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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.03.05
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​タル・ベーラ「ヴェルクマイスター・ハーモニー」シネリーブル神戸​
 439分「サタン・タンゴ」を見た喜びと、映画には圧倒された記憶だけ残っているタル・ベーラ監督「ヴェルクマイスター・ハーモニー」146分を見ました。
 スクリーンに映っている人が、なにをしてるのか、よくわからないにもかかわらず、確かに、そこにいるという実感のようなものがわらわらと湧いてきて、ドキドキするという感じのシーンに出逢いたくて、こりもせず、待っていました(笑)。
 開始早々、こいつは何者なのだという思わせる、ヤーノシュ(ラルス・ルドルフ)という名の、上のチラシの暗い顔の青年が、店主が閉店を宣言して、酒瓶を片付け始めた酒場で不思議な「宇宙論」を展開したあげく、そこにいた飲んだくれたちを捲込んで踊り始めます。いきなり、
​​ポカーンでした。​​
​​​​​ で、その青年音楽家エステル(ペーター・フィッツ​​​​の家にやって来て、ロッキング・チェアで本を抱えたまま居眠りをしていたエステルを着替えさせ、ベッドに寝かしつけて、また出かけます。チラシによれば、郵便屋さんらしいのですが、最後までわかりませんでした(笑)
 で、が出かけたのは、広場にやって来たクジラを見るためのようです。青年クジラをしげしげと見ている長いシーンで、危うく寝込んでしまいそうになりましたが、何とか頑張って、目を凝らしてみていると、暗い道を歩き始めます。​​​​​​​​

 ちょっと、ついでですが、ヴェルクマイスターは実在の音楽家です。バッハ対位法で有名ですが、その理論の先駆者だったと思います。この映画では、題名にも使われていて、登場人物の音楽家エステルが、その曲を批判しています。対位法宇宙の調和の比喩だと受け取るならと、考えると、青年の宇宙論といい、理論批判といい、
​映画がなにかを暗示してる​​
​ 気がしました。まあ、当てずっぽうですが(笑)
​ で、その次に聞こえてくるのが、ボクでも知っているラデッキー行進曲でした。今ではニューイヤー・コンサートとかの定番で、ヨハン・シュトラウスの華やかな名曲ですが、元を糺せば、曲名が将軍の名であることでわかりますが、オーストリア・ハンガリー帝国軍隊音楽です。この映画では、この曲が、かなり執拗にスクリーンに鳴り響いた後に、暴動だったと思います。​
 で、見終えて、浮かんでくるのは青年が歩く姿青年と老音楽家が連れ立って歩く姿、暴徒と化した群衆が一斉に歩く姿、群衆の乱暴狼藉が、何故か、病院のような施設を襲い、とどのつまり、暴徒が乱入していった部屋のバスタブに、呆然と、静止画像のように、立っている裸の老人の姿です。
 いったい何が起こっているのかわからないのですが、街が騒然となる直前、響き渡ったラデッキー行進曲が耳から離れませんね。
​ 最後のシーンでは、戦車によって鎮圧されたらしい街の病院の一室に入院しているらしい主人公の青年と見舞いに来たらしい音楽家が並んでベッドに座っているシーンに、曲名はわかりませんが、静かな演奏の、多分ピアノだったと思いますが、
​​音楽が流れてきた哀しさ​​
 には、いわくいいがたいものがありましたね。
​ 結局、またしても、わけがわかりませんでしたが、拍手!でした(笑)。まあ、それにしても、登場人物たちの、場面、場面での表情というか、存在感というのは、やはりすごいかったですね。納得!でした(笑)​

 帰り道、駅前の信号で、偶然、元町映画館で働いているお友達を見つけて声をかけました。
「ずーっと歩いているシーンばっかりやった。」
​「何いってるんですか、タル・ベーラは、それが見たくて見に行くんでしょ。」​​​

​​​「​ナッ、​ナルホド!」​​​
​​「ああ、それは、そうと、極北のナヌーク、水曜ラストです。サイレントですが、すごくいいですよ。是非!」​​
「あっ、わかった、うん、行くつもりやねん。じゃあね。」

監督 タル・ベーラ
共同監督 フラニツキー・アーグネシュ
原作 クラスナホルカイ・ラースロー
脚本 タル・ベーラ  クラスナホルカイ・ラースロー
撮影 メドビジ・ガーボル
編集 フラニツキー・アーグネシュ
音楽 ビーグ・ミハーイ
キャスト
ラルス・ルドルフ
ペーター・フィッツ
ハンナ・シグラ
デルジ・ヤーノシュ
2000年・146分・ハンガリー・ドイツ・フランス合作
原題「Werckmeister Harmonies」
2024・03・04・no036・シネリーブル神戸no235

 追記

 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​

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最終更新日  2024.03.08 01:25:51
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