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2024年06月29日
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カテゴリ:エジプト

今日は、多分、長くなるんじゃないかと。

例え、一瞬の間、感じたエネルギーや感覚で

あっても、

それを言葉で表そうとすると

なぜ、そう感じたのか、そこに至る経緯も

説明する必要があるので

すごく長くなってしまうんですよね。

(伝える力のなさは、棚に上げておく😅)

さて、王家の谷の中に入るため

入り口で、チケットを買いにゆくと

チケットを売る人が

「君に20%のディスカウントをしてあげるよ」

と言って、安くしてくれました。

「え?なんで?」と思いつつ

ありがとう~と言うと

「私はあなたをサポートしたから

そのかわり、君も私をサポートしてね」

要は、チップをくれと言うのです。

入場料をディスカウントして、チップをくれは

初めてのパターンで、呆れましたが

いくらか渡しました。

ちなみに、エジプトの神殿やピラミッドの入場料は
去年までは、キャッシュが使えたのですが

今年から、全てカード支払いのみになっています。

多分、そう言った不正が行われないためにも

カードだけになったのでしょうが

この人たちは、関係ないんだなあと。

それから、王家の谷の敷地内に入り

真直ぐに、セティ1世の墓に向かいます。

ここも一人になる必要がありますが

セティ1世の墓は、別料金がかかることもあって

大抵、観光客は、少ないのです。

さらに、この時期だし、時間帯も早いので

それに関しては、全く心配していませんでした。

セティ1世の墓の入り口に着くと

2人の監視員が入り口にいました。

チケットを見せて

中に入る階段を降りようとすると

一人が、ガイドをしようとして

何やら言いながら、近寄ってきます。

「Leave me alone」

私が、キッパリとそう言うと

彼は引き下がり、階段を降りる私に

ついてきませんでした。

後から思うと、あの時の私の声や

言い方は、いつもとは違っていました。

大ピラミッドに入る時は、監視員に

チップを渡して

「お願い、一人にして」

と頼んだし

またホルス神殿の時は、

言われるがまま、監視員に

ついてゆきましたが

今回は、どちらでもなく

なんだか、相手に

うむを言わせない言い方でした。

チップさえも渡していなかったことに

後から気づきました。


長い階段を降りてゆきます。




階段の上に描かれたイシス。





やはり、中には、まだ誰もいませんでした。

中に降りてゆくにつれて

次第に、いろんな想いやエネルギーが

駆け巡ってきました。






私は、ある場所について

セティ1世と繋がりました。

これは、あくまでも私が捉えている
セティ1世のイメージですが

彼は慈悲深く、また叡智をもった人でした。

でも、ファラオと言う立場上

苦渋の決断を強いられることも

多かったのではないかなと。

2019年に、えずみんとこの墓を訪れた時に

セティ1世が現れたのですが、彼女は

彼の姿を見て

「このファラオ、人を処刑したくなくても

立場上、しなければならなくて、辛かったんだね」

というようなことを言ったことがあります。

彼は様々なことに対して

罪悪感を抱えていました。

さらには、後に権力の象徴となった

息子ラムセス2世の存在も

彼は葛藤し、自分の責任を感じていました。

(もちろん、すべて、私がそう受けとっているだけで

事実ということとは違います)





ただただ涙が溢れました。

「もう、許そう」

無意識に、私は、そう言っていました。

「もう、許そう。

人間の抱えている欲や愚かさを。

そして、それを

変えることができなかった自分自身を。

それは、魂の学びのために必要な

運命だったのだから。

あなたは、その運命の中で本当によくやったのだから」

私は、全く思考が働かない中で

無意識に、そう言っていました。

これは、後から気づいたことですが

「もう、許そう」

と言う言葉は、この旅を出発する

前々日に行った

クライアントさんへの

セッションで出てきた言葉でした。

その時は、キリストが現れて

キリストから、その人のインナーチャイルドに

伝えられたのですが

インナーチャイルドの癒しで

「もう、許そう」と言う言葉が

伝えられたのは、初めてのことだったので

とても印象に残りました。

旅の出発の前々日と言う

余裕のない日程で

そのセッションを行うことになったのは

そのクライアントさんの解放のタイミングと

私自身のタイミングが重なっていたことに

後から、気づいて

なんと全ては、すごいタイミングで

やってくるのだろうと。

でも、このセティ1世の墓の中で

自然と出てきた

「もう、許そう」と言う言葉は

誰がその言葉を言っているのか

また、誰に対して伝えているのか、

はっきりと分けることはできませんでした。

セティ1世から、私への言葉なのか

また、トートやキリストなど

高次元の存在からの言葉なのか

また、私のハイヤーセルフに対して

かけられた言葉なのか

または、セティ1世に対しての言葉なのか

そして、多分、その全てなのです。

キリストやトートなど高次元の存在から

私のハイヤーセルフと

セティ1世のハイヤーセルフへ

セティ1世から、私のハイヤーセルフへ

全てが混じり合っていて

全てが一体化して
誰の感情や感覚なのか
よくわからないまま

ボロボロ泣きました。







そして、これは、この日、ホテルで情報を

あげて出てきた情報ですが

「偽善者」

という言葉が選ばれて

セティ1世が、自分自身を

偽善者のように感じていたことを

知りました。

そして私の子供の頃から抱いていた

罪悪感が、この言葉が出てきて

やっと、溶けてゆくのを感じました。

以前も書いたと思いますが

小学校の5、6年の時に

担任の先生が、作文の時間に

「紙に、どんなことでも

自分の悩みを書いてください」

と言うので

私は、勇気を持って

それまで親にも友人にも

伝えることがなかったこと

「私は、自分のことを偽善者ではないかと

思う時があります」

と書いたのでした。

自分で書いたこの言葉は
強烈にその後の私の人生に影響を与えていて

「偽善者になりたくない」と

言う想いが強く

だから、人に認められるため

人から好かれるために

自分を偽るようなことは

絶対にやらないことを、

10代のうちに

はっきりと決めていました。

だから、私はずっと
正直な人が好きだったのだなと。

自分自身を偽る人、表と裏が違う人

いい人のふりをする人

そんな人は、昔から

偽っているのをどこかで見ぬいてしまうし

自分自身も、とにかく

正直でいることが

自分を好きで居続けるために

最も大切なことでした。

でも、ずっとわからなかったのは

なぜ、私は小学校の5、6年の時に

自分のことを偽善者ではないかと

思ったのだろう?と言うことでした。

勉強は、親に認められるために

頑張ったのではなくて

本当に楽しくてやっていたし

誰かのことを心の中で悪く思ったり

ひどいことを考えたりしたこともないし

昔から、正直にそのままを出す子で

なぜ、自分のことを偽善者だと思ったのか

また、そのことで、なぜそこまで苦しんだのか

とても不思議でした。

でも、それがこの前世のカルマからの影響

だと言うことがわかって

全てが溶けてゆきました。

私の子供の頃から大きな影響を与えていた

カルマの一つがやっと終わりました。

ワークが終わってからもしばらく

広いセティ1世の墓の中で

ボーッとしていました。

さすがに、監視員が心配になったのか

降りてきましたが

その時は、全てが終わっていたので

私は、監視員に、一人にしてくれた

お礼としてチップを渡しました。

「Are you happy?」

と監視員が聞いたので

私は、彼に微笑んで、

「Yes, I am so happy」

と返しました。

多分、私が、このセティ1世の墓を

訪れるのは、これが最後になるのだろうなと。
(あくまでも多分ですが)

この日、ホテルに戻ってから

自己調整を行いました。

トートから
「君の仕事ぶりは、称賛に値するよ」

そう褒められて
心からほっとしました。


それと、この後
デトックスとして上がってきたのは
ボブの親戚の住む村に行った時に
リンクした霊的なエネルギーでした。

どんなエネルギーかと言うと
男性への不信感に関わるエネルギーで
あそこにいた女性たちとリンクしていました。

確かに、あの時、女性たちから
「あんな男たちは、ほっておいて
こちらに来なさいよ」みたいな
男性に対する不信感のエネルギーを
感じていました。

だから、私はボブへの怒りとして
感じたのだなあと。

あの後、ボブには
村で私は何を感じていたのか
正直に話しました。

もちろん、彼には意味がよくわかっておらず
「つまり、僕がお金を
子供に渡すタイミングが早かったことが
問題なんだね」
と言いましたが
それは、それで何も問題はなく
ただ、全てが私の中で起こっていたことでした。

子供たちが、お金に群がって奪い合う姿
そのお金をばら撒いているかのような私

でも、実際は、そうではなく
子供たちは、単に自分のおもちゃが欲しい
気持ちと同じでやっているに過ぎないし
私は、そしてボブも
偽善者でも何でもなく
お金に対する価値観の違いはあるにしても
ただ子供たちを笑顔にしたかっただけでした。

こうして、夕方にルクソールを経って

カイロを経由し

ニューヨークへと戻りました。

それにしても、元々は

去年から、ずっとクラス続きだったので

バケーションを取ろうと決めた旅でしたが

終わってみれば
サルディーニャは、聖地を巡りつつも
バケーション感ありましたが
イギリス以降は、なかなかにハードな旅で

これ、バケーションと言えるのか〜

(トートに「仕事ぶり」とか言われてるし😅)

ルクソールの空港で

チップ目当てに、私の荷物を持とうとして

群がってくる人たちを見ながら

「I need a vacation 」

というシュワちゃんの古いセリフが

思わず、口に出てきたぐらい🤣

ニューヨークに戻ってから

本当の(束の間の)バケーションを

楽しんでいます。


私の旅日記(夢日記)に
お付き合いくださった方
ありがとうございます。

できる限り、今の自分の感覚を
そのまま綴ったつもりですが
まだ消化できていない部分もあるので
またこれから、自分と向かい合う中で
新たな気づきもあるのでしょう。

自分の内面に向かう旅は
果てしなく続いてゆくのですから。






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最終更新日  2024年07月07日 06時10分47秒
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