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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
台湾旅は最終日分が残っているけど、その前に先月のコレを紹介。
「ビッグイシュー303号」ゲット。今号も読み応えある記事が多かった。 先ず、連載268回になっている「私の分岐点」。今号は、女優・木村多江さん。知らなかったのだが、もう40代半ばだ。本当に遅咲きの花だったのだ。 演劇に魅力されてずっと女優人生。貞子女優というイメージを一新したのが、10年ほど前の子供の死を乗り越えてゆく夫婦を描いた「ぐるりのこと」。あの彼女はすごかった。そこからが役者としてもスタートラインだったらしい。しかもその直後結婚している。しかも、間もなく切迫流産したらしい。しかも、インタビューを読むと完全にそれを乗り越えている。いやあ、もう一度主演女優賞を獲るような作品に出させてやりたい。 表紙は、イギリス女優のキャリー・マリガン。この写真を見ると、なんか日本の女優・清水富美加そっくり。しかし、彼女とは似ても似つかない実力派俳優である。今回は1910年代戦闘的女性参政権運動を扱った「未来を花束にして」の宣伝インタビューである。私はたまたま森鴎外の「椋鳥通信」でこういう一文を読んだばかりだった。「ハイド・パークでまた、婦人参政権運動の大示威運動があった。来会者は25万人である。(7月23日ロンドン通信)」1910年のことである。この当時の25万人というのは、ものすごい数字だろうと思う。この映画はしかし、その二年後1912年より始まる。「50年続いた平和的な女性運動、実を結ばず、ついに過激な戦略「言葉より行動を」が始まった」らしい。いろんな市民運動が「曲がり角」を迎えている今、見るべき映画だと思う。 浜矩子さんは「貧困が若者を安倍支持に追いやる」と、分析している。悲しいけど、その認識から始めるべきだと、私も思う。 池内了さんが「宇宙人が地球にやってこないわけ」について、興味深い説を出している。たまたま私たちから5光年くらいのところに、光の速さの半分で飛べるロケットを発明した宇宙人がいるとしたならば、彼らは10年くらいで、やってくる可能性はあるらしい。しかし来ない。我々が戦争をしているので、とっくの昔にそれらを克服している彼らは、馬鹿馬鹿しくなって飛び去って行ってしまった、というわけらしい。うーむ説得力あるなあ。 「娘が反抗期でストレスが溜まっている」親に、枝元なほみさんのアドバイスが心にしみました。彼女提案の鶏の唐揚げ作ってみたい。 2017年1月31日読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月01日 18時15分49秒
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