃れる為、2度もこの修道院に隠れていたことがあるという。 ここでは神学校の生徒さんがガイドを務める決まりになっている。 ほう、これはこれは真面目で誠実そうな神学生だ。 あまりに清潔で端正な顔だちの為、写真を撮りたかったけれど、神々しくてそんなことはできなかった。 昔ながらの鍵を持ち、ひとつひとつの扉を開けていく。 神学生さんの説明をイワンが訳して話すんだけど、神々しい彼のお話はイワンを経ることによって、難解に大衆化する。 ソビエト政権下、鐘楼は全て鋳潰され、聖遺物等は売却されてしまった。 それを考えれば、エルミタージュや武器庫の財産が守られたのは奇跡だな。 昼食はスモークサーモンでなかなかおいしい。 女性は皆、花柄や伝統的な模様のスカーフをかぶっている。 スカーフより迫力bodyに目が行くけど・・ 花島sisters姉がこそこそっとやってきた。 「お願いがあるの」 「モスクワに来てから、誰もイワンと写真撮ってあげてないでしょ。 私より若いあなたがいいと思うの」 あ・・・
私はイワンと二人で写真におさまった。 イワンの笑顔を初めて見た。
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