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カテゴリ:旅の記録
青春切符があと二枚残っている。去る1月6日、歯痛が少し治まったのを見計らい尾道に小旅行しました。尾道商店街の前には「放浪記」の 「海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい」 という一節と銅像が迎えます。 そこから道路を渡ると、山のような尾道の「町並」が切り立っている。その坂を登る。まだ朝の10時。 前回(2011.3の祝島に行く前に寄った時)は一時間しか時間がなかったので、落ち着いて「尾道の迷路」の中に入れなかったけど、今回は進んで入って行こう。人が1人やっと通れるような石畳を登る。 狭い空間になんとか家を建てているのは、釜山でも同じなのだが、石垣の作り方は堅固で正確。細い抜け道、複雑な坂道、しかし釜山のように塀が崩れるとか垂直が取れていないとかはなく、綺麗な迷路が出来上がる。 この崩れかけた煉瓦でさえ正確に積んでいる。 家の至るところにこんな飾りがあった。よくわからない。 下町の屋根を見下ろす。なんとなく面白い。 向島への渡し船。大林宣彦監督の尾道三部作で、何度となく出てくる。 一挙に展望台に登ってみた。ここは、尾道海道に守られた天然の良港なのである。 千光寺から文学の小道に下りる。途中頼山陽の銅像と詩碑があった。頼山陽は備後の人である。 鼓岩。岩の上を小石で打つと「ポンポン」と鼓のような音がするらしい。 菅茶山の説明板があった。加藤周一の「夕陽妄語」の元になった「夕陽沈む」の詩がこの鼓岩で詠まれたとは、初めて知った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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