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カテゴリ:お仕事
今日は日曜日ということで、今日のエントリーは食べたものの画像から離れて、プロジェクトで使用しているレンタカーなど移動手段を紹介したいと思います。
プロジェクトの対象エリアは首都ディリのみだけではなく地方4都市も含まれているので、業務上で借上げる車は現地視察や巡回指導などが主な使用目的です。 客先との契約のルールでは「通勤」のために車を使ってはいけないことになっていますが、東ティモールでは安全上「暗黙の了解」になっています。 車は常時1台、これを滞在人員の最大4名でシェアし、メンバーの一部が地方出張して車を使う時は「2号車」を借上げますが、ほとんどは1号車の借上げだけで済んでしまいます。 ↑コチラが現在稼働している車の、「三菱パジェロ」です。 車の車種とかに疎いのでこれがどういうモデルなのか、何年式なのかということはよく分かりませんが、「三菱パジェロ」ということだけは分かります。 あと分かるのは、インタークーラーターボと書いてあるのと、サンルーフが付いていることぐらいです。 ちなみに、もう1年半ぐらい同じ車をレンタルしていますけど、サンルーフは今まで一度も開けていません。 ていうか、常にエアコンでクーラーをかけていないと、車中はとてもじゃないですけど暑くて仕方ありません。 車の後ろ、リヤのドアのところに、↑こんな表示があります。 「寒冷地特別仕様車」とのことですが、年中最高気温が30度を超える熱帯の東ティモール・ディリ市で、寒冷地仕様は不要だと思います・・・。 これが貼ってあったことでお分かりだと思いますが、この車に限らず、東ティモールで走っている車のほとんどが、かつては日本国内で走っていた中古車または廃車です。 というのも、東ティモールは日本やオーストラリアと同じ左側通行・右ハンドルという道路交通なので、中古車でも程度がそこそこ良い日本車に人気が集中しているというわけです。 日本からシンガポールなど業者を経て、東ティモールに輸入される中古車の数々、車種もセダン、4WD、軽トラやピックアップなどの商用車、はたまた小型トラックまでと様々です。 笑っちゃうのは、フロントガラス他にどこそこ神社の交通安全お守りのステッカーが貼ったままになっていたり、クロネコヤマトの宅急便の車がそのまま走っていたり(勿論サービス外)、「○○工務店」そして電話番号もそのまま書かれている車を使って仕事をしていたり・・・ネタを探せばゴロゴロ転がっています。 リアウィンドウには、↑こんなステッカーも貼られています。 「保管場所標章」・・・いわゆる車庫証明の表わすものですね。 これによると、「京都府舞鶴市 舞鶴東警察署長」となっています。 一応、元オーナーが判明してしまう恐れがありますので、番号だけはモザイク処理しています。 舞鶴・・・確かに冬場は寒く、雪も降りやすい場所ですし、寒冷地仕様というのもナットクです。 最後に、我々のプロジェクトとは関係がありませんが、東ティモールでの庶民の足、オートバイ事情について少し触れてみます。 10年前にインドネシアからの分離独立を決めた直後の東ティモールは独立反対派の放火や破壊活動によって、建物や道路などのインフラが壊滅的なダメージを受けていました。 道路も穴ぼこだらけ、舗装もままならぬ箇所も多くありましたが、現在のディリは復興を遂げ、少なくとも道路だけはだいぶマトモになっています。 その頃、現在のようにタクシー(メーター無し)やmikrolet(乗合いバス)がほとんど無く、庶民の移動手段は「徒歩」でした。 国も独立を果たし、徐々に経済が正常化していくと、市民の多くが自分で「夢のマイバイク」を買うようになってきて、Aから始まったナンバープレートも今ではCまで進んできていてDも目前という状況です。 値段が安いこともあって、走っている多くは中国製のオートバイですが、中には上画像のような「HONDA」や「YAMAHA」も見かけます。 いずれもインドネシアからの輸入品だと思いますが、月賦で購入していたとしても「憧れのHONDA」を持っているというだけで、彼にとっては一財産であることには変わりありません。 私からみていると、ノーヘル(特に二人乗り、三人乗りしている子供達に多い)がまかり通っていますし、交通マナーも決して良いとはいえませんので、今後ますます台数が増えていくことを考えると、罰則を決めて厳しく取り締まるような対応が求められると思います。 明日のエントリーは、また食べたもの画像の紹介に戻ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 14, 2010 08:07:35 AM
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