|
カテゴリ:読書フィクション(12~)
長いこと続いた「弁護士のくず」が終わって、井浦氏はいつの間にか、こんな秀作をモノにしていた。しかも直ぐに映像化。シリーズ化される可能性もある。才能もあるのだろうけど、周りのプロデュースも確かなのだろう。 自由度の高い弁護士とは違って、警察組織はひとつのミスが(公になれば)首か飛ぶ世界らしい。普段は、あまりにもいい加減な生活・捜査をしている弓神(ゆがみ)刑事は、時々お手柄を立てるので辞めさせることも出来ないという設定である。 弁護士の世界を20年近く描いてきて、そろそろ本格的な犯罪も描きたくなったのかもしれない。歪んだ視点から警察組織を見る、その狙いはOK。ただし、ちょっと強引な展開(弓神のカンという逃げは用意しているが)も目立つ。一巻目のように、9回かけて一つの事件を描くようなじっくりしたものを描いて欲しい。 2017年12月10日読了
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月11日 13時49分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書フィクション(12~)] カテゴリの最新記事
|
|