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カテゴリ:映画 アメリカの監督
ダニエルズ「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」109シネマズハット なんか、2023年のアメリカのアカデミー賞で評判の映画のようです。
「そういうことなら、面白かろう!」 そう思って、109シネマズ・ハットに恐る恐る出かけました。春休みで、アカデミー賞ですからね。ところが、あったのかなかったのか知りませんが、もう、ブームは終わっていたようでした。会場の真ん中あたりに何人かいらっしゃいましたが、後ろの数列は誰もいらっしゃらない快適な鑑賞会でした。 で、快適ついでに寝てしまいました。ここ、数年のアカデミー賞作品は大体見ていますが、出だしの10数分で寝たのは初めてです。 マルチ・バース=並行宇宙という発想というか、概念というかには、ボクの老いボケた頭はついていけませんでした。 なんだか、やたら、メンドクセー! 映画の設定について言えば、まあ、その一言で終わりでした。で、物語の推進要素というかが、母と娘の葛藤であるらしいことに気づいて、今度はのけぞりました。父と息子の葛藤は、ヨーロッパ、アメリカのキリスト教社会を描いた作品では、フロイトを持ち出すまでもなく定番ですが、母と娘を主題にするとアジア系の親子を出してくるというのには、何か意図があるのでしょうか。 カンフーとマルチ・バースの取り合わせが評判のようですが、たしかに器用な映像処理は面白い人には面白いのでしょうが、老いボケ老人は、何が起こっているのか付いていく(付いていけてませんが(笑))のに草臥れました。ある意味、とても理に落ちた映像処理というか、理屈っぽいところが若い人には面白いのでしょうね。 まあ、いろんな趣向を凝らしに凝らした割には、案外、ありきたりな結末に、ちょっとウルルとして、それなりに楽しみましたが、なんだか古めかしい印象が残った映画でした。 あれこれたいへんだったエヴリン・ワン役のミシェル・ヨーという女優さんには拍手!でした。いや、ホント、ご苦労様でしたね(笑)。 それにしても、老いボケた自分が、どんな時代に生きているのか、ホント、よくわからない気分の帰り道で、なんだか妖艶な夜桜にもカメラを向ける元気さえ出ませんでした(笑)。 監督 ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート 脚本 ダニエル・クワン ダニエル・シャイナート 撮影 ラーキン・サイプル 美術 ジェイソン・キスバーデイ 衣装 シャーリー・クラタ 編集 ポール・ロジャース 音楽 サン・ラックス キャスト ミシェル・ヨー(エヴリン・ワン) ステファニー・スー(ジョイ・ワン ジョブ・トゥパキ) キー・ホイ・クァン(ウェイモンド・ワン) ジェニー・スレイト(ビッグ・ノーズ) ハリー・シャム・Jr.(チャド) ジェームズ・ホン(ゴンゴン) ジェイミー・リー・カーティス(ディアドラ・ボーベアドラ) タリー・メデル(ベッキー・スリガー) 2022年・139分・G・アメリカ 原題「Everything Everywhere All at Once」 2023・03・27-no045・109シネマズハットno25 追記2023・03・30 映画館の入り口でお土産にもらった絵葉書です。 帰ってきて、見直していますが、やっぱり、やたらめんどくさいですね(笑)。 追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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