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テーマ:韓国!(17284)
カテゴリ:韓国旅行2012
1月5日(土)晴 下関→倉敷
昨夜のことなんだけど、ここに書きます。フェリーの中で「チャンコロは‥」とのたまう男に出会った。同室の男と少し飲んだ時の話である。(※チャンコロは中国人の蔑称であるが、この男は朝鮮人を指して言っていた) 「朝鮮は儒教の国だと言うけれど、とんでもないことだね。親や公式の前ではいい顔するけど、町に唾を吐くわ、モノを片付けないわ、部屋を汚してもお構いなし。酷いもんだよ。日本人のように品というものがないんだ」 彼は韓国の友達はたくさんいる。たくさんの人間と直に付き合ってきたことから出した結論だと、さも説得力があるかのように言う。 途中まで反論したが、言うのはやめた。 果ては彼は 「上空侵犯されたら、即武力攻撃できないようではダメだ」 「2人殺したら、即死刑は当たり前だ。判決のあとに即刑を執行しないから、死刑予定者があんなに溢れかえるようなことになるんだ」 「公務員は遊び過ぎだね。即1/3にしないといけない」 絵に描いたような「小橋下」である。あゝこれが新自由主義にかぶれた男の成れの果てか。朝鮮人は嫌いだと言いながら、何度も韓国に渡り、凝り固まった思考で「わかりやすい言説」にしか飛びつかない。 下関港に着いた。8時下船なんだけど、再入国の時には税関だけが列になる。私は幸い最初の頃に通ったので、日本の外の空気を吸ったのは8時5分ころ。 「やっぱり日本は暖かい」 それが帰国最初の実感です。 8時12分の新山口行の電車に乗った。今までで最速の帰宅の途だ。(←夕方に用事があるため)しかし今日は乗り継ぎが多く、新山口、徳山、岩国、三原と途中で四回も乗り継ぎをしないといけない。もちろん、もう札束が入った封筒を落とすようなヘマはしないと自分に言い聞かす。徳山駅では30分も間が空いたために、初めて徳山駅の外に出てみた。駅舎に市民交流センターみたいなものがあって、おかげで寒いプラットホームで待たなくて済んだ。 交流センターには「地元をおいしく食べよう」というコーナーあり。郷土料理レシピを持って帰れるようになっていた。蕎麦がきは鹿野の名産なのかな?今度やってみよう。 広島や一部都市部を除いて、山陽線の上りはそんなに混んではいない。しかし、最近の日本人は混んでないところならば、隣に荷物を置いて隣に座らせないようにする人が非常に多い。昨日の「新自由主義」のおっさんに言いたい。これでも儒教の国の韓国人よりも日本人の方が礼儀があると主張するのか。 そして何よりも悪いのは、幾人かはそれでも自分の荷物を退けて席を空けているのに、そこに座ろうとせずに、立ちん坊を選ぶのである。つまり他人の隣には「怖くて」座れない老若男女が多数存在するのだ。新自由主義のおっさんよ、これが「品のある日本」なのだ。韓国人ならば、「その荷物を退けて座らせてくれ」と堂々と次から次へと言いそうだ。いや、言う前にみんな荷物を退けるだろう。 倉敷駅に着いた。 駅前の喫茶店で遅い昼食を食べる。喫茶店の店員が大荷物を持っている私を見て、プレートを席まで運んでくれた。こういう細かい「気配り」が出来るのも、「品のある日本」なのだとつくづく思う。(この日記を書いて9ヶ月後に、この気配りを「おもてなし」とも言うようになったが、私は意識してそういう言葉は使わないようにしている) 「品のある日本」は、他の言い方をすれば「おびえる日本」でもある。相手の気持ちを言葉で確かめずに、あれこれ想像して、かってに自分で判断する。その時にわかりやすい言葉があれば、それに飛びつくだろう。そんな時に上空侵犯があったり、領海侵入があれば「軍隊でもって叩け」と言った方がわかりやすくていいだろう。おびえる犬ほどよく吠える。 では、どうすればいいのか。それはこの小さな旅行記の任ではない。 青春切符2500円 昼食540円 バス340円 計 3380円 これで、私の韓国旅行のストックは全てなくなりました。少なくとも来年の正月までは韓国へは行かないと思います。でも韓国は日本の 未来を考える上で、貴重な合わせ鏡なのです。 ずっと注視していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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