カテゴリ:読書
この本は1997年11月の発行ですが、内容は安岡先生の昭和46年~49年の講話等を編集し、活字化したものです。
一言で感想を述べると、「歯が立たなかった」ということに尽きます。 字面を追っただけという感じです。 陽明学の知識がほとんどないので、わかるはずがなかったということでしょう。 読後に、王陽明について少し勉強したので書き出してみます。 王陽明(1472~1528年)は、明代の思想家で、陽明学の創始者です。 科挙に合格して官途についたが、左遷されて竜場にいたとき、かねてから朱子学に抱いていた疑問を解消し、「心即理」の陽明学に開眼、「致良知」、「知行合一」を主張して、思想界に大きな波紋を投じたとのこと。 では、陽明は朱子学のどこを批判したのかというと、人間の主体性が失われているという点のようです。 詳しいことはよく分からないので、これ以上書くことはできません。 以下にこの本を読んで気になった箇所の【引用】と【感想】を一点書きます。 【引用】 茶はそもそも煎ずるものである。 湯加減を良くして、その芽茶を第一煎で、中に含まっている糖分の甘味を賞する。 次に第二煎で、茶の中のタンニンの持つ渋味が出てくる。 (中略) この茶をほどよく三煎すると、初めて苦味が出てくる。 【感想】 これは、安岡先生に関する本を読んでいたときに、どこかで出合った内容です。 この内容には興味をもつのですが、いまひとつ分かりません。 お茶の勉強が必要でしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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