1484384 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゴジラ老人シマクマ君の日々

ゴジラ老人シマクマ君の日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

シマクマ君

シマクマ君

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(1)

読書案内「日本語・教育」

(24)

週刊マンガ便「コミック」

(88)

演劇「ナショナルシアターライブ」でお昼寝

(33)

徘徊日記「日帰りでお出かけ」

(58)

演劇「劇場」でお昼寝

(2)

映画「元町映画館」でお昼寝

(100)

映画「ちょっと遠くの映画館」でお昼寝

(14)

映画「シネリーブル神戸」でお昼寝

(107)

読書案内「映画館で出会った本」

(16)

読書案内「翻訳小説・詩・他」

(47)

読書案内「漱石・鴎外・露伴・龍之介・百閒・その他」

(19)

徘徊日記「垂水・舞子・明石」あたり

(49)

読書案内 「医者や科学者の仕事、まあ科学一般」

(24)

読書案内「現代の作家」

(103)

徘徊日記「お泊りでお出かけ」

(63)

徘徊日記「神戸・元町・三宮」あたり

(84)

読書案内「絵本・児童文学」=チビラ君たちへ

(45)

読書案内「社会・歴史・哲学・思想」

(67)

読書案内 「芸術:音楽・美術・写真・装幀 他」

(30)

読書案内「近・現代詩歌」

(48)

徘徊「港めぐり」

(4)

バカ猫 百態

(21)

読書案内「橋本治・加藤典洋・内田樹・高橋源一郎・他」

(17)

読書案内「水俣・沖縄・アフガニスタン 石牟礼道子・渡辺京二・中村哲 他」

(20)

読書案内「鶴見俊輔・黒川創・岡部伊都子・小田実 べ平連・思想の科学あたり」

(15)

映画「OSミント・ハーバーランド」でお昼寝

(3)

映画「こたつシネマ」でお昼寝

(16)

映画「パルシネマ」でお昼寝

(47)

読書案内「昭和の文学」

(21)

読書案内「BookCoverChallenge」2020・05

(23)

読書案内「くいしんぼう」

(9)

映画「Cinema Kobe」でお昼寝

(6)

週刊マンガ便「ちばてつや・ちばあきお」

(8)

週刊マンガ便「石塚真一・浦沢直樹・ハロルド作石」

(33)

週刊マンガ便「原泰久・鈴ノ木ユウ・野田サトル」

(31)

ベランダだより

(130)

徘徊日記 団地界隈

(108)

徘徊日記 兵庫区・長田区あたり

(24)

徘徊日記 須磨区あたり

(26)

徘徊日記 西区・北区あたり

(8)

徘徊日記 灘区・東灘区あたり

(37)

徘徊日記 美術館・博物館・Etc

(4)

週刊マンガ便「吉田秋生・高野文子・やまだ紫」

(7)

徘徊日記 芦屋・西宮あたり

(7)

読書案内「大江健三郎・井上ひさし・開高健 他」

(12)

読書案内「古井由吉・後藤明生・他 内向の世代あたり」

(3)

読書案内「谷川俊太郎・茨木のり子・大岡信 あたり」

(18)

読書案内「啄木・白秋・晶子 あたり」

(4)

読書案内「丸谷才一・和田誠・池澤夏樹」

(9)

読書案内「吉本隆明・鮎川信夫・黒田三郎・荒地あたり」

(11)

週刊マンガ便 「松本大洋」・「山川直人」

(13)

読書案内「リービ英雄・多和田葉子・カズオイシグロ」国境を越えて

(5)

読書案内「村上春樹・川上未映子」

(10)

映画 パレスチナ・中東の監督

(5)

読書案内「近代詩 賢治・中也・光太郎 あたり」

(7)

映画 韓国の監督 イ・チャンドン ホン・サンス 他

(22)

映画「香港」「中国」「台湾」の監督

(29)

映画 アニメーション

(13)

映画 日本の監督 ア行・カ行・サ行 是枝・黒沢

(44)

映画 日本の監督 タ行・ナ行・ハ行 鄭

(23)

映画 日本の監督 マ行・ヤ行・ラ行・ワ行

(12)

映画 イギリス・アイルランド・アイスランドの監督

(35)

映画 イタリアの監督

(18)

映画 ドイツ・ポーランド他の監督

(14)

映画 ソビエト・ロシアの監督

(6)

映画 アメリカの監督

(76)

震災をめぐって 東北・神戸・原発

(5)

読書案内「旅行・冒険」

(3)

読書案内「本・読書・書評・図書館・古本屋」

(10)

映画 オーストラリア・ニュージーランドの監督

(4)

映画 フランスの監督

(41)

映画 スペイン・ポルトガルの監督

(10)

映画 カナダの監督

(3)

映画 グルジア(ジョージア)の監督

(9)

映画 ウクライナ・リトアニアの監督

(6)

映画 イスラエルの監督

(2)

映画 マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニアの監督

(2)

映画 オランダ・デンマーク・ベルギーの監督

(7)

映画 フィンランド・スウェーデン・ノルウェイの監督

(5)

映画 トルコ・イランの映画監督

(8)

映画 ギリシアの監督

(2)

映画 アルゼンチン・ブラジルの監督

(2)

映画 ハンガリーの監督

(4)

映画 セネガルの監督

(1)

映画 スイス・オーストリアの監督

(3)

読書案内 戯曲 シナリオ 劇作家

(1)

読書案内 ジブリの本とマンガ

(5)

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2020.07.31
XML
マイケル・エングラー「ダウントン・アビー」パルシネマ

            ​​映画.com
 7月のパルシネマの二本立の一本でした。ぼくが知らないだけで、イギリスとかアメリカで放映されている、人気のテレビドラマの映画版で、その方面がお好きな方には有名過ぎる作品だったようです。
​ 「ダウントン・アビー」というのは、ヨークシャーという羊とか豚とかで、(犬もいましたか)でしか知らないイングランドの農業地帯にあるカントリー・ハウスの名前なのですね。
 「田舎貴族」という言い方がありますが、地方領主ですね。王から爵位をもらって、その土地の領主としてそこに屋敷を構えて暮らしている人たちです。その屋敷のことをカントリー・ハウスと呼ぶようです。
 だから、その地域に暮らす人たちには領主であり、領主の屋敷の人たちも偉いわけですが、国全体には王国のヒエラルキーがあるわけですから、カントリー・ハウスに暮らす領主やその一族、使用人たちは、ただの「田舎者」とその家来なわけです。
 映画は田園地帯のカントリー・ハウスを俯瞰的に映し出すところから始まります。イギリス映画の特徴なのかどうか、こういうシーンで始まるパターンが多いように感じますが、ぼくは好きです。今回はとくに広壮な建物と緑の芝生の丘が続く自然の風景が印象的です。
​ 王宮から投函された手紙が、郵便自動車で運ばれ、蒸気機関車に引かれた郵便列車で仕分けされ、オートバイに乗った郵便配達員によってダウントン・アビーに届けられます。
 実は、この投函された一通の手紙の旅路をカメラが追っていく、その、何の解説もない映像が作り出していく世界に、徐々に浸っていく快感で、ぼくはすっかり満足してしまいました。
 おそらく二十世紀初頭の英国です。第一次世界大戦のあとくらいでしょうか。別に、その時代をよく知っているというわけではありません。言葉もファッションもわかりません。
 しかし「映画の世界」の「空気」の作り方というのでしょうか、最近の日本の映画やテレビドラマが、杜撰極まりないと感じる「あれ」です。
 それに、ナショナルシアター・ライブのような「舞台」では作り出せない、映画ならではの「存在感」、いや、「吸引力」のようなものを見事に映し出しているのです。
 物語は、いたってシンプルです。国王夫妻の接待をめぐって「王の家来」と、若い女性当主代理に率いられた「田舎貴族の使用人」との戦いをコメディタッチで描きながら、カントリー・ハウスの相続をめぐって、王妃の随行員である老婦人の口から明かされる若き日の不倫のドラマ、新たな相続権の持ち主である不倫の結果の娘とアイルランド出身の青年とのドライな恋を重ねていきます。
​ 古い時代の空気を堪能させながら、新しい時代の風が「ダウントン・アビー」に吹き込んでいることを鮮やかに描いて幕を閉じる。まあ、見事なものです。

          ​映画.com

​​ ぼくにとっては、ここの所、少しづつ顔見知り(?)になりつつある、上の写真のイメルダ・スタウントンマギー・スミスという贔屓の老女優たちが、このうえなく渋い演技とセリフ回しで映画を引き立てているのも魅力でした。​​
 ゆったりと浸れる、満足できる映画でした。​​

 監督 マイケル・エングラー
 製作 ギャレス・ニーム  ジュリアン・フェロウズ  リズ・トラブリッジ
 製作総指揮 ナイジェル・マーチャント ブライアン・パーシバル
 原作 ジュリアン・フェロウズ
 脚本 ジュリアン・フェロウズ
 撮影 ベン・スミサード
 美術 ドナル・ウッズ
 衣装 アナ・メアリー・スコット・ロビンズ
 編集 マーク・デイ
 音楽 ジョン・ラン
 キャスト
    ヒュー・ボネビル(ロバート・クローリー:グランサム伯爵)
    ジム・カーター(カーソン)
    ミシェル・ドッカリー(レディ・メアリー・タルボット)
    エリザベス・マクガバン(コーラ・クローリー:グランサム伯爵夫人)
    マギー・スミス(バイオレット・クローリー:先代グランサム伯爵未亡人)
    イメルダ・スタウントン(モード・バグショー)
    ペネロープ・ウィルトン(イザベル・マートン)
2019122分・イギリス・アメリカ合作 原題「Downton Abbey
20200724 パルシネマno26

​​
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 映画ブログ 映画日記へ
​​ボタン押してね!​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.07.05 01:38:32
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.