カテゴリ:リウマチ*治療薬と経過
関節リウマチを発症したのが 2006年で、罹患してから… 今年2019年で…早13年目を迎えます。 こちらのブログは、 自分の病と向き合い…共に生きていく為に始め、 これまでは…診察日の様子を主に書いてきましたが…。 今回は…最近のリウマチの状態や、 私の主たる治療の"シンポニー"の自己注射について、 簡単に書き残しておきたいと思います。 リウマチ関連の記事になっていますので… お時間や関心がありましたら、おつき合いください。 関心のない方は、スルーしてくださいね。 またリウマチ関連の記事を書いた時には、 にほんブログ村のリウマチランキングにも参加させてもらっています。 ----------------------------------------- 生物学的製剤シンポニーの治療 ----------------------------------------- 前回の診察…「2018年12月…明暗のある冬の診察日 &シンポニー延期とロキソニン半錠の減薬結果…」の時に 「7週間までなら…ギリギリ大丈夫ですが、 今回の事で分かったと思いますが…キッチリ打ちましょうね。」と、 主治医より優しく指導を受けて、 5週間ぶりの1月17日に…2回目の自己注射をしました。 今回は、前回と違い…5週間目に入った辺りから、 あちこちの関節の痛みやかなり強い頭痛等の… 薬の効果切れと思われる症状が出現し始め…。 年末年始と…寒さもあり…酷使してきた手指も、 パッカリ割れのヒビ割れや荒れや… 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の症状で、 限界に達しようとしていて…必要にかられて自己注射しました。 生物学的製剤(バイオ)の"シンポニー"の皮下注射の成分や働き等ついては、 以前の詳しい記事でどうぞ。 ➼「生物学的製剤シンポニー皮下注射へ変更し4ヶ月… 」 ➼「2018年6月…梅雨から真夏の診察日 &足裏の腫れもリウマチ症状&シンポニーから1年…」 主たる治療の…生物学的製剤(バイオ)の"シンポニー"は、 2017年夏より開始し、 以前は、バイオ(生物学的製剤の皮下注射をするだけ)の日や診察日と… 1ヶ月(4週間)に1回は欠かすことがなく…病院で 皮下注射してもらってきました…。 診察終了後に…処置室で看護師にしてもらうのが定例で、 そんな繰り返しも…ようやく1年が経過し、 自己注射が可能な薬剤になりました。 1年ぶりの久々の自己注射の開始だった為…診察日に、 看護師から…これまでの自己注射の違い等を教わりながら、 1度練習も兼ねて…デモ機で行い、 次には自分で…腹部の臍下に自己注射をしました。 お臍の周辺は、神経が集まっているので…痛みが強くなり、 少し離れた脂肪をしっかりつまめる場所を選んで…。 いつも看護師さんにしていただく皮下注射は、 上腕部だったので…薬剤を注入する時に、 キューッと薬液が注入した痛みがありましたが…。 自分でする自己注射では、 痩せたとは言え…脂肪もまだまだタップリの腹部(臍下)にしたので、 久々でしたが…楽に注射が出来て… しかも!!ほとんど痛みを感じずに…驚くと共に安心しました。 ----------------------------------------- シンポニーの自己注射方法 ----------------------------------------- 12月から自宅へ持ち帰り…自分で皮下注射し、今回は…2回目。 また、生物学的製剤の中では… "エンブレル"→"オレンシア"に続き、3種類目となる自己注射でした。 自己注射の方法に関しては、 1回目の"エンブレル"…2回目の"オレンシア"の 以前の記事で…かなり詳しく書いていましたので、 今回のシンポニーの自己注射の方法は、 添付された詳しい説明書きがありましたので、写真を掲載しておきます。 ➼「2015年3月~エンブレル自己注射開始… 」 ➼「2017年3月~理想的な自己注射オレンシアは1ヶ月で終了。 」 自己注射が初めての方や慣れない方でも、 始めに…看護師さんから何度でも詳しく教えてもらえ、 練習用のデモの皮膚に注射練習できたり… 自分で皮下注射する実践も出来たり… 毎回注射の為だけに通院する事もできます。 またスターターキットの中には、 DVDもあり…それを見て、 慣れてから安心して…自己注射できるようになっています。 実際にする…自宅での自己注射では、 自分で…腹部の脂肪がタップリの部位を つまんで(2-3cmにして)そこに注射するせいか… 練習の時と同じく、全く針刺しから…薬液注入時にも、 痛みがなくて…毎回本当に驚きました。 痛みがないのは、 注射する事に集中していたり… 注射する部位を選んでいる以外にも…。 30分前に冷中から出して常温にし… 薬液温度と体温の差をなくすことや、 針穴を上に向けて… 針先を1番鋭角にした状態で針刺しすることや、 針刺し後は…薬液の注入中や、 針抜きの際に…注射器自体をグラグラ動かさず固定することや、 注射器本体のシリンジの違いによるのかもしれません。 これまでは…ゆっくり自分で薬液を注入後、 針先が動かないように気をつけて…ゆっくり針を抜いていましたが…。 今回の"シンポニー"からは…シリンジの形が違い、 薬液の注入後は…パンッとバネが戻って、 自分で注射器を皮膚から離さずに…注射針が勝手に引き戻る感じで、 あっという間に薬液の注入が終わっている感じでした。 ----------------------------------------- シンポニーの自己注射の利点と欠点 ----------------------------------------- また…これまでの自己注射では、 週に1回は…必ず自己注射しなければならなかったのですが…。 今までの生物学的製剤の自己注射と"シンポニー"との大きな違いは、 そんな毎週…自己注射する必要がなく、 月に1回…4-7週に1回の注射で済むという利点。 最近では…インフルエンザの治療でも、 毎日服用するカプセルや錠剤の内服薬から、 感染した時に一度吸入するだけ… 一度服薬するだけの薬が販売されていますが…。 同じように⁉︎月に1回だけの自己注射は、 時間的な制約がないばかりか… 自宅で5分程で終わる…負担が少ない治療だなと実感しています。 ただ欠点は、かなり高額な治療だということだけで…。 リウマチの治療の生物学的製剤は、 医学の進歩や新薬の開発により、 薬剤の種類だけでなく… 皮下注射以外にも…新薬の内服薬("ゼルヤンツ")もありと、 年々その数は…多く増えてきていると感じます。 ➼「2017年4月~新薬のゼルヤンツ内服開始…」 また、メーカーによって…医療器具の注射器も、 医療器具医療従事者だけでなく、 自己注射する患者自身が…簡単な操作で扱い易い 注射器へと改良が進んでいることも… 今回の"シンポニー"の自己注射では強く感じました。 自分に合う薬が見つかるまでの…2017年の1年間は、 身体が痛くて…日常的動作もままならない状態になり、 さまざまな薬を試したりもしましたが…。 今回、自己注射した…"シンポニー"に出会えて、 消炎鎮痛剤の"ロキソニン"も半錠にして服用する程、 痛みがかなり軽減し…日常生活が楽になり、 寛解期のように…安定した状態になりました。 ----------------------------------------- リウマチの治療薬の既往歴 ----------------------------------------- 私のリウマチの既往歴は、 生物学的製剤の開発やその歴史を辿っているかのようで、 使用開始されたばかりの"レミケード"から始まり、 2-3年毎に繰り返される寛解と悪化により、 薬も変更してきましたので…載せておきます。 今考えると…リウマチの悪化により、必然的に… 診断後…3年目から始まった生物学的製剤(バイオ)治療でしたが、 早期に始めた(開発により始められた)おかげで、 13年目にもなりますが、 何とか…関節の拘縮や変形が最小限に抑えられ、 人工関節への手術も…現在は必要なく、過ごせているように思っています。 2006年6月,関節リウマチと診断されて…(メトトレキサート内服を開始) 2009年6月~レミケード(TNF阻害薬)点滴(+メトトレキサート内服) →アクテムラ(IL-6阻害薬)点滴(+メトトレキサート+プログラフ内服) →2015年から転院し、ステロイド薬を止め、 エンブレル(TNF阻害薬)自己注射 (+プログラフ内服+リウマトレックス→メトレート内服) →2017年3月~オレンシア(T細胞阻害薬)自己注射 (+プログラフ内服+メトレート内服) →2017年4月~ゼルヤンツ内服薬(JAK阻害剤薬) (+プログラフ内服+メトレート内服) →2017年7月~シンポニー皮下注射(TNF阻害薬) (+プログラフ内服+メトレート内服 →プログラフ内服中止) (また抗リウマチ薬のMTX内服薬では、 リウマトレックスでは…吐き気や倦怠感の副作用が強く、 同じジェネリックのメトレートに処方変更をしてもらったり、 その都度、状態に合わせて変更はしてきています…。) 治療を迷われていたり、専門医や担当医を探しておられたり、 人工関節手術等の体験談もあり、 参考になりそうな…サイトもリンクしておきます。 ➼『関節が痛い.com-関節リウマチ-』 ➼『関節が痛い.com-先生一覧/地域で選ぶ-先生があなたに伝えたいこと-』 ----------------------------------------- まとめ ----------------------------------------- 悪化して何もできない時や… 痛みで身体の自由が効かないだけでなく、 精神的にも落ち込んだり…焦ったり… 絶望的なうつ状態になったり…笑顔が消える時と、 これまで多々…辛い経験もしてきましたが…。 長年同じ…生物学的製剤を使用すると、 私の場合は…耐性がつくようで、 4.5年に一度くらいは薬を変更する必要があるようです。 今回は、"シンポニー"に変更して…2年目で、 ようやく…薬の効果が発揮してきた気がしますが…。 薬が自分に合う合わないというだけでなく… 病であるからとあきらめるのでもなく… 食や生活の改善や運動で…筋肉量を維持しながら体重を減らし、 自分自身の精神的な心がけや 身体的な日常的なケアが重要だなとも感じています。 特に…この半年は、 体重を4-5kg減らした…ダイエットにも成功し、 無理をせず…手首や足や肩の関節に 負担をかけない生活をしてきた効果もあり… 普通の生活が出来るまでに回復してきたように思うからです。 ➼「断酒+貧血予防=ダイエットに?!体調管理の強い味方」 ➼「手首の負担を減らす!!家仕事のお洒落な?!役立ちアイテム[洗濯編]」 ➼「手首の負担を減らす!!家仕事のお洒落な?!役立ちアイテム[キッチン編]」 ➼「手首の負担を減らす!!家仕事のお洒落な?!役立ちアイテム[掃除編]」 結局、関節リウマチは…生命には直結しないけれど、 長年つきあっていかないといけない病なので、 そうであるならば…なりたい自分や人生の中で体験したいことは、 元気で…出来るうちに出来ることを…と、常に意識しながら、 後悔のない生き方がしたいとも思うのでした。 寒さの底とも感じる冬本番で…低気圧が支配し、 肌寒く冷たく…リウマッチャーには辛い季節ですが、 来月には…暦の上での"立春"。 ネックウォーマーやパーカーのある服で…首周りを、 長めの長袖や手袋で…手指や手首を、 靴下はハイソックスや2重履きで…足首をと、 首とつく部位を温めることで…身体全体に巡る血液を温め、 衣類調節や…換気よく湿度を保ちながら環境を整え、 花粉症やインフルエンザの予防対策をしっかりしながら、 春を待ち侘びたいと思います。 そして、何より気持ちだけでも…明るく前向きに…。 今回は、久々のリウマチ記事で…かなり長くなりましたが、 私の備忘録のような…持病の事におつき合いくださり、 最後まで聴いて下さって、ありがとうございました。 記事更新の励みとなる… お一人お一人のクリック↑をお待ちしています。(=゚ω゚)ノ myblog『journey』 *okinawa *hospital 別ブログ↑では、 ようやく年始めを機に…半年以上休んでいたブログを再開。 今年の四文字熟語は…「一竜一猪 始まりの年」にしました。 今年は、本来の旅ブログである… 別ブログでも、多くの旅記録を綴っていきたいと思っています。 長い記事が多いので、お時間のある時に… 関心あるスポットだけでも…ご覧いただけると嬉しいです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/11/05 03:49:53 PM
[リウマチ*治療薬と経過] カテゴリの最新記事
|
|