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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:読書(ノンフィクション12~)
「DAYSJAPAN 2018 6月号」 表紙写真は、シリア政府軍による空爆で負傷し、診療所で治療を受ける少女。ダマスカス郊外、東グータ地区、シリア。2017年10月。Photo by Samir TATIN 特集「シリア内戦」で黒木英充教授が解説する内戦の実情は、おそらく現代日本で1番分かり易いものなのだろうとは思うけど、実は全部理解することはできなかった。示してくれた2017年5月から2018年4月に至るまでの、三つの「シリア勢力図」は、たった1年の間に、「本当にこれが一つの国なのか」というぐらいにアメーバのごとく形を変えていた。その周りで暗躍するアメリカ、トルコ、ロシア、イラン、イスラエル、サウジアラビア。アメリカを常に「支持する」日本。「これはまるで、世界の軍隊が、この国で大きな軍事演習をしているのではないか?命をかけて」「その規模と質において、人類史の中で、最も愚かなことをやっているのではないか?」そんな感想を持った。だから、分かり易く解説してくれても、本当はよくわからない。ただ、教授の最後の言葉がとても不気味だ。 「「安保法制」後の今の日本が中東で米国の戦争に巻き込まれるとすれば、シリア内戦の延長戦上で対イラン戦争が現実味を帯びるときではないか。5月になって報道された東アフリカのジブチの自衛隊基地の拡充は、それと関連しないでもないように見える。そしてその戦争が起こるとすれば、もうそれは世界大戦の始まりというべきであろう」(21p) イッサ氏の目を背けたくなるようなシリアの市民の犠牲者たちの写真と文章。 ミニシリアとも言うべきイエメンのレポート。マッティ のの写真とレポート。 私にはわからない。どうして、こんな非生産的なことが日常化してしまうのか? 2018年6月読了 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月25日 08時21分28秒
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