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カテゴリ:小売業
【特色】門前薬局型を得意とする調剤薬局チェーン中堅。M&Aに積極的。処方箋データの販売も
【連結事業】調剤薬局97(6)、他3(3) 【増 益】店舗は純増10(前期M&A含め7)。処方の長期化追い風に処方箋単価上がり既存店堅調。後発薬比率増えて加算獲得進む。期末に薬価改定や薬剤師人件費増加による粗利悪化あっても営業増益。増配。 【強 化】持分適用した医療IT企業と処方箋情報管理サービスで今期中に協業開始計画。前期開始した医療モールは集客力強いと判断、中期的に10拠点体制目指す。 (会社四季報2011年9月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、ファーマライズHD(2796)について書かれたもの。 保有銘柄である。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は百万円。 2006年5月期 14590 2007年5月期 15348 2008年5月期 18506 2009年5月期 19994 2010年5月期 23416 2011年5月期 26825 2012年5月期 28400(会社予想) 確認できているところでは、5期連続増収中。 今期は、10月14日に第1四半期の決算発表を予定しているようだ。 次に、最近のM&Aのニュースをみてみる。 概要は、「9月29日、近畿地盤の調剤薬局テラ・ヘルスプロモーション(非上場)を完全子会社化すると発表。取得価額は9億9000万円。今5月期業績への影響は精査中。」(株式新聞ニュースより) 会社発表によると、「株式取得資金につきましては、自己資金及び金融機関等からの借入金による調達を予定しております。」とのこと。 次に、借入金をみてみる。 3月9日の会社発表によると、借入金は、平成22年5月時点の「総資産に占める有利子負債の構成比」は47.7%と高水準であったとのこと。 そのため、第3者割当増資を行った。 それで、どうなったのかを確認してみる。 四季報の数字では、総資産153億円、有利子負債66億円。 「総資産に占める有利子負債の構成比」は43.1%に減少している。 仮に、今回のテラ・ヘルスプロモーションの完全子会社化に要する10億円弱の資金を全額借入金で賄うとすれば、「総資産に占める有利子負債の構成比」は49.6%になってしまう。 まあ、成長途上にある会社なので、借入金の多さを過剰に意識する必要はないと思うが、一応は気にしておいたほうが良かろう。 次に、株価と指標をみてみる。 現在値は、114000円 予想PERは、4.32倍 実績PBRは、1.02倍 予想利回りは、2.63% 参考のため、同業のメディカルSN(4350)の株価と指標をみてみる。 現在値は、806円 予想PERは、6.71倍 実績PBRは、1.19倍 予想利回りは、3.1% 次に、関連日記をみてみる。 この日記は、5月26日に書いたものだが、当時のファーマライズの株価は97900円、メディカルSNの株価は767円。 乱暴な比較だが、当時と現在の株価変動率は、ファーマライズがプラス16.4%、メディカルSNが、プラス5.1%。 したがって、当時との比較では、メディカルSNに割安感が出てきているようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/10/02 06:25:56 AM
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