テーマ:☆エジプト☆(460)
カテゴリ:エジプト
ツタンカーメン室前はお正月に中継される初売の混雑みたいだった。 中では説明ができないので、入口付近でそれぞれのガイドが話をする。 エアコンが入ってる筈なのにすごい熱気と湿度でくらくらしてきた。 全校集会と言えば、倒れていたあの頃の具合の悪さが蘇る。 暑いし、酸素が足りない、苦しい。 私はいつものようにワイロさんのすぐ傍に立ち、話を聞いている。 アメリカ人と思われる4人連れの家族がいて、高校生くらいの男の子が丁度ワイロさんのすぐ後に立っていた。 「この子、真っ青だな」と思った瞬間、180cmはある長身のその子がぐらっとしてそのまま床に倒れた!! え゛ぇぇぇー! あ、あ、あ、ワイロさんー!と言いたいのに声が出ない。 見てた私がパニック。 片手は男の子を指さし、もう片手はワイロさんの腕を掴み「あー、あー」。
床のその子は動かない。 親御さんは顔面蒼白になりしゃがみこんでいる。 ワイロさんが何かをアラビア語で叫ぶと周りのガイドが集まり、一人は足を持ちあげ、一人はペットボトルの水を顔にかけ、ワイロさんはパックから飴を出して彼の口に入れた。 そんなことして、窒息しないのー? 「こう言う時は甘い物がいい。ガイドは慣れてますから、びっくりしない」 淡々と言った後、何もなかったようにツタンカーメンの話に戻った。 そうか、慣れてるんだ。 ツタンカーメン室内部はひんやりして気持がいい。 助かった! 前に東京で見たことあるけど、ここで見るのはまた違う。
マスクの正面は混んでいてなかなか傍には近づけない。 棺は何重にもなっていたそうだ。 これはなに? 装飾品にもサルが。 よっぽどお気に入りだったのね。 まん中はスカラベ。(ふんころがし) あ゛ー、ここから出たくない!
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