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カテゴリ:韓国旅行2012
首露王陵となりの金海の観光案内所には、日本語の出来るお姉さんがいる。そこで二つ聞くことがあった。
ひとつめ、良洞里遺跡、柳下貝塚はタクシーで果たして行くことができるか。バスは無いと言う事は知っていた。地元のタクシー事情を知りたかったのである。 ふたつめ、金海の大学に考古学博物館はあるか。 ひとつ目については、遺跡の正確な住所をその場でネットで出してもらったのでOK。ここのタクシーは総べてナビがついているので、住所さえあればたどり着くことができる。 二つ目については、金海の大学では考古学の発掘はしていないらしい。よって、博物館は無い。 どちらも聞いて良かった。彼女によると、国立博物館に行けばもっと詳しいことはわかるそうだが、そもそも今日は月曜日で博物館が休みだから遺跡めぐりを計画したのである。日清カップラーメンをプレゼントして、観光地金海ですぐにタクシーを拾う。 幸い人のよさそうな運転手でずるをする気配なし。30分ほど車を走らし、ナビに従って良洞里(ヤントンリ)遺跡のある場所に行くと、工場団地に入り、工場の敷地にたどり着いた。行き止まりだ。タクシーの運ちゃんがたまたま休憩していた工員に聞いてくれた。そしたら、(これはものすごくラッキーなことなんだけど)彼は遺跡の場所を知っていて、どうやら車は入らないので歩いていく処だと教えてくれたらしい。私は運ちゃんに「ちょっと待ってね」と言って写真にあるような小路を400mほど歩いた。 ちょっと開けた広場がそれだった。 当時この一帯は海だったはずだ。小さな小山の海辺に墓を設けたのだろうか。ここは三韓から三国時代にかけて、木棺墓、甕棺墓、石棺墓などが出ている。 そこから10分ほど走らすと、柳下貝塚がある。有名ではないが、行ってよかった。白い看板があるのですぐに分かった。 辺りは発掘していないのか、貝の堆積層がそのまま残っている。 看板には特徴的な土器が出たというような記述は無かったが、金海の文化を育むもとになったに違いない。 花木洞遺跡はついでに行った。良洞里と同じ時代の墓がある。やはり当時は海の中の小山だったと思う。 看板は見つけられずに終った。本当は昨日の福泉博物館でこの山の北側にある貝塚の詳しい地図もゲットしていたのである。タクシーを降りて歩き回ろうと思っていたのであるが、一旦タクシーを降りるとどこで拾うことができるのか、急に不安になったのでやめることにした。だいたいの感覚は分かったので、まあ、満足した。 これは花木洞の民家。屋根が独特だ。 これも民家。やっぱり所謂玄関は無い。 金海市庁に向かって帰り中。あの山のふもとが市庁です。その前に軽鉄道が走っています。山の頂上にある盆山城にはちょっと行けそうに無い。 しかしタクシーを使うと楽でいいけど、想う所は少ないということが分かった。ふだん一日で探しきれないところを約1時間半で回ったのである。タクシーを待たせていると思うと、ゆっくりする気持ちも起きず、なんか「そうなのね」で終ってしまった。やはり今後はタクシーを使うのはできるだけ避けようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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