テーマ:☆エジプト☆(460)
カテゴリ:エジプト
「さて、皆さん、頑張りましょう。とっても、とってもキツイですけど」 ワイロさんはガッツポーズで言うけれど、貴方も、カワイちゃんも入らないのでしょう? 今日は午後から三大ピラミッドのひとつの内部にも入るのだ。 同じ入口、出口が一緒で皆と合流できるなら、赤のピラミッド内部はパスするつもり。 だって、中にはなーんにもなくて、謎のアンモニアの匂いが立ち込めていると言う。 1日2つのピラミッド制覇はそれはそれは足腰にダメージを与えるらしく、翌日動けなくなる方もいるとか。 鉄人の母は健脚自慢だけれど、私は1日目で倒れるわけにはいかない。 体力温存、温存。 皆様は素直にささーっと赤のピラミッドに挑まれた。 傾斜がきついので、この間の円覚寺の階段より凄まじい。(手摺なしだし) 背後に見える白い制服はツーリストポリスの方々。(勿論、銃携帯) 皆様の姿が消えた後、ツーリストポリスがラクダと写真を撮ってあげると言う。 お言葉に甘えて。 ラクダは綺麗に手入れされていて、思ったよりも毛が柔らかかった。 黒眼が大きくて、まつ毛もあって可愛い。 ポリス3人が私にラクダに乗れ、乗れと言う。 ちょっと、興味あるけど、自分の頭よりかなり高いし、ポリスと相乗りだと思いっきり抱きかかえられる格好になるから、ちょっとなぁ。 迷ったけれど、英語がわからなさそうなので、「戻ってほしい」「降ろしてほしい」が通じなければ怖いから止めておく。 なんで乗らない? みたいな不満気なご様子。 ちょっと居づらい感じになったので、階段をちょっと登りだした。 母は入口まで行って覗いて来ると言う。 よくあんなとこまで登ろうと思うなー。 私は半分くらいで止めて、待っていた。 この風景にラクダはよく似合う。 ワイロさんがやってきて、「行かなかった?」 (はい、後からクフ王のピラミッドもあるから) 「みんな、バテて出てくる。ここはとてもキツイから。でも日本人はせっかく来たからってお年寄りでも行く」 (あ、カップルの子、出てきたんじゃない?) 一番先に姿を現したのは大学生のカップルだったが、体格のいい彼でさえ、朝とはまるで別人のようになって戻ってきた。 「きつかったー、はあはあ」 地面に倒れこんで、水をガバーっと飲んでいた。 それから皆様、パラパラと戻ってこられたわけだけれど、ここはマラソンのゴール地点ですかって光景ですごかった。 「あなた、行かなくて正解よー。中は何もなくて臭いのよ」
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