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カテゴリ:化学
日用品国内最大手の花王は、今期(2011年3月期)連結純利益が前期比で23%増加すると予想した。6期ぶりに利益が増加する。ケミカル事業を中心に収益が持ち直し、食用油などの「エコナ」関連製品の損失もなくなり利益を押し上げる。
花王が東証で26日開示した決算短信によると、今期純利益予想は500億円(前期実績は405億円)、売上高予想は0.9%増の1兆1950億円。油脂や機能材料、ハードディスク用研磨剤も含むケミカル事業は、環境意識の高まりを背景として植物由来の新素材を開発、4.9%増収を見込む。ファブリック&ホームケア事業も洗剤などで商品開発を進めて1.1%増収を狙う。配当は年58円と1円増配する予定。 東証で記者会見した社長は、今後の収益展望について「構造改革や新興国を含むグローバル経済のシフトへの対応がある程度軌道に乗れば成長軌道に乗れる」と述べた上で、「成長軌道に今年から乗れるのか来年から乗れるのかについてはまだ不透明な点がある」と語った。 前期は安全性についての問題から「エコナ」の特定保健用食品許可の失効届を提出、特別損失が発生して純利益は37%減少した。花王の株価終値は前営業日比49円(2.2%)高の2333円。6日に今年最高値の2432円まで上昇したが、その後は伸び悩んでいる。(ブルームバーグより) 【上記の感想】 花王の決算発表関連の記事。 前期は中間決算発表時に下方修正したりしたが、終わってみれば何とか無事に着地したかなというところ。 今期から再び成長軌道に乗れるかどうかが、ポイントですかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/04/27 07:01:53 AM
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