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2010年04月03日
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先日、友人から借りた、
エリザベス キュープラー ロスの『ライフレッスン」を読んでいて
まだ最後まで読んでいないのですが、
とても素晴らしい本でしたので、ご紹介したいと思います。

先日も少し書きましたが、エリザベス キュープラー ロス博士は、
精神科医であり、終末期医療の第一人者として、
たくさんの末期の患者と接しており、
死後の世界の研究でも有名な方ですが
彼女自身が脳卒中で倒れ、闘病生活を強いられるようになり
この本はその頃に書かれたものです。

この本は死後の世界のことではなく
この人生の中で起こるさまざまなことから、
私たちが何を学ぶのかといったことが書かれてあるのですが、
多くの実例とともに、とてもわかりやすく書かれてあります。

項目は
愛のレッスン、ほんものの自己のレッスン
人間関係のレッスン、喪失のレッスン
力のレッスン、罪悪感のレッスン、時間のレッスン、恐れのレッスン
怒りのレッスン、遊びのレッスン、忍耐のレッスン、
明け渡しのレッスン、許しのレッスン、幸福のレッスン
と分かれてあります。

どれも、ほんとそうだなあと深く納得できる内容でした。

許しのレッスン、人間関係のレッスン、怒りのレッスン、
罪悪感のレッスンなど
私のこれまでの人生のカリキュラムの中でも、
大きな位置をしめていたように感じます。

そして、この項目の中で私が最も苦手なレッスンは
「忍耐のレッスン」なのですが
それもごく最近、少しだけ学んだ気がしていますウィンク


ということで、今日は、その項目の中の
喪失のレッスン(ページ83~109)から、一部を抜粋してみますね。


『わたしたちはいずれ、すべてのものを失うが、
最終的に問題となるのは喪失そのものではない。
家、車、仕事、お金、若さ、そして愛する人でさえ、じつは借り物にすぎない。
すべてのものと同じように、愛する人も永遠に自分のものではありえない。
しかし、その真実に気づいたからといって悲しむことはない。
むしろ反対に、その気づきによって、地上に行きているあいだに
味わいうる多くの素晴らしい経験にたいする
正しい認識があたえられるのである』

『喪失は、人生の中でもっとも苦しいレッスンのひとつではあるが
人は喪失なくしては成長できず、喪失なくしては人生を変えることはできない。
ユダヤ人の社会に
「多くの結婚式で踊る者は、多くの葬式で泣く」
という古いことわざがあるが、友人の数が多ければ、
それだけ喪失を味わう機会もふえるのである。
もし、あなたが喪失の痛手に苦しんでいるとしたら
それはそれだけ豊かに人生の祝福をうけていたからである』

『悪のない善がなく、影のない光がないように
喪失体験のない成長がありえないことは確かである。
奇妙に思われるかもしれないが、成長をともなわない喪失も
またありえない。
そこが理解しにくいところであり、だからこそ
われわれはこんなにも喪失にとらわれてしまうのだろう』

『その両義的なしくみを、がんで子どもを失った両親のケースから
学ぶことができる。
喪失の直後、両親は「この世の終わりだ」といって嘆いた。
ところが何年かのち、両親はその悲劇を通じて、人間的に成長をとげていた。
もちろん、子どもを失う経験など、できることならぜったいにしたくはなかった。
だが、両親は喪失体験のおかげで、
おもってもみなかった境地に到達することになった。
すなわち
「あの子が最初から生まれてこなくて、
あの子を一度も愛したことがない人生よりも
あの子を愛し、そして失った人生の方がよかった」
と思えるようになったのである。
愛する対象を持った経験がないことと
一度はそれを持ち、失う経験をもったこととは
くらべものにならないほど大きな違いがある』

『喪失による成長は、外から見てすぐにわかるようなものではない。
しかし、確実に成長している。喪失の痛手を味わった人は
いずれ強くなり、より全体性に近づいてゆく』

『喪失というと、愛する人、いのち、家、財産などを失うような
大きな喪失をかんがえがちだが、
小さなことが大きな喪失になるというケースもふくまれる』

『愛する人を亡くすことは、まちがいなく最もつらい経験のひとつである。
ところが、離婚や生き別れで相手を失った人が
死別だけが究極の喪失ではないことに気づくことがある。
相手が生きているのがわかって、その相手と生活をともにできないという
現実が、相手がこの世から永遠にいなくなるよりも苦痛が大きく
あきれめるのが難しいという場合もあるのだ』

『人はみな、自分だけの時間、自分だけの方法で喪失を体験する。
人間には拒絶という、すばらしい恩寵があたえられているからだ。
だから、その時期がきた時に、はじめてその感情を経験する。
感情は、われわれがそれを感じる用意ができるまで、
安全なところに貯蔵されている。
両親を失った子供には、しばしばその例が見られる。
おとなになり、対処できるようになるまでは、
両親の死に悲嘆をかんじないこどもが少なくないのだ』

『過去から逃げさることはできない。
過去の悲しみはしばしば、
悲しみを味わう準備ができるまで未決状態のまま凍結される。
あたらしい喪失体験が、過去の喪失の悲しみを再現する
ひきがねになることもある。
つぎに別の喪失を体験するまで、
最初の喪失にはなんの感情もいだかないこともあるのだ』

『愛する人、とりわけ生前に複雑な感情の対象だった親が亡くなったとき
深刻な葛藤に悩まされることがよくある。
喪失にショックを受けているにも関わらず、素直に悲しむことができないのは
自分を愛してくれなかった人の死をどのように受け取ったらいいか
わからないからである』

『喪失が複雑なものであろうとなかろうと
喪失を体験した人はみな、自分の時間、自分の方法でいずれは癒されてゆく。
そのプロセスのパターンやそれにようする時間は、人によって異なる。
悲嘆はつねに個人的なものである。
そして、一カ所にとどまることなく、人生を歩みつづける限り
すべての人は癒される』

『喪失体験の癒しには多くの段階がある。
その準備ができたら、まず喪失を実感し、その事実を事実として認めることだ。
拒絶という恩寵のはたらきに身を任せ、こころに感じるべきことを
感じているだけだと銘記すればいい。
そうすれば、苦しみから逃れる唯一の方法は
苦しみを味わいつくすことだという真理が見えてくる』

『むかしの喪失を癒すためのレッスンが、つぎの喪失も回避できないのだと
いう気づきの中に存在する場合もある。
人生の中に喪失を防ぐ手だてはないと悟ることが、古い喪失の癒しになるのだ。
喪失を警戒しすぎることによって、わたしたちは逆に喪失を招いている。
愛する人を失わないようにするために人を愛さずに遠ざけていれば
そのこと自体が喪失になる』

『ほんとうに重要なものは永遠に失われることはない。
うけとり、あたえてきた愛が失われることはないのだ』

星月星月星月

いくら深い喪失の中にあっても、いつか必ず癒される時が来る。

このことは、私が強く実感してきたことでした。
私もこれまで生きてきた中で深い喪失を味わったのだけれど
その体験のおかげで、今、この生で体験していることのすべてが
愛おしいと感じることができるようになったのだなあと。
そして、その結果として、全体性
つまり、ワンネスを感じるようになったと言えるのかもしれません。
(この本では全体性と訳されていますが
原文はワンネスーOnenessなのではないかな~と)

失わなかったら、気づかなかったことって
本当にたくさんありますね。

どんな人でも、いつかはこの世界を去り
別の世界へと旅だってゆきます。
それまでに、いかに多くのレッスンをこなしてゆくのか。

そして、どんなに形は失われたように感じても
その時、受けとった愛や、与えることができた愛は
永遠に失われることはない。
それだけが永遠へとつながってゆくのだなあと。

また他のレッスンの項目で、なるほどな~と感じたことがありました。
ここでまたご紹介したいですが
機会がある方は、ぜひ読んでみてくださいね~

CSC_2320 のコピー.JPG
いのちあるものは、すべて、いつかはその形を失ってゆきます。
でも、そこに存在していたことが大きな意味を持つのですね。








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最終更新日  2010年04月04日 20時48分03秒
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