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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2023.02.06
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 ​松本大洋「東京ヒゴロ 2」(小学館)​
​ ​​​​​​​​​​​​松本大洋「東京ヒゴロ」(小学館)第2巻です。第9話から第16話まで八つのお話が載っています。
 一応、主人公は、第1巻でそうだったように、元マンガ誌の編集者だった塩澤さんなのですね。塩澤さんが、いったんあきらめたマンガの編集、マンガ雑誌をつくるということに単独でチャレンジしているという本筋が、このマンガの柱としてあることは間違いありません。文鳥君も健在です。​​ちなみに文鳥君は、今回、こんな形で登場しています​​​ おわかりでしょうか。第2巻に挟まれていた文鳥ですね。裏はこんな感じです。​​​
 裏面に書かれているのは、こんなことばです。
​​「そういう
 かんがえかたが
 すきです」​​
​ ​​​​​​で、第2巻なのですが、このマンガの輪郭というか、何を書こうとしているのかということが少し見えてきたように思います。​第2巻​では塩澤さんが担当していた長作さんとか、青木さんとかのマンガ家たちや、彼の代わりに担当編集者にになった林さんとかが、それぞれ、皆さん、生き生きと、というのも何ですが、それぞれのお話の主役として活躍し始めているのです。​​​​​​
​​ たとえば、第2巻の表紙にはリンゴの絵が載っていますね。これは、多分、第12話「8月、草刈君りんごを拾う。」というお話に出てくるリンゴなのです。​​
​​​​​ で、草刈君というのは、長作さんのアシスタントなのですが、風邪をひいている長作さんが、まあ、一人暮らしということもあって、やたらカップ焼きそばばかり食べているのです。で、そのことを心配(?)して、街角の果物屋さんでリンゴを買うのですが、店を出たところで、乱暴な運転の自動車にあおられて、紙袋いっぱいのリンゴを路上にぶちまけてしまうのです。草刈君は、運転手に気遣って「大丈夫です。」とかいうのですが、小雨が降り始めている路上です。そのリンゴなのですね。​​​​​
​​​​​​​​ 転がっているリンゴと、雨の中に立ち尽くしてしまう、見かけはクールなマンガ家志望のアシスタント草刈君、まあ、読んでいただかないとわかるはずがないことなのですが、滲みるんですよねそういうシーン、六十代後半の老人には(笑)。
 ​塩澤さんは、編集者という場所でマンガの世界を生きている人ですが、草刈君はアシスタントという場所でマンガの世界を生きていて、​​​​​「東京ヒゴロ」というこのマンガの主人公の一人であることが、静かに告げられているシーンだと思いましたね。
 松本大洋が描こうとしているの、その世界の住人の一人一人、あるいは、その世界そのものなのでしょうね。これは、そういうマンガなのですね。ああ、第3巻が楽しみですね。​​​​​
​​

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最終更新日  2023.06.11 23:06:59
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