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この日記は、書評、映画評、平和論、考古学、旅の記録等何でもありの「ごった煮」日記です。
別にここは議論をするためのプログではありませんが、異論反論は歓迎いたします。
ただ私が「信頼して議論できる相手ではない」と判断した場合にはスルーさせてもらうことがあります。
もちろん、私がコメントしたりTBを送らせて貰った相手は無条件で異論反論に付き合わせてもらいます。(自分の家に招待して相手をしないなんて失礼ですものね)
この方針は私の私生活の時間の確保のためです。
あしからずご了承ください。
なお、誹謗中傷、迷惑のコメント・TBは削除させてもらいます。



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Under the Sunに行こう
2018年07月18日
XML
カテゴリ:洋画(12~)



「タクシー運転手 約束は海を越えて」

10数年前に、光州まで行った時に、ともかく何も知らずに「国立光州墓地」に、タクシーで行った。一面の墓、墓、墓。全て、1980年の5月19日から20数日にかけての死亡日になっていて、恐ろしく高い確率で19歳、18歳、はては14歳という若者の享年が刻まれていた。資料部屋では、当時の2人の大統領の囚人服姿が延々と流されていた。死刑宣告されたが、彼らはその後減刑される。あの時は、光州駅のロータリー前がまだ当時の様子をとどめていて、入れなかったが県庁の弾丸跡などが生々しかった。


流石のソン・ガンホである。冒頭に学生デモを苦々しく思う一般成人の雰囲気を見事にまとい、その後の変貌ぶりを、しかもエンタメで演じた。どこまでが実話なのかはこれから検証するが、事件そのものに大きなウソはない。政府はウソをつく。韓国の民主化運動の大きな転換点がこの光州事件であり、それが失敗に終わることなく成功したのは、ドイツ人記者ピーター(日本人ではないのが、残念)と、韓国の「情」の行動で献身した無名のタクシー運転手に依る、或いは光州で出会ったタクシー運転手たちや若い運動家に依ることが多かった。タクシー運転手が最後に名前を偽ったのは、当時の社会情勢から見て当然だろう。そこから、10数年おそらく必要に迫られ誰にも一言も喋らなかったのではないか?そのあと、遂に名乗らなかったのは、病死等の不幸があったと思うが、映画はハッピーエンドで終わらす。ソン・ガンホが素晴らしい。

解説
1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描き、韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したヒューマンドラマ。「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン監督がメガホンをとり、主人公となるタクシー運転手マンソプ役を名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者ピーター役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じた。1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転手マンソプは、約束のタクシー代を受け取りたい一心で機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けることに成功する。留守番をさせている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立ち去りたいマンソプだったが、ピーターはデモに参加している大学生のジェシクや、現地のタクシー運転手ファンらの助けを借り、取材を続けていく。
キャスト
ソン・ガンホ
キム・マンソプ
トーマス・クレッチマン
ユルゲン・ヒンツペーター(ピーター)
ユ・ヘジン
ファン・テスル
キャストの続きを見る
スタッフ
監督
チャン・フン
製作
パク・ウンギョン
製作総指揮
ユ・ジョンフン

映画評論
韓国現代史上最大の悲劇を題材に、笑いも交え感動作に仕立てた監督の離れ業
光州事件が起きたのは1980年5月。前年の朴正煕大統領暗殺から、非常戒厳令、粛軍クーデターなどが立て続けに起きた韓国の激動期、同国南西部の光州で民主化を求める20万人規模の市民デモに軍が発砲し、多数の死傷者を出した。さて、韓国現代史上...

2018年6月11日
岡山メルパ
★★★★



「羊と鋼の森」

3回繰り返される原民喜の理想の文体を表した文章。
「ー明るく静かに澄んで懐かしい文体。
少し甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体。
夢のように美しいが現実のようにたしかな文体。」


この言葉と、森と、そして調律という仕事を、どのようにして映画として説得力のあるものにして行くのか?派手な場面、ラブストーリーもないので、ものすごくむつかしい作品になるだろう、ということはわかっていた。わかっていて、それに挑戦するのだから、見てやろうという気持ちで、観た。


結果は、「コツコツ、コツコツですね」という板鳥さんの感想とかぶる。ピアノの音と森の映像をかぶせる。それがうまく行く時(上白石萌音の演奏シーン)と、冒頭の森のシーンのように意味わからない映像になっている時がある。


小説を読んでいる時はよくわからなかった、「羊のハンマーが鋼の弦を叩く」という意味が、映像できちんと見せてくれて、調律の音の違いがわからないまでも少し聞き分けられたり、映画ならではの部分があって、良かった。デモ、原作のような感動は、ちょっとむつかしかったかな。

(物語)
将来の夢を持っていなかった外村は、高校でピアノ調律師・板鳥に出会う。彼が調律したその音に、生まれ故郷と同じ森の匂いを感じた外村は、調律の世界に魅せられ、果てしなく深く遠い森のようなその世界に、足を踏み入れていく。調律師の先輩たち、高校生姉妹、引きこもりの青年、意地悪なバーのオーナー。ときに迷い、悩みながらも、ピアノ関わる多くの人に支えられ、磨かれて、外村は、調律師として、人として、逞しく成長していく。
監督 橋本光二郎
出演 山﨑賢人、鈴木亮平、上白石萌音、上白石萌歌、堀内敬子、仲里依紗、城田優、森永悠希、佐野勇斗、光石研、吉行和子、三浦友和
[ 上映時間:134分 ]
http://hitsuji-hagane-movie.com/sp/

2018年6月14日
TOHOシネマズ岡南
★★★★



「30年後の同窓会」

2003年の元海兵隊員の心情と、当時のアメリカの空気をよく伝える、思いも掛けない興味深い作品だった。原題は「LAST FLAG FLYING 」(最後の国旗掲揚?)。これは悪い邦題のつけ方の見本。


アメリカ国民にとって、ベトナム戦争とは何だったのか。イラク戦争とは何だったのか。酒浸りになるにせよ、牧師になるにせよ、地道に労働者になるにせよ、傷を持ち込んで30年間過ごさざるを得なかった。それは、それから15年経った今のアメリカも同じなのだろう。ドクとドクの息子が合わせ鏡の関係を持っていたように、現在も合わせ鏡を持っているのだろう。

(ストーリー)
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だった過去を捨て今は牧師となったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。ドクは、1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われるなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう――。
監督リチャード・リンクレイター
出演 スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーン
[ 上映時間:125分 ]
http://30years-dousoukai.jp/sp/

2018年6月14日
TOHOシネマズ岡南
★★★★

私のわけのわからない感想よりも、高遠菜穂子さんの映画鑑賞記には、真実が詰まっています。長いですが、是非読んでください。

高遠菜穂子
戦争場面が一切ないけど、やっぱり反戦映画だと思いました。
原題の「Last Flag Flying」の意味を考えても、そう思いました。
"Keep Flag Flying "戦い続けるのを、もう最後にしようぜというような。
そして、ベトナム帰還兵とイラク帰還兵はやはり似ていますね。
2世代にわたって国に命を捧げた親子、ドクとラリー。
この2つの戦争は、救いようのないほど大義も意味もなく、
長引かせるだけ長引かせ、若い世代は粗末に扱われた。
これだけ国に尽くしたのに、払わされる代償が大きすぎやしませんか?
「心から恨んでいるものは、大昔の自分の愚かさ」だと断言していたサルが、
「辛かった」と本音をぶちまける場面。
帰還後は自由に楽しく生きているように見えた彼の心の傷があまりに深いことに、
こちらまで胸が痛くなりました。
イラクで強張った顔をした若い米兵たちを思い出しました。
私たちは、兵士を讃えながら、どこまで彼らを理解しているといえるでしょうか。
戦争はウソで始まり、ウソで終わる。
僕らはジャングルへ、そこに意味はなかった。
息子は辺ぴな砂漠へ。なぜだ?理由なんかない。
そして、棺はウソで固められて。
どん底にまで落ちないと目が覚めない。
この悲劇はわかっていた。
ついに3人の口からいくつもの実感が語られます。
少し、イラク戦争とイラク帰還兵のことを書かせてください。
今年はイラク戦争開戦から15年。
開戦以来、イラクは"テロ”の最大被害国のひとつとなり、
内戦状態にも陥り、地獄を何度も経験しました。
ここ数年は、イラク戦争が生んだモンスター"ISIS"に苦しみました。
イラク戦争は「永遠の対テロ戦争」の始まり。
テロ撲滅どころか、世界中にテロが拡散してしまった。
つくづく...
戦争は理想論。ちっとも現実的じゃない。
戦争は費用対効果が低すぎる。安全は遠のくばかり。
2003年
「イラクは大量破壊兵器をもっている」
かつての米大統領や英首相は脅威を煽り、
勇ましいリーダーたちは「世界の安全のために」
イラクへの先制攻撃を強行しました。
攻撃開始からわずか数週間で、
「大規模戦闘終結宣言」を発したブッシュ大統領でしたが、
サクッと終わる戦争なんてない。
しかも、敵が誰かわからない。
そのうち「動くものはすべて撃て」が繰り返され、
夥しい数の民間人がさらに犠牲になっていく。
いつか聞いた声。
いつか来た道。
ジャングルは砂漠に続いていたというわけか。
2003年11月、日本の外交官2名がイラクティクリートで殺害。
12月、フセイン大統領処刑。
私はバグダッドでそれらの報道を見ていました。
米軍の占領政策は「失敗」と叩かれ、
狙撃や爆弾攻撃が増えていきました。
路上には巻き添えになった人々の血や遺体。
苛立つ米兵たちは私たちにも銃を向けることが多くなっていました。
学用品を届ける米兵たちと学校で行き合った時、
生徒も先生も一斉に校内に隠れました。
両手を上げないと撃ってくるかもしれない米兵たちを、
好きになれとは無理な相談です。
何万人ものイラクの民間人が殺されたのち、
勇ましいリーダーたちは、
大量破壊兵器保有疑惑は「誤情報」だったから謝ると言いだしました。
いやいや、遅いよ。遅すぎる。
すでにイラクは泥沼です。
戦場イラクで路上爆弾や狙撃で殺された米兵の死者数が止まらない。
「兵士を帰還させよ」というスローガンが全米でうなっていました。
いつか聞いた声。
いつか来た道。
ジャングルと砂漠が一緒になっていました。
「大義なき戦争」でイラクに送られ、
過酷過ぎる戦場を生き延びた若い兵士たち。
2005年、私は彼らに会うためにアメリカに行きました。
故郷に帰ってきた彼らは戸惑っていました。
「英雄」と呼ばれながら、自分のしてきたことに「痛み」を感じて。
1971年、ベトナム帰還兵が自らの残虐行為を告白し「冬の兵士」となりました。
2008年、今度はイラク帰還兵たちが「冬の兵士」となりました。
私がそれまでイラクの人々から聞き取ってきたおぞましい米軍蛮行の被害は、
加害者である米兵が語ったことで、初めて世間に大きく知られることとなりました。
米兵の「告白」は軍法裁判にかけられたり、刑務所送りになる可能性が高いのです。
彼らの勇気と良心は賞賛に値します。
けれど、「心の痛み」はそばにいてヒリヒリするほどでした。
兵士としての行為が、一人の人間としての良心と折り合いがつかないよ。
僕が殺したあの子は誰だったんだろう?
「動くものはすべて撃て」と上官の命令。
そんなこと「あってはならない」のに、
イラクとベトナムでは「日常茶飯事」だった。
笑っていたって心は痛い。
「殺すか殺されるかは当たり前」と米兵はよく言いますが、
「殺したくない」は軍隊では罪。
戦場で人間性を取り戻すことだけはやっちゃいけないんだ。
「名誉」だとされながら、いっそ殺されたいと願う日々。
「ウソ」を受け入れねば生きていけない者、
隠し通さねば生きていけない者。
楽になりたくて戦場に戻ろうとする者。
アメリカでは帰還兵が1日平均22人自殺するという。(退役軍人省)
「本当ですか?」と訝る私に、「現実はもっと多い」と即答する米専門家。
映画の中のベトナム帰還兵3人も若いイラク帰還兵も、
命令があれば死ぬことさえ厭わない覚悟をもっている。
「国に命を捧げた兵士はみな英雄」。
なのに、彼らはみな胸の中に痛みを抱えている。
せめて、その戦争を始める理由が「ウソ」でなければ。
せめて、ジャングルでの戦いに「意味」があれば。
せめて、失われた兵士の棺が「真実」で包まれていれば。
〜Not Dark Yet (まだ暗くない)でも やがて闇となる〜
私たちが「ウソ」と「隠蔽」に慣れた頃、
私たちの「英雄」はさらなる「ウソ」と「隠蔽」で固められていることだろう。
それが「国に命を捧げる兵士」に対する敬意といえるの?
長らく戦場から遠ざかっていた私たち日本人は今、そこに向かって歩いている。
「国に命を捧げる兵士」を戦地に送り出す覚悟が私たちにあるといえるの?
もう一度、闇に葬られ、闇に突き落とされないと目が覚めないのか。
あたりはもう暗くなってきた。
「終わった人」

よくある「何もすることなくて妻からゴミ扱いされる人」ではない。そもそも舘ひろしが、ずっとそんな役を勤めることができるはずはない。全編「終わらない人」を演じながら、何度も終わる人になる役である。

そもそも、東大卒で役員競争に敗れて地方会社の専務で終わった人の定年後が、退屈になるはずがない。それでも、なんとか居場所を見つけようとする、都会の人の話。

まあ、好きにやって、という感じ。

それでも、久しぶりの中田監督でした。職人監督です。

(ストーリー)
大手銀行の出世コースから外れ、子会社に出向させられたまま定年を迎えた田代壮介。これまで仕事一筋だった壮介は途方に暮れる。日々、やることがない。時間の進みが遅すぎる…。このまま老け込むのはマズイと感じ、スポーツジムで身体を鍛え直したり、図書館で時間を潰そうとするのだが、よく見ると周りにいるのは“終わった”ように見えてしまう老人ばかり…。美容師として忙しく働く妻・千草には、ついグチをこぼし、次第に距離を置かれてしまう。「俺はまだ終われない」と、職業安定所で職探しを始めるも、高学歴と立派な職歴が邪魔をして思うように仕事が見つからない。妻や娘からは「恋でもしたら?」とからかわれる始末…。
監督 中田秀夫
出演 舘ひろし、黒木瞳、広末涼子、臼田あさ美、今井翼、ベンガル、清水ミチコ、温水洋一、高畑淳子、岩崎加根子、渡辺哲、田口トモロヲ、笹野高史

http://www.owattahito.jp/sp/index.html

2018年6月18日
TOHOシネマズ岡南
★★★







最終更新日  2018年07月18日 07時42分11秒
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