テーマ:夏目漱石(54)
カテゴリ:夏目漱石
当時の人力は車が木製で外側を鉄で囲んだもので、凸凹の砂利道、坂道(当時は急勾配が多かった)を引いて走るのには相当の体力が必要でした。
やがて車も硬質のゴムのものが造られました高価でしたので新旧両方の車を置いていた様です。 お客が「今日は遠出するので木ではなく、ゴムの方で行ってくれ」と注文したそうです。 タイヤが出来で空気の入ったハイカラな金属製の乗り心地の良い人力車は明治も過ぎたころでした。(ネットで借用 m(__)m) 【上記の感想】 漱石の『門』(角川文庫)の9ページに、「ゴム車」という言葉か出てくる。 註釈によると、「当時改良されていた鉄製ゴム輪の人力車。以前は木製鉄輪であった」と。 いまの自転車を見ると、車輪はゴムと軽いアルミの合金で作られているものと思う。 かつての人力車の時代は、車夫もお客も相当な体力が必要だったようだ。 なお、『門』が書かれたのは1910年。 およそ100年前である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/01/16 12:14:12 PM
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