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カテゴリ:読書フィクション(12~)
![]() 「僕の姉ちゃん」益田ミリ 幻冬舎文庫 「これは、僕と、僕の姉による つかの間の、ふたり暮らしの記録です。」 そのようにナレーションがあって、僕(杉野遥)と、僕の姉(黒木華)による連続ドラマ全10話を、アマプラで観た。 面白い。それで、つい買ってしまった。 マンガだけで読んだ方には悪いけど、私の脳内は、既に姉ちゃんは黒木華で、「僕」のまともなツッコミを平然と受けてやがておもむろに語り始める黒木華のドヤ顔が再生されている。もはや黒木華はちょっと気弱な新人サラリーマン弟を「フッ」と弄る、恋遍歴が少しだけあるアラサー女史にしか見えない。マンガだと行間の姉ちゃんの思考はかなりの想像力が必要なのだけど、黒木華の圧倒的な演技力のお陰で、無表情な顔の裏側で、頭が高速回転しているのがありありと見える。 ![]() 1巻目はソファーと台所机しか出てこないけど、私などは2人の住む家は東京郊外の一軒家、両親は長期海外旅途中で、庭の風景も知っている。なんか得した気分。 まるで、マンガをお勧めしているのか、ドラマをお勧めしているのか、不明な文章ではあるが、吉田善子脚本・監督は、原作の台詞をほとんどそのまま採用しており、ドラマをしみじみ反芻するにはピッタリの本です。‥‥やはり、ドラマを勧めているのかもしれない。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月17日 10時18分06秒
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