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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.03.20
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​アンドレイ・タルコフスキー「ノスタルジア」元町映画館​
 2024年3月のはじめ​​​​から、神戸の元町映画館でやっていたタルコフスキー「ノスタルジア」ですが、上映時間が繰り上がったので、普段は映画館には近づかないことにしている日曜ですがやって来ました。​​​​
​​​​​​​ タルコフスキーといえば、今からほぼ50年前、20代だった映画好きの大学生たちが見たの見てないのと騒いだ「惑星ソラリス」という作品が浮かんできて、果たして、見たのか、見なかったのか、判然としないのですが、ちょうど、ゴルバチョフが登場する直前のソビエト連邦から亡命し、パリで命を絶った(本当は病死)と思い込んでいたことだけははっきり記憶しているのですが、見たはずの映画の記憶は全くないという、まあ、ボクにとっては
​思い込みの中にだけ存在する​​
​ ような監督です。​​​​​​​
​ で、そのあやふやな記憶の中にあるタルコフスキーの実像を確かめたいというのが今回の目論見でしたが、まあ、ものの見事に失敗したようです(笑)。​
​​​ 今、見終えて残っているのは、世界の破滅を訴えて、自らガソリンをかぶり、焼身自殺を遂げた老人の姿と、その老人との世界を救済する約束を守ろうと蝋燭の炎を風から守りながら、干上がった温泉の池を渡りきるや、気絶して、おそらく故郷の不思議な光景に横たわる主人公の夢のような映像だけです。​​​
​​​ 唐突ですが(笑)、太宰治という作家に「走れメロス」という、誰でもご存知の作品があります。もう20年以上も前のことですが、ある中学生が
​「メロスは男の中の男だ!」​
​ と感想文を書いたのを読んでおどろいたことを思い出しました。​​​
​​​​ この映画の主人公詩人アンドレイ・ゴルチャコフは、いや、この映画の監督タルコフスキーは、映画という蝋燭の小さな炎を消さずに、向こう岸に届けることで世界が救済できると、実は、本当に信じていたのではないでしょうか。​​​​
​​​​​​ タルコフスキーは映画の中に真実の炎をともし続けるという、いわば、映画との約束を守るために向こう岸に渡り、振り向けば、すでに向こう岸になった過去がノスタルジーの夢の中に消え去っていくというシーンを描くことで、
​映画の中の映画!​​
 ​を残せると本気で考えたのかもしれないという、まあ、老人の妄想に違いない思い込みが、メロスの話を思い出させたのでした(笑)。
​ なんだかわけのわからないことを書き連ねていますが、音楽といい、映像といい、あふれかえるイメージの氾濫とでもいうスクリーンに翻弄された2時間でした。拍手!
 とても、ボクの理解力ではついていけなかったのが率直な感想ですが、信じているもののために追い詰められていく切迫感と、失われていくものに対する、えもいわれぬ哀しみだけは受け取った気がします。​

​​​​​ この作品を完成させたタルコフスキーは、そのまま祖国を捨て、「サクリファイス」という意味深な題名の作品を残して世を去ったわけですが、わかろうがわかるまいが(笑)「サクリファイス」を見てみたいというのが、この作品「ノスタルジア」を見終えての、今の、もう一つの感想ですが、さて、いつになることでしょうね(笑)。
​監督 アンドレイ・タルコフスキー

製作 レンツォ・ロッセリーニ マノロ・ボロニーニ
脚本 アンドレイ・タルコフスキー トニーノ・グエッラ
撮影 ジュゼッペ・ランチ
美術 アンドレア・クリザンティ
衣装 リーナ・ネルリ・タビアーニ
編集 エルミニア・マラーニ アメデオ・サルファ
音楽 ルードビヒ・バン・ベートーベン ジュゼッペ・ベルディ
キャスト
オレーグ・ヤンコフスキー(アンドレイ・ゴルチャコフ)
エルランド・ヨセフソン(ドメニコ)
ドミツィアーナ・ジョルダーノ(エウジェニア)
パトリツィア・テレーノ(ゴルチャコフの妻)
ラウラ・デ・マルキ(髪にタオルを巻いた女)
デリア・ボッカルド(ドメニコの妻)
ミレナ・ブコティッチ(清掃婦)
1983年・126分・G・イタリア・ソ連合作
原題「Nostalgia」
2024・03・10・no040・元町映画館no230
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 追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​


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最終更新日  2024.03.21 20:48:16
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