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カテゴリ:読書フィクション(12~)
「微睡みの海」熊谷達也 角川書店 「仙河海サーガシリーズ」の第二弾。2010年4月から2011年3月10日までの物語。つまり震災直前までの話になっている。主人公は、「リアスの子」で、優等生として一瞬登場した昆野笑子。既に35歳になっている。 東北の一地方都市の、元教師の元先生や元教え子たちがでて来て、モチーフは絵画、主題は性愛を伴いながら揺れ動く「恋」である。 236pまで、ここまで共感の出来ない主人公も珍しいなと思いながら、読んでいた。大きく感心はしなかったけど、笑子の決断に至った、自分自身への分析に、初めて共感した。 大人の恋である。このあと、どうなるにせよ、次の日には大きく変転するのは確かではある。 装画はagoeraという人らしい。笑子のことを上手く描いていた。 2017年3月16日読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月27日 15時14分28秒
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