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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2022.02.14
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​​​​​​​​カール・テオドア・ドライヤー「裁かるるジャンヌ」元町映画館​ 先週から「奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション」という特集が元町映画館で始まりました。
 実はカール・テオドア・ドライヤーなんていう監督は名前も作品も知らない人だったのですが、2年前にジャン=リュック・ゴダール「男と女のいる舗道」という、これも、まあ。突拍子もないというか、どう感想を書いていいのかわからない映画だったのですが、その中に古い映画を引用したシーンがあって、それがジャンヌ・ダルクが処刑されるシーンだったのですが、妙に印象に残ってしまったので調べていてドライヤーという人の「裁かるるジャンヌ」という映画の1シーンだと知ったわけです。で、今回の企画に飛びついてやって来たというわけです。 で、今日見たのはお目当てズバリの「裁かるるジャンヌ」でした。画面は白黒で登場人物たちの顔が次々とクローズアップされていきます。足に鎖をつけられているシーンが映って、「ああ、この人がジャンヌやな」と分かります。宗教音楽っぽい、チェロでしょうか、弦楽器の音が響いてきます。大写しの顔の口は動くのですがことばは聞こえてきません。画面の横の字幕にセリフらしき言葉が流れ始めました。
 「ええー?サイレントなのおー?」
 もう、そこから寝ないための努力がたいへんでした。まあ、周りには誰も座っていない一番後ろの端に座っていたので誰かの迷惑は考えなくてもいいわけですが、気持ちよく襲ってくる眠気が半端ではありませんでした。伸びをしたり、お茶を飲んだり、とどつまりは背中がかゆくなって往生しました。
 で、映画ですが、これまた半端ではありませんでした。ジャンヌ・ダルクは、フランス人にとっては、おそらく救国の聖女なのですが、実はオルレアンで捕らえられて魔女に仕立て上げられて火あぶりにされて死んだ人です。そこまでの事実は、昔、歴史で勉強して一応知っていましたが、悪名高い​「魔女裁判」​と、あくまでも信仰を捨てないジャンヌの姿と表情がこの映画の肝でした。
 なんというか、キリスト教に限らなにと思いますが、
ルネ・ファルコネッティ(ジャンヌ・ダルク)という女優さんの演じる​​​​​​​​​​​​原理主義的な信仰者の表情の独特さが見ものというか記憶に残りました。
 哀しいのか嬉しいのか、正気なのか狂気なのか、そのあたりが判然としない、いわゆるエクスタシーというか、陶酔というかの表情なのですが、その表情のあと穏やかな、明らかな悲しみの表情で涙を一筋流すあたりは、果たして演技でできることなのかどうか、まあ、ものすごい映像だと思いました。
 それに加えて、印象的だったのは、これまた、ものすごいとしかいいようのない審問官たちの、なんというか憎たらしい顔が次々と映し出されたことです。
 こちらは演劇的というか、一つ一つの表情が意味ありげで、音としてのセリフが聞こえないこともあって、見ているといろんな想像が湧きあがってきて、オチオチ寝てなんていられない人相の悪い顔、顔、顔なのでした。
 「こいつらはきっと、自分の保身や、権力の都合のために何の罪もない人たちを魔女だとでっち上げたり、免罪符とかで金儲けしてんのに決まってるな。いや、ホンマ、むかつくなあ」
 と、いう感じで、結構、ノリノリで、ジャンヌが焼かれるところまでしっかり見てしまいました。
「神はあなたを神の子だと認めましたか?」とか、答えらるはずもないことを問い詰めて、とどのつまりは「あなたは自分が悪魔の手先であることを認めてここにサインしなさい。」と、確か、文盲だったはずのジャンヌ・ダルクに無理やりサインさせるようなことをするのですが、それに対するジャンヌの表情が、哀しみとも陶酔とも、いや、ホント、すごい映画でした。
 長くなりますが、この作品は1920年の終わりころフランスで、大評判だったそうで、映画の歴史も、ヨーロッパの人間のことも、キリスト教のことも、まあ、よく知らないなあとため息をついてしまいました。
 それにしても、超絶した表情で、終始、圧倒してくれたルネ・ファルコネッティ(ジャンヌ・ダルク)という女優さんには、拍手!拍手!でした。
 なんか、この映画も
​カール・テオドア・ドライヤー​という監督も、20世紀前半のデンマークの人らしいですが、とても有名なんだそうで、まあ、ミーハーで言いますが、一度はご覧になったらいいんじゃないかと、見たもの勝ちで思いました(笑)。ぼくは、チャンスなので今回の企画の残りも見ようかなと思っています。
監督 カール・テオドア・ドライヤー
脚本 カール・テオドア・ドライヤー
撮影 ルドルフ・マテ
編集 カール・テオドア・ドライヤー
歴史考証 ピエール・シャンピオン
伴奏音楽 カロル・モサコフスキ
キャスト
ルネ・ファルコネッティ(ジャンヌ・ダルク)
ピエール・コーション - ウジェーヌ・シルヴァン(ピエール・コーション)
モーリス・シュッツ(ニコラ・ロワズルール)
アントナン・アルトー(ジャン・マシュー)
ジルベール・ダリュー(ジャン・ル・メートル)
1928年・97分・フランス
原題「La passion de Jeanne d'Arc」
日本初公開 1929年10月25日
2022・02・14-no18・元町映画館(no111)
​​​​​​​​​​​​​​​​​​

 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​

 

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最終更新日  2024.03.04 16:11:31
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